ワインを何度か飲んでみたことはあるけど、「魅力がいまいちわからない」と感じていますか?そんな方は、この記事でワインの魅力について、しっかりと学んでみてください。読み終わる頃には、ワインが飲みたくなるはずです。
目次
そもそもワインってどんなお酒なの?
簡単に言うとブドウを発酵させたお酒がワインです。お酒には、醸造酒、蒸留酒、混成酒の3つに分類されますが、ワインは果実や穀物などを発酵させて作った醸造酒にあたります。
ワインは歴史的に見ても古いお酒です。紀元前8000年ごろには、コーカサス山脈でワインがすでに飲まれていたとされています。
文献や遺跡で発見された道具といった証拠からすると、紀元前5000年ごろには本格的なワインの醸造が始まっていたようです。
ビールも歴史があるお酒ではありますが、それでもビールが作られたという記録が残っているのは紀元前3000年ごろとされています。なので、ワインはお酒の中で最も歴史のあるものということができるでしょう。
ワインの種類には赤、白、ロゼ、スパークリングワイン、酒精強化ワインがあります。
一般的なワインと呼ばれているものが非発泡性のスティルワインで、この中に赤、白、ロゼワインが含まれています。
炭酸ガスを中に封じ込めた発泡性のあるワインがスパークリング。ワインの醸造過程でブランデーなどの度数の高いアルコールを添加してアルコール度数を引き上げることで保存性を高めたワインが酒精強化ワインになります。
ワインの味わいって難しいイメージだけど…実際どうなの?
ワインの味わいの深さを表現する専門用語に「ボディ」があります。ただ、「ボディ」と聞いてピンとくる人は少ないのではないでしょうか。
確かに専門用語があると難しいと感じるかもしれませんが、「ボディ」など味わいの表現を知っておくと、好みのワインを選びやすくなるので覚えておくようにしたいものです。
ワインの味わいは色々ある
ワインには特有の味わいの表現があり、赤ワインであればフルボディ・ミディアムボディ・ライトボディの3つがあります。
フルボディのワインは色が濃く、渋味もあって濃厚な味わいをしているのが特長です。ライトボディのワインは、アルコール度数が低く、タンニンも少ないので飲みやすくなっています。
味わいの濃厚さや渋みがフルボディとライトボディの中間くらいにあたるものが、ミディアムボディのワインです。
白ワインの味わいの表現には辛口・甘口がありますが、赤ワインと同じようにフルボディ・ミディアムボディ・ライトボディで表現されることもあります。
ボトルのラベルに書かれているので、それぞれのワインのボディをチェックして、味わいを確かめてみましょう。
ワインのボディについては、「まずは覚えたいワインの基本用語「ボディ」について徹底解説」で詳しく解説しています!
甘いワインもある
ワインと聞くと、渋味や酸味があるというイメージを持っている方もいますが、甘いワインも存在しています。
いわゆるデザートワインと呼ばれていて、ワインの渋味が苦手な人でも飲みやすいのが特長です。
デザートワインについて気になった方は「デザートワインの魅力を解説!さまざまなデザートワインを紹介」をぜひチェックしてみましょう。
ワインを美味しく飲みたい!どうすればいいの?
ワインを美味しく飲むポイントは、適温まで冷やすこと、相性の良い料理と合わせること、そしてワインのアレンジの方法を知ることです。
ワインを適温まで冷やそう!
ワインを美味しく飲むためには、それぞれのワインを適した温度にしておくことが大切です。そうすることで、ワイン本来の美味しさを引き出すことができます。
それぞれのワインの適温は表のとおりです。
ワインの種類 | タイプ | 適温 |
赤ワイン | フルボディ | 16~18℃ |
ミディアムボディ | 13~16℃ | |
ライトボディ | 10~12℃ | |
白ワイン |
甘口 | 5~8℃ |
辛口 | 7~14℃ | |
ロゼワイン | ー | 7~14℃ |
スパークリングワイン | ー | 5~8℃ |
赤ワインでもボディによって適温は変わってきますし、白ワインも甘口か辛口かで適温に差があります。ワインを美味しく飲むためには、飲む前に必ず適温にしておくようにしましょう。
ワインによっては、ボトルの裏にあるラベルに飲みごろ温度が記載されているものもあります。とはいえ、すべてのワインに飲みごろ温度が記載されているわけではないので、そんなときは上記の表を参考にしてみてください。
ワインの適温については、「温度に気をつけるだけで美味しくなる!ワインの適切な温度」 で詳しくご紹介しています。
ワインと料理の美味しい組み合わせを知ろう!
ワインを美味しく飲むためには、そのワインに合う料理と組み合わせることも大切です。そうすることで、単品で味わうよりも美味しさが引き立ちます。
ワインと料理の美味しさを最大限に引き出すコツは、似通った色を合わせることです。たとえば、ステーキやハンバーグなどの肉料理には赤ワインを、白身魚や鶏肉を使った料理には白ワインを合わせることができます。
また、味の傾向が似ているものと合わせるのもバランスが良いです。柑橘系の風味がある白ワインであればカボス塩で食べる白身魚の料理、スパイシーなアロマがある赤ワインであれば四川料理などスパイスの効いた料理が合います。
ワインと料理の美味しい組み合わせについては、「ワインのペアリングを覚えると、ワインと料理がさらにおいしくなる!」で、さらに詳しく解説しています。
ワインをアレンジして飲もう!
ワインはカクテルやサングリアにして美味しく飲むこともできます。ワインカクテルやサングリアの作り方を知っておくと、ワインが苦手な人にも楽しんでもらえますし、ワインが余ってしまったときに活用できるので便利です。
■ワインカクテル
カクテルにすることでワインの渋みが穏やかになり飲みやすくなります。白と赤どちらもカクテルのベースにできますが、渋みが少ない白ワインのほうが、飲み口がスッキリしているので、飲みやすいカクテルを作りやすいです。
以下のカクテルであれば簡単に作ることができるのでおすすめです。
・スプリッツァー(白ワイン×炭酸水)
・キティ(赤ワイン×炭酸水)
・オペレーター(白ワイン×炭酸水×レモンジュース)
ちょっと味を変えてみたいと思ったときにはワインカクテルを試してみるのはいかがでしょうか。
ワインカクテルについては、「ワインが苦手な人でも楽しめる!ワインカクテル」をぜひご覧ください!
■サングリア
サングリアとは、カットしたフルーツを入れたワインのこと。フルーツの甘みがワインに馴染んで、フルーティでほんのりと甘い味わいになります。
サングリアは赤ワインにイチゴやブルーベリー、リンゴや桃などのフルーツを組み合わせて作るのが定番ですが、白ワインでも作ることが可能です。
サングリアについては、「自宅で簡単♪おしゃれで可愛いサングリアのレシピ」で詳しく解説しています!
いかがでしたでしょうか?これを機にワインで色んな楽しみ方をしてみてくださいね♪とはいっても、まだ自分の好きなワインがわからない…!という方もいるでしょう。特に赤ワインは苦手という方も多いはず。そんな人は以下のチャートで好みの赤ワインを知ることができます!きっと自分に合った赤ワインに出会えるはずですよ。
自分に合った赤ワインを知りたいなら「赤ワイン初心者さんは必見!あなたにおすすめの赤ワインを診断!」をぜひ試してください。
まとめ
ワインの魅力について大まかに紹介しました。こちらで紹介したワインを美味しく飲む3つの方法を、次回ワインを飲むときに試してみてください。ワインの魅力に気づくと、いろんなワインを試してみたくなりますよ。