ワインは奥が深く難しいイメージを持たれがちですが、実際には誰にでも楽しめる親しみやすいお酒です。この記事では、ワイン初心者の方がワインを楽しめるように基礎知識と、おすすめワインや飲み方を紹介します。
目次
【ワイン初心者】が押さえておきたい!基礎知識
ワインには、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインといった種類があります。まずはそれぞれの特長について、ご紹介していきます。
赤ワイン
黒ブドウの果汁と果皮を併せて発酵させたワインで、色味が赤いのが特長です。タンニンが豊富で、渋味のある味わいが楽しめます。使用されるブドウ種によって味や香りが異なります。
赤ワインに使用される代表的なブドウ種
ブドウの品種名 | 特長 |
カベルネ・ソーヴィニヨン種 | 渋味のもととなるタンニンが豊富。色味が濃く、長期熟成すると濃厚で奥深い味わいになる。 |
メルロー種 | 果実味が強く、熟成するとトリュフのような香りになる。滑らかな口当たりが特長的。 |
ピノ・ノワール種 | 渋味が少なく、程良い酸味をもつ品種。ベリー系の香りがエレガントな風味をもたらしている。 |
赤ワインの味わいは「ボディ」という専門用語で表現され、フルボディ・ミディアムボディ・ライトボディの大きく3つに分けられます。
ボディ | 味わいの特長 |
フルボディ | コクがあり、見た目も香りも重厚感がある |
ミディアムボディ | 渋味と酸味が程良く、バランス感がある |
ライトボディ | タンニンが控えめで、軽やかな味わい |
赤ワインについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
「赤ワインのすべてがわかる!基本からおすすめ赤ワイン5選を解説!」
白ワイン
白ブドウの皮や種を取り除いて果汁のみを絞り、発酵させて造ったワインで、黄緑色や黄色がかった透明な色をしています。白ワインはタンニンの渋味はほとんど感じられず、酸味が感じられる味わいが特長です。白ワインも同じく使用されるブドウ種によって味や香りが変わります。
白ワインに使用される代表的なブドウ種
ブドウの品種名 | 特長 |
シャルドネ種 | 土地や気候、醸造方法によって、味わいが異なる。香りはフルーティーで、酸味は穏やか。 |
ソーヴィニヨン・ブラン種 | フレッシュでさわやかな酸味な味わいに仕上がる。ハーブや柑橘系の香りが特長的。 |
リースニング種 | 甘口から辛口まで幅広い味のワインが造られている。華やかな香りで上品な酸味をもつ。 |
白ワインの味わいは「甘口」「辛口」で表現します。
ワインの製造過程で、発酵を途中で止めて糖分を残したものが甘口で、そのまま発酵を進めたことで糖分がアルコールに変化したものが辛口です。
甘口の白ワインについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
「知らなかった”甘口白ワインの世界”特長と選び方のポイントをご紹介!」
辛口の白ワインについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
「スッキリした辛口白ワインが飲みたい!選び方のポイントは?」
白ワインについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
「【おすすめ白ワイン5選】透き通るような色にくぎづけ。白ワインの洗練された魅力に迫る!」
ロゼワイン
美しいピンク色が特長のロゼワインは、黒ブドウの果汁のみを発酵させる方法や皮ごとプレスして発酵させる方法など、造り方はさまざまです。
ロゼワインの味を表現する言葉は、白ワインと同様に「甘口」「辛口」です。
ロゼワインについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「女子受け間違いナシ!ロゼワインの楽しみ方」
スパークリングワイン
スパークリングワインとは炭酸が含まれているワインです。ワインでよく耳にするシャンパーニュ(シャンパン)はスパークリングワインの一種です。華やかな雰囲気があるため、お祝いごとに使用されることが多いです。
スパークリングワインについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「華やかでパーティーにもぴったり!スパークリングワインの選び方」
ワインの産地
