【ワイン×カレー】ってあり!?有名フレンチ考案レシピで検証してみた!

“ワインにカレーが合う!?さすがに難しいような気がするんですけど…”と思った方は多いはず。しかし、あの有名店のシェフがワインに合うカレーを考案したという情報を入手。自宅でも手軽に作れるレシピになっているそうですが、正直疑わしい…。「本当にワインに合うカレーがあるのなら、作ってみよう!」ということで、実際にそのレシピでカレーを作り、さらにワインと合うのか検証してみました。禁断のペアリングとも言われる「ワイン×カレー」。一体、どうなるのか…ぜひチェックしてみてください!

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俺のフレンチ考案ワインに合うカレー3種とワインが並んだ食卓

ワインとカレーが合わない理由って何だろう?

今回、「ワイン×カレー」の検証に協力してもらったのはワインをこよなく愛しているというワイン愛好家の藤田枝里香さんと西荻窪にある料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰する料理研究家の尾田衣子さん。

お二人は、カレーとワインのペアリングについてどんな印象を持っているのでしょうか?

ワインとカレーの検証に挑む料理研究家尾田衣子さんとワイン愛好家藤田さん

―――ワイン愛好家 藤田さん(以下藤田)
「カレーはスパイシーさが魅力の食べ物ですよね。赤ワインの渋みがカレーのスパイシーさを消してしまうような気がします。自宅でカレーとワインを合わせることはあまりないですし、そもそもカレー自体にワイン…という発想もそこまでないですね。」

―――料理研究家 尾田さん(以下尾田)
「私はカレーの辛さを流したいので、やっぱりビールや泡系の飲み物を選んでしまいます。口の中が辛い状態で飲み物を飲むと、その味が消えてしまいますよね。ワインは香りを楽しむお酒なのに、カレーの辛さによってワインの香りが消されてしまうのではないでしょうか。ただ、赤ワインにはスパイシーなものもあるので、そのスパイシーな感じが合うかも…。いや、未知ですね。」

普段のカレーをワインに合わせる…というよりは、ワインに合うようなカレーでないと厳しいかもしれません。

そうなると、“ワインに合うカレー”がどんなものなのか、ますます気になってきます…。

ワインに合うカレーを作ってみた!有名フレンチ考案レシピ

有名店のシェフが考案した“ワインに合うカレー”は、「red wine curry」と「beans curry」、「white curry」の3種類。

今回、尾田さんには全てのカレーを作ってもらったのですが、その中でも特に手軽に作ることができそうな「red wine curry」の作り方を見せてもらいました。

■「red wine curry」を実際に作ってみた!

俺のフレンチ考案ワインに合う「red wine curry」と[イエローテイル]カベルネ・ソーヴィニヨンのワインボトル

材料&レシピ

材料(2人前)

牛すじや牛肉切り落とし 250g
[イエローテイル]カベルネ・ソーヴィニヨン 200cc
玉ねぎ 1/2個
人参 1/3本
セロリ(茎) 1/2本
ニンニク 2かけ
りんご 1/3個
タイム 1枝
ローリエ 1枚
ナツメグ(粉末) 少々
カレーパウダー 4.5g
サラダ油 大さじ3
塩 小さじ1 
コショウ 少々
コーンスターチ(片栗粉でも可) 大さじ1/2を同量の水に溶く
※タイム、ローリエが無い場合はセロリの葉でも可

俺のフレンチ考案ワインに合う「red wine curry」を作る料理研究家 尾田衣子さんと藤田さん

作り方

① 鍋に油を入れ肉を焼き色がつくまで炒める。

② ①に大きめに切った玉ねぎ・人参・みじん切りしたセロリ・ニンニクを加え、そこにタイム、ローリエ、ナツメグなどのスパイスとカレーパウダーを入れ、香りを引き立たせます。

③ ②に赤ワインと1センチ角に切ったリンゴを入れ、沸騰してから弱火にしてふたをし、肉が柔らかくなるまで煮ておきます。

④ ③に水で溶かしたコーンスターチ(片栗粉でも可)でとろみをつけ、塩コショウで味を調えて完成。

俺のフレンチ考案ワインに合う「red wine curry」を作る途中のお鍋の中

「red wine curry」は、牛すじや牛肉切り落とし、玉ねぎ、ニンジン、セロリなどを使用したシンプルなカレー。

これといって変わったところはないようですが、じつはワインに合うコツが組み込まれたユニークなレシピとなっていたようです。

Point!!《カレーパウダーを使う!》

俺のフレンチ考案ワインに合うカレーに使用したカレーパウダーのボトル

―――尾田
「カレーパウダーには様々なスパイスが入っていて、本格的な味わいを1本で出すことができます。とくに今回使用しているカレーパウダーは粗挽きなので、加熱することによってジンジャーやオニオン、フェンネルなどさまざまなスパイスの香味がじっくりわいてきます。

