CULTURE

ワインをおいしく飲むならワインクーラー

自宅でワインを嗜む場合、ワインクーラーの代わりに冷蔵庫を使用している人もいることでしょう。

もちろん冷蔵庫でも十分に冷やすことはできますが、ワインを美味しくいただきたいなら、ワインクーラーの使用をおすすめします。

その理由の他、そもそもワインクーラーとは何なのか、美味しいワインとの関係も含め確認してみましょう!

そもそもワインクーラーとは

そもそもワインクーラーとは

ワインクーラーとはワインを冷やす容器のこと。シャンパンクーラー、ボトルクーラーともいわれます。

ワインには味わいや種類によって、おいしく飲む適温が異なります。ワインクーラーは提供前にベストな温度にワインを調整できるアイテムなのです。

家庭用としては水桶のような、ワインがちょうど1本入るタイプのワインクーラーが多いです。しかし、パーティー用に5~6本など複数一気に冷やせるタイプもあるので、ニーズに合わせて使い分けることもできます。

さらにワインクーラーは、冷蔵庫よりも短時間で冷やせるので、ワインを手早く美味しくいただきたいときに便利です。

冷蔵庫のように電気を必要としないので、テーブルの上で冷やせますし、アウトドアでも利用できます。まさにワインを冷やすのに特化した専用のアイテムだといえますね。

ワインクーラーを使うメリット

そもそもワインクーラーとは

短時間で冷やせる、外でも使えるメリットのあるワインクーラーですが、宅飲みなら冷蔵庫でも十分そうな気がしますよね。それでもワインクーラーがおすすめである理由は、ワインを美味しく飲める温度にもっていきやすいというところにあります。

そもそも、ワインは種類によって適温が違います。
まず、もっとも温度が高いのがフルボディの赤ワイン。赤ワインの適温は16~18度、室温が20度前後であればワインクーラーなら5分間弱冷やしたときの温度になります。

夏場など季節によってはワインクーラーなどを使わないと適温にはなりませんが、極端に暑い時期でなければ適温自体室温に近いので、フルボディの赤ワインであれば、冷やさずそのままいただいても大丈夫でしょう。

しかし、白ワインやロゼの場合は適温がグッと低くなります。

白ワインの適温は甘口なら5~8度、辛口なら7~14度がワインの美味しさを引きだす温度です。
ロゼは、甘口なら5度以上、辛口なら7~9度が目安になります。

ワインクーラーであれば甘口は15分ほど、辛口は 10分ほど冷やすのが目安。好みに合わせてクーラーにワインをつける時間を短くしたり長くしたりすることによって温度が調整できるのでとても便利。いつでもワインの種類や好みに適した温度でいただくことができます。

冷蔵庫だとそもそも時間がかかるうえに、中の温度がわかりにくいのが難点。なので、理想的なのはワインクーラーで冷やすことだと言えるでしょう。

ワインクーラーの種類

ワインクーラーの種類

もっとも一般的なワインクーラーの種類は氷と水を入れるタイプです。

ステンレスやホーロー、ガラス、木などさまざまな材質のものがあり、雰囲気に合わせたチョイスができます。パーティーやおもてなしでも活躍するのがこのタイプ。

他にも、テラコッタという素焼きの焼き物を使った氷のいらない自動冷却タイプのものや、携帯に便利な保冷剤付きの包んで冷やすタイプのものもあります。

やはりさまざまなワインを楽しみたいなら氷と水を使うタイプがメジャーですが、テラコッタのワインクーラーならスタイリッシュさ、包んで冷やすタイプなら携帯できる便利さがあるので、用途によって使い分けてみるのも良いですね。

ワインクーラーの選び方

ワインクーラーは、ひとつ持っておくと便利なアイテムです。ワインをボトルごと冷やして、冷たさをキープしてくれるので、氷さえ用意すればアウトドアやガーデンパーティーなど、冷蔵庫のない場所でもおいしくワインを飲むことができます。

もちろん、個人用・自宅用として持っておくのもおすすめ。ワインを飲みながら映画やスポーツ観戦を楽しみたいという方は、重要なシーンも席を立つことなく、冷たいワインとともに楽しめます。

ここでは、ワインクーラーの選び方についてご紹介します。とりあえず、大きさや価格で選べば良いの?と選び方に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

性能で選ぶ

ワインクーラーの種類

ワインクーラーで重視すべきは、やはり性能です。しっかり冷やせるものは当然ながら、その他の使い勝手についてもチェックして、最適なものを選びましょう。

・保冷方法
・機能性
・強度

性能で見るポイントは、この3つです。ワインクーラーといえば、容器に氷と水を入れてボトルを冷やすタイプがオーソドックスですが、その他にも保冷機能がついた容器にボトルを冷やすタイプもあります。