産地は大きく「旧世界」と「新世界」に分けることができます。
ワイン生産の歴史が古い産地を「旧世界」と呼びます。フランスやイタリア、スペインなどのヨーロッパがメインです。
旧世界について詳しくはこちらから。
「歴史ある旧世界ワイン。旧世界ワインについて徹底解説!」
ワイン生産の歴史が比較的新しい産地のことを「新世界」と呼びます。代表的なのが、アメリカやチリ、オーストラリアなどです。
新世界について詳しくはこちらから。
「新世界ワインとは?ワイン初心者向けに新世界ワインを徹底解説」
【ワイン初心者】におすすめの銘柄8選
基礎知識を身に着けたら、次は実際にワインを選んでみましょう。
ワインには個性の強い上級者向けのワインもありますが、最初は飲みやすいワインから挑戦して、徐々に幅を広げていく方法がおすすめです。
赤ワイン
・ベリンジャー カリフォルニア カベルネ・ソーヴィニヨン(参考小売価格:税抜1,208円)
果実味あふれる赤ワイン。滑らかな口当たりなので、ワイン初心者でも飲みやすいです。
・マルケス・デ・リスカル リスカル・テンプラニーリョ(参考小売価格:税抜1,308円)
酸味や渋味のバランスが良く、余韻をしっかりと味わえるワインです。
白ワイン
・タリケ クラシック(参考小売価格:税抜1,008円)
酸味のキレが良く、フレッシュ感が味わえます。誰でも飲みやすい軽やかな飲み心地のワインです。
・パラ・ヒメネス シャルドネ[オーガニック](参考小売価格:税抜1,000円)
果実味とミネラルのバランスがよく調和している白ワインなので、初心者でもおいしく飲めます。
ロゼワイン
・ドメーヌ・タリケ タリケ ロゼ(参考小売価格 1,008円)
フランス産の辛口 ロゼワイン。バラやベリーのアロマが漂う中にほんのりスパイスが香る上質な1本です。キリッと冷やして飲むのがおすすめ。
・[イエローテイル]ピンクモスカート(参考小売価格:880円)
低アルコールで微発泡なので、お酒が苦手な方でも飲みやすいと好評のロゼワイン。食後のスイーツと一緒に飲むのもおすすめです。
スパークリングワイン
・ヌヴィアナ カバ<ブリュット>(参考小売価格:税抜1,100円)
非常にバランスが良く、口当たりが心地良い辛口のスパークリングワインです。
・マルティーニ アスティ・スプマンテ(参考小売価格:オープン価格)
フルーティーで甘い味わいなので、初心者でも飲みやすいワイン。食前酒にピッタリです。
【ワイン初心者】が知っておきたい!おいしい飲み方
ワインをおいしく飲むためには、飲み方にも気を配りましょう。おいしくワインを飲む方法を紹介します。
ワインを適温にして楽しむ
ワインは種類によって適切な温度が異なります。そのため、まずはそれぞれのワインの適温を知っておきましょう。
ワインの種類と適温 | |
赤ワイン | ライトボディ12~14℃ |
ミディアムボディ14~16℃ | |
フルボディ16~20℃ | |
白ワイン | 甘口は4~6℃ 辛口は6~10℃ |
ロゼワイン | 甘口は6~8℃ 辛口は8~10℃ |
シャンパーニュ | 6~10℃ |
スパークリングワイン | 6~8℃ |
このように、ワインにはよく冷やしたほうがおいしいワイン、少し温度が高めなほうがおいしいワインがあります。温度で味の印象が大きく変わるので、ワインは適温でいただくようにしましょう。
ワインの温度について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
「温度に気をつけるだけで美味しくなる!ワインの適切な温度」
ワインの香りや味わいの変化を楽しむ
ワインは香りも楽しめるお酒です。ワインの香りや味わいの変化を楽しむために、「スワリング」をしてみましょう。
スワリングとは、ワイングラスを回すことです。そうすると、ワインが空気に触れるため、味や香りを引き立たせることができます。
スワリングのやり方について詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。
「ワインを回すスワリングの意味とやり方を解説」
まとめ
ワインについての知識が増えると、楽しみ方が広がります。まずはこの記事で紹介したワインの基礎知識、選び方、飲み方などを参考に、味わってみましょう。
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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。