カレーパウダーを入れたら、しっかりと炒めてあげてください。香りがぐっと増しますよ。

さらに、ワインもたっぷり入ることによりアルコールの効果でカレーパウダーの香味がさらに引き出され、カレーの中にスパイスの香りやうまみが溶け出し、一層ワインに合いやすくなります。

カレーパウダーというとハードルが高そうなイメージですが、少量でカレーの風味も楽しめますし、ルーのようにたくさん使う必要がないので経済的でもあるんです。」

今回使用したのは、「マスコット 粗挽きカレー 30g(参考小売価格:税抜440円)」です。詳しくはこちら(外部サイトにリンクします)
https://shop.mascot.jp/shopdetail/002010000008/

Point!!《ワインを使う!》

俺のフレンチ考案ワインに合うカレーのポイントであるワインをお鍋に入れるところ

―――尾田
カレーにワインを使うと、うまみが出る、アルコールでお肉が柔らかくなるなど、いろいろなメリットがあります。また、調理で使用したワインを合わせればより親和性が高まりますよね。ちょっともったいないな…と迷わず、思い切って使ってみましょう。」

そのほか、野菜は先に炒めておくことで煮くずれしにくくなったり、フルーツを入れることで上品な辛みが出たり、ローリエは軽く手で切れ込みを入れることで香りが出やすくなるなど、カレーを美味しく作るコツも教えていただきました。

お皿に盛り付けた、俺のフレンチ考案ワインに合う「red wine curry」

盛りつけはご飯を中央に添え、それを囲むようにカレーを配置。“いつもの家カレー”というより、見た目は明らかに本格的です。見ているだけでワインが飲みたくなってきませんか?

―――尾田
「牛すじを使っているので、時間がなければ圧力鍋を使用しても大丈夫です。もちろん、カレー用の牛すね肉など牛肉であれば何でも合うと思いますよ。ちなみに、水を入れずに赤ワイン100%で作るので水分がなくならないように注ぎ足しながら作ってください。」

■「beans curry」を実際に作ってみた!

「red wine curry」だけでなく、「beans curry」と「white curry」も材料さえ揃えれば手軽に自宅で作ることができます。

3種に共通しているのは、「カレーパウダー」と「ワイン」を使うところ。この2点が、“ワインに合うカレー”を作る上でのポイントになってきそうですね。こちらのカレーも、ぜひ自宅で挑戦してみてください。

お皿に盛り付けた、俺のフレンチ考案ワインに合う「beans curry」

材料&レシピ

材料(2人前)

生ベーコン 200g
チョリソー(なければ粗挽きウインナーでも可) 100g
[イエローテイル]シラーズ 80cc
玉ねぎ 1/2個
人参 1/3本
ゆでた白いんげん豆 200g
セロリ(茎)1/2本
ニンニク 2かけ
カレーパウダー4.5g
サラダ油 大さじ3
チキンブイヨンスープ 500cc
塩コショウ 適量

俺のフレンチ考案ワインに合う「beans curry」調理中のお鍋

作り方

① 玉ねぎ・人参・セロリ ・ニンニクを全てみじん切りに切っておきます。

② 生ベーコン、チョリソーを1センチ角に切ります。

③ 鍋に油を入れ、中火で①と②を炒めます。

④ ③に塩コショウ、カレーパウダーを入れ、炒めます。

⑤ ④に赤ワインを入れ、一度沸騰させ、最後に白いんげん豆とチキンブイヨンスープを加え、弱火にしてふたをし、煮込みます。最後に塩コショウで味を調えて完成。

お皿に盛り付けた俺のフレンチ考案ワインに合う「beans curry」と[イエローテイル]シラーズのワインボトル

―――尾田
「豆は水煮の缶詰などを使えば時短になりますし、手軽に美味しく仕上がるのでオススメです。また、レシピにはチョリソーと生ベーコンと書いてあるのですが、燻製ベーコンの塊を使ってもいいですし、お子さまに食べさせるのであれば辛くない普通のソーセージでも代用可能です。ご飯だけでなく、バケットに乗せたりパスタにあえたり、

リゾットっぽくしても美味しくアレンジできる、“おかず”的なカレーになっていると思います。」

■「white curry」を実際に作ってみた!