このタイプは、あらかじめ本体ごとを冷蔵庫や冷凍庫で冷やして使います。取り出した後の保冷力も高いのでおすすめです。ペットボトルのホルダーのように、ワインボトルを覆いかぶせたり、ナイロン製の布で巻いたりして冷やすことができるものを選べば、持ち運びにも便利です。

一度にたくさんのワインを冷やすか、一本ずつ冷やすかどうかで機能性が変わってきます。パーティーのときには、大きな容器のワインクーラーが最適ですが、普段使いであればすぐに冷やすことができる、1本用のワインクーラーが便利でしょう。

 

アウトドアが好きな方や、一度に多くのボトルを冷やしたい方は、強度にもこだわりたいところ。丈夫で傷がつきにくく、お手入れしやすいものがベストです。

一方で、ワインクーラーを使用することがあまりない方は、強度よりも見た目を重視しても良いでしょう。

シチュエーションに合わせて選ぶ

シチュエーションに合わせて選ぶ

ワインを飲むシーンやワインクーラーを利用するシチュエーションに合わせて選ぶ手もあります。たとえば、自宅用なら大型タイプは場所を取るデメリットが大きいため、小型のものが良いでしょう。

・自宅…1本用
・パーティー…大型タイプ
・屋外…持ち運びしやすいもの
・ギフト用…見た目もおしゃれなもの

シチュエーション別に大きく分けると、選び方にこのような違いがあります。自宅用は少人数で飲むことを考え、1本用で省スペースかつ、見た目よりも使い勝手の良さを重視しましょう。

パーティーでは、複数のボトルを一度に冷やせる大型タイプがおすすめです。おしゃれなデザインのものも多く、こまかなアイテムにこだわりたい方にもぴったり。アウトドアでワインを楽しみたい方は、バッグタイプなど持ち運び機能も備えたものを選びましょう。

ワインと一緒にプレゼントしたいなら、見た目がおしゃれなものを選びたいですね。透明素材や樹脂製のものなど、見た目が涼し気なものや、布製でカラーバリエーションが豊富な可愛らしいものなど、贈る相手のイメージに合わせたものはいかがでしょうか。

おすすめのワインクーラーをご紹介

最後に、自宅用としても、プレゼントとしても最適なワインクーラーをご紹介します。保冷方法や素材、サイズもそれぞれ異なるため、ワイン好きさんは複数のタイプを持っておくのもおすすめです。

ここでは、個人用にボトル1本冷やせるタイプ・パーティー用に複数を一度に冷やせるタイプ・持ち運びに便利なタイプをご紹介しています。

 

・アルミワインクーラー(参考小売価格:税抜2,500円)

おすすめのワインクーラーをご紹介

 

オーソドックスな形のアルミニウム製のワインクーラー。リング付きの取っ手のデザインがシックでスタイリッシュな印象を与えます。

軽い素材で作られているため、家庭内で毎日気軽に使えるアイテムです。

・アクリルウェイブワインクーラー(参考小売価格:税抜2,000円)

おすすめのワインクーラーをご紹介

 

一度にワインボトル3本程度まで冷やすことのできる大容量タイプです。価格も手ごろで、アクリル素材ゆえの軽量ぶりも使い勝手の良いところ。

透明で中の様子が分かるため、たっぷりの氷で豪快に冷やして、涼し気な雰囲気も楽しめます。シンプルな見た目で、パーティーの系統や格式を選ばないのもアクリル素材のメリットです。大きめのホームパーティーで利用するなら、複数購入しやすい価格帯のこちらがおすすめです。

・ヴィーノ ゴンドラワインクーラー L(参考小売価格:税抜3,000円)

おすすめのワインクーラーをご紹介

 

スタイリッシュなブラックカラーのワインクーラーです。大振りサイズなのでボトル3本程度なら一度に冷やすことができます。

アクリル素材のため軽量で安価なのはもちろん、個性的なフォルムがワイン好きの人気を集めています。舟形で上から見ると楕円形をしており、使い勝手の良さだけではなく、見た目も重視したい方に最適です。

・LE CREUSET アイスクーラー スリーブ(参考小売価格:税抜2,070円)

おすすめのワインクーラーをご紹介

 

コンパクトに持ち運びしやすいものを探している方は、スリーブタイプのワインクーラーはいかがでしょうか。保冷機能に優れており、あらかじめキンキンに冷やしておいたスパークリングワインや白ワインを、パーティー会場へお土産として持って行きたいときに便利です。

スリーブをあらかじめ冷やしておくことで、常温のワインを持ち運び中に冷やすこともできます。ワイン用保冷バッグとしておしゃれなデザインをしているものが多く、ワインクーラーをつけたままプレゼントできます。

まとめ

せっかくのワイン、美味しくいただきたいものです。同じワインのはずなのにお店で飲むのとまったく違うと感じた場合は、温度に問題があるかもしれません。ワインの種類によって適温があるので、ぜひワインクーラーを活用しましょう!