昨日はおいしいと思って楽しんだワインが、一晩経って飲み残しを口にしたら「こんな味だったっけ?」と思ったことはありませんか?
ワインは、ちょっとしたことで味や香りが変わってしまうデリケートなもの。
おいしく飲み干せるように、おすすめの保存方法や便利グッズについてご紹介します。
飲みかけのワインを正しく保存する理由とは?
一度開封したワインは酸素に触れることで、ワインが酸化を起こして、風味を変えてしまいます。 このような味の変化を防ぐには、ワインをできる限り酸素に触れさせないようにしなければなりません。
飲みかけのワインは冷蔵庫に保存しよう!
まず、誰でもすぐにできる対策方法として、開封後はすぐ冷蔵庫に入れることです。高級なワインを長期保存するのには適していませんが、手頃な価格のワインを数日間で飲むのであれば、味に多少の変化があっても、問題なく飲むことができます。
また、一部の赤ワインは飲む前に常温に戻しておくといいでしょう。一度冷蔵庫で保存し、常温に戻したワインはできるだけ飲み干すことをおすすめします。なぜなら、空気などの気体が低温になるほど液体に溶け込みやすく、酸素の量が増えてしまい、ワインの味に影響が出てしまう恐れがあるからです。
■ワインの保存方法
開封したワインを保管する際のポイントは、横に寝かせず縦にした状態で冷蔵庫に入れること。横に寝かせてしまうと、空気に触れる面積が大きくなってしまいます。空気に触れる部分が増えれば、その分、ワインの劣化も早くなります。
空気に触れる面積を小さくするためにも、ボトルは立てて保存しましょう。
■ワインの保存期間
ワインの保存期間は、実ははっきりと決まっておらず、栓を開けてから2~3日、1週間経っても飲めることがあります。
ワインの味は人によって飲み頃が異なり、品質の良いワインは数十年たっても飲み頃が続くため、賞味期限の記載がありません。
ただし、一度開けてしまったワインは、どんなに保存状態が良くても空気に触れてしまっているので、早めに飲むことを心がけましょう。ワインを楽しむなら、開けてからの鮮度が重要です。
飲みかけのワインを保存できる便利グッズを紹介
飲み残したワインの鮮度を落とさないコツは、酸化速度を遅らせることです。空気に触れさせずに保存するようにしましょう。
保存状態や種類によりますが、一度開封したワインは白ワインで1~3日、赤ワインで3~5日を超えると味が劣化します。
おいしい期間中に飲み切れればよいのですが、難しい場合は、専用の保存グッズを使ったり、保存方法を変えてみる手があります。
■栓をしてワインを保存する
スクリューキャップのワインであれば、そのまま蓋をすることができます。でもコルクの場合は、抜いたコルクを再度瓶口に入れることは難しいもの。ワインストッパーを用意しておきましょう。注ぐことも考慮された設計になっていたり、見た目もおしゃれなものがたくさんありますよ。
ワインストッパー
・カクタス ワインストッパー
・コーギー ボトルストッパー
ストッパー兼ポワラー
・ワインストッパー&ポワラー(レッド)
シャンパンなどスパークリングワインの場合、炭酸が抜けないための処置も必要です。炭酸の感触も残したいなら、発砲タイプのワイン専用の『シャンパンストッパー』がおすすめです。
シャンパンストッパーはカチッと音が鳴るまでボトルの口にしっかりかぶせるだけなので、手軽に使えて便利です。
シャンパン用ストッパー
・エアープレス シャンパンストッパー
・バキュバン製 シャンパンセーバー
■空気に触れずにワインを保存できるグッズ
ワインボトルに入れたままで保存できるグッズを活用すると、手軽にワインボトル内の空気を抜けます。
主に以下のグッズが役に立ちます。
・ワインストッパーと真空ポンプ
・コラヴァン
ワインストッパーと真空ポンプはセットで使います。ワインストッパーをワインボトルの口に差し込み、真空ポンプをかぶせて空気を抜くだけです。
段々とポンプが持ち上がらなくなれば、順調に空気が抜けている証拠です。真空ポンプで空気を抜くときは、ワインボトルと真空ポンプの両方をしっかりと持ち、ボトルを倒さないよう注意してください。
真空にできるストッパー
・DENSO デンソー ワインセーバー シルバー (スティルワインのみ)
※必ずスティルワインのみに使用すること。スパークリングワインに使用すると危険です。スパークリングワインには、スパークリングワイン用のストッパーのみを使用してください
コラヴァンはコルクにニードル(針)を差し込むことで、コルクを抜かずにワインを注ぐことができます。ワインを注ぐと同時に純度99.0%の窒素ガスがボトルの中に注入され、ニードルを抜いた後もコルクが穴を自然に封止するため、酸化を防ぎ、ワインの味を保てます。
コラヴァン
・CRV1001コラヴァン モデル2【正規品 保証つき】
■ワインを移し替えて保存
ワインストッパーと真空ポンプ、コルヴァンをうまく使えそうにない方は、小瓶に移し替える方法を試してみてください。
瓶の中にある空気の量を減らせられれば、酸化の速度を遅らせることができます。
飲み残したワインの量がギリギリ入る程度の瓶に移し替えて、早めに飲み切るようにしてください。
まとめ
飲み残したワインは、適切な保存処置をしなければ、時間の経過とともに味が劣化してしまいます。きちんと蓋をしたつもりでも、ボトル内に入った酸素の影響でワインの香りや味が変わっていくのです。
開栓後はなるべく早く飲んで、酸化して味が変わる前に極力飲み切るようにしたいですね。
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