お皿に盛り付けた、俺のフレンチ考案ワインに合う「white curry」

材料&レシピ

材料(2人前)

鶏もも肉 300g
[イエローテイル]シャルドネ 100cc
玉ねぎ 1/2個
人参 1/3本
じゃがいも(中) 2個
セロリ(茎) 1/2本
ニンニク 2かけ
生姜 1かけ
タイム 1枝
ローリエ 1枚
カレーパウダー 4.5g
チキンブイヨンスープ 400cc
生クリーム 200cc
塩 小さじ1
コーンスターチ(片栗粉でも可) 大さじ1/2を同量の水に溶く
※タイム、ローリエが無い場合はセロリの葉でも可

作り方

① 一口大に切った鶏もも肉を鍋に入れ、白ワインを注ぎ、アルコールを飛ばす為に一度沸かします。

② チキンブイヨンスープを加え、塩、大きめに切った玉ねぎ・人参・じゃがいも、千切りにしたセロリ・ニンニク・生姜、カレーパウダーを加え、再び沸かしたら灰汁(あく)を取り、弱火にしてふたをし、煮込みます。

③ カレーにとろみをつけるため、水で溶かしたコーンスターチ(片栗粉でも可)と生クリームを入れ、塩コショウを調えて完成

俺のフレンチ考案ワインに合う「white curry」と[イエローテイル]シャルドネのワインボトル

―――尾田
「一見シチューのようにも見えますが、カレーのスパイスが残っているので風味をしっかり楽しめます。とはいえ、クリーミーになっている分、辛みが抑えられているので辛いのが苦手な方でも食べやすいと思いますよ。さらにセロリや生姜、ニンニクを千切りにして入れることで食感も楽しめるところがおもしろいですね。」

■「red wine curry」レシピ動画

「red wine curry」・「beans curry」・「white curry」はご紹介した通り、手に入れにくい材料もなく、手順も簡単です。ぜひご家庭で挑戦してください。

「red wine curry」については、こちらのレシピ動画で作り方をご覧いただけます。

検証!ワインとカレーは合うのか?・・・結論

■ワインとカレーは合うのか?検証開始!

俺のフレンチ考案ワインに合うカレー3種を前にする料理研究家 尾田衣子さんと藤田さん

ワインに合うカレー3種類が揃いました。見た目にもユニークなカレーですが、問題はワインに合うか否か…。今回、それぞれのカレーに合わせてオーストラリア産[イエローテイル]の「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「シラーズ」、「シャルドネ」を用意。

早速、藤田さんと尾田さんに検証してもらいました。

・「red wine curry」×[イエローテイル]カベルネ・ソーヴィニヨン

テーブルセッティングした俺のフレンチ考案ワインに合う「red wine curry」と[イエローテイル]カベルネ・ソーヴィニヨンのワインボトル・ワイングラス

―――藤田
「同じワインをたっぷりと使っているので完璧に合いますよね。ワインが脂っぽさをさらっと流してくれますし、オーストラリア産のワインらしいミントの風味が口の中を爽やかにしてくれます。渋みが強過ぎず、果実味主体の甘さを感じるパワフルなワインといったところもポイントかもしれません。カレーのスパイス感をしっかりと感じられるので、複雑なワインよりこういったわかりやすいワインの方が合うと思います。王道のペアリングになっていると思います。」

―――尾田
「カレールーではなく、様々なスパイスが入っているカレーパウダーで作ったところがポイントのカレーですね。牛肉の脂が出てくるところを、赤ワインがスッキリさせてくれるので美味しいです。合わせるのであれば軽めのワインより、このようにしっかりした赤ワインがいいと思います。」

・「beans curry」×[イエローテイル]シラーズ

テーブルセッティングした俺のフレンチ考案ワインに合う「beans curry」と[イエローテイル]シラーズのワインボトル・ワイングラス

―――藤田
「少し甘みのあるシラーズなので、チョリソーのスパイシーさをうまく包み込んでくれる感じです。互いに喧嘩せず、違和感は全く感じません。ビールでもいいかな…と思ったのですが、一気に食べるようなカレーではなく、少しずつ味わいながら食べるような感じなのでワインの方がよさそうです。サラサラしているので食べ続けられますね、美味しい!」

俺のフレンチ考案ワインに合う「beans curry」と[イエローテイル]シラーズの相性を検証する料理研究家の尾田衣子さんと藤田さん

―――尾田
「カレーを食べた後に赤ワインだと口の中に苦みが残るかな…と思ったんですが、全く苦みが残りません。なんというか、ワインがより甘く感じられますね。カレーというか、“カレー風味のおつまみ”といった感じ…。バケットの上に乗せて出してもいいし、ニョッキ、リゾットなどいろいろアレンジして楽しめそうです。」

・「white curry」×[イエローテイル]シャルドネ

―――藤田
「美味しいです!カレー自体が辛くないのでスパイスの旨味がしっかりと感じられ、シャルドネの酸とよく合います。口の中が爽やかになりますね、おもしろい組み合せです!クリームシチュー系のもったりした感じではないので、そういった部分もペアリングのポイントかもしれません。」

―――尾田
「ショウガの爽やかとワインの爽やかさがマッチしています。サワークリームのような爽やかさでしょうか…。ソースがクリーム系なのでカレーだけだと飽きてしまうところを、シャルドネを飲むと口の中が爽やかになるで食べ続けられるところもいいですね。」

■結論・・・ワインにカレーは合う!!

カレーとワインは合うという結論を出した料理研究家の尾田衣子さんと藤田さん

疑いの気持ちで今回の検証を始めた我々でしたが、結果は満場一致で「ワインとカレーは合う!」という結論に至りました。

3種類のカレーとも、ワインとの相性は抜群。お二人の話の中で、「white curry」は、お子さまと一緒でも楽しめる、「beans curry」はゆっくりとおつまみとして、「red wine curry」はパーティーなどで…という提案もありました。

カレーに合わせてワインも変える、という楽しみ方もおもしろそうですね。

コツは、ワインにカレーを合わせる際はカレーパウダーを使用することや、スパイスやハーブを取り入れること。さらにワインをカレーにたっぷり使う…というところも重要なポイントになりそうです。

・尾田 衣子(おだ きぬこ)

カレーとワインは合うのかという検証をしてくださった料理研究家の尾田衣子さん

料理研究家
オリーブオイルソムリエ(日本オリーブオイル協会認定)
健康管理士一般指導員
食育インストラクターPrimary

ル・コルドンブルー東京校に入学。料理ディプロムを取得。その後、イタリア・フィレツェに渡り、家庭料理を学ぶ。現在、フランス・イタリア家庭料理ベースの簡単にできるおもてなし料理、食育を取り入れたヘルスケア料理を中心に杉並区(西荻窪)にて料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰。また、外部講師を始めTV出演、雑誌・企業へのレシピ提供なども行う。著書に『柑橘料理の本』(オーバーラップ)、『薬味食堂』(朝日新聞出版)、『あまったパンで魔法のレシピ』(世界文化社)等。

レシピを考案した有名フレンチシェフとは?

俺のフレンチ考案[イエローテイル]に合う本格カレーのイメージ

今回、カレーに合うワインのレシピを考案してくれたのは何とあの「俺のフレンチ TOKYO」の料理長 ニコラ・シュヴロリエさん。

二コラさんは、日本らしいカレーも大好き!とのことですが、今回はワインに合うように工夫を重ねて頂きました。身近な材料、シンプルな調理工程で自宅でも簡単に作れるうれしいレシピです。

ぜひ、みなさんもお家で作って、ワインとのペアリングを楽しんでください。

俺のフレンチ 東京
https://www.oreno.co.jp/restaurant/french_tokyo 

今回使用したワインの購入はこちら

俺のフレンチ考案ワインに合うカレー3種と[イエローテイル]のワインボトル3種

今回使用したワインは、[イエローテイル]。世界中で愛飲されているNo.1オーストラリアワイン(※)です。ワインの知識や飲み方のルールは一切不要。自由に、気軽に楽しめる。ワラビーのラベルが目印です。
(※2018年日本市場における豪州産ワインブランド別販売数量 出典:食品産業新聞社調べ)

[イエローテイル]のブランドサイトはこちら
http://www.sapporobeer.jp/wine/yellowtail/

ご紹介したワインを含む、[イエローテイル]の購入はこちらから(外部サイトにリンクします)

amazon

Rakuten

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まとめ

カレーとワインは合わせることが難しいという常識をくつがえすことに成功した今回の検証。カレーパウダーを使ったカレーが本当に美味しかったです。自宅でも手軽に作ることができるので、ぜひ皆さんも試してみてはいかがでしょうか?ワインと合わせることもお忘れなく!

 

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

 

 

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