しっかり冷やした甘口の白ワインもおいしいですが、「おつまみや料理と合わせるなら、やっぱり辛口!」と考える方も多いでしょう。
すっきりとした飲み口のものもあれば、赤ワインを思わせるような重厚感のある1本など、白ワインの奥深さは魅力的です。
ここではフレッシュな辛口白ワインをお探しの方へ、おすすめの6本をご紹介します。また、白ワインを選ぶときのポイントとしてブドウ品種や産地ごとの特長についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
辛口の白ワインは甘口とどう違う?
同じ品種のブドウを使用していても、辛口のものもあれば甘口に仕上がっているものもあります。なぜ同じ白ワインで甘口と辛口ができるのか、まずはワインの味わい(辛さ・甘さ)が決まる理由とそれぞれの違いについてご紹介します!
辛口と甘口の違い
ワインの辛口と甘口の違いは、ブドウの発酵時間による違いで生まれます。発酵が短時間であるほど甘口に、長時間となるほど辛口となる仕組みです。
糖分がアルコールへと変わるため、甘口に比べると辛口はアルコール度数が高くなります。酸味がしっかりと感じられ、キレのある飲み口のものが多いことも辛口の特長です。
辛口の白ワインの良さ
辛口の白ワインは、なんといっても料理との相性の良さが魅力的です。食中酒として料理と合わせると、お互いの味を引き立ててくれます。
合わせる料理は、白ワインの酸味を軸に選ぶと素敵なマリアージュに出会えるでしょう。よく肉料理は赤ワイン、魚料理が白ワインと大まかに分けられますが、白ワインと相性抜群の肉料理も存在します。
和食ともよく合うため、ぜひ色んな組み合わせを楽しんでみてください。
辛口の白ワインを選ぶポイントは2つ!
辛口の白ワインを選ぶとき、「何を基準にして選べば良いの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。冒険したいと思っていても、選び方を知らなければつい毎回同じものに落ち着いてしまいそうですね。
ここではそんな白ワイン選びに迷っている方へ、ポイントとなる2つの注目点についてご紹介します。
ブドウ品種
まずはブドウ品種をチェックしてみましょう。産地ごと・醸造者ごとの違いもありますが、何よりも特長が出やすいのがブドウ品種の違いによるものです。
白ワインの定番品種ごとの特長を簡単にあげると、以下のとおりです。
・シャルドネ種
白ワイン用ブドウで最もメジャーなシャルドネ種は、世界各地で栽培されています。産地ごとの特長が出やすく、冷涼な地域で育てると酸味がシャープになり、温暖な地域で育てたものはトロピカルなアロマをもちます。
・ソーヴィニヨン・ブラン種
シャルドネ種と同じく、世界各地で広く栽培されている白ワイン用ブドウの定番です。ハーブや柑橘系などのフレッシュで爽やかな香りと酸味が魅力で、グレープフルーツのような独特のほろ苦さがファンを虜にしています。
・リースリング種
ドイツ原産のリースリング種は、冷涼な地でよく育ちます。キリリとした酸味とペトロール(重油香)が特長です。辛口はもちろん、極甘口のワインまで幅広く造られています。
・甲州種
日本で広く栽培されているブドウ品種です。日本のように湿気の多い土地でもよく育つうえ、病気になりにくいというメリットがあります。
柑橘系のさわやかな香りを持ち、後味に少し渋味が感じられる独特の味わいも愛される理由のひとつです。
産地
産地ごとの傾向も、白ワインを選ぶうえで参考にしたいポイントです。
・フランス
ワインの産地が数多く点在しているフランスは、品質の良い白ワインが生産されています。国独自の法律によって厳格に守られてきた品質によってどの産地でも高水準な味を楽しむことができます。
・スペイン
しっかりと完熟したブドウが使用されるスペインの白ワインは、力強さを感じるフルーティな味わいに仕上がります。
さわやかな風味を持つ白ワインが造られることが多く、ブドウの栽培に適した気候による生産量の多さも特長です。
・ドイツ
従来のドイツワインといえば甘口が定番でしたが、近年は辛口の白ワインが主流となっています。単一品種のワインが多く、生産されるワインの大半が白ワインです。
甘味と酸味のバランスが良く、フルーティな香りを感じることができます。
・チリ
手頃な価格でおいしいワインを楽しめるチリの白ワインは、シャルドネ種やソーヴィニヨン・ブラン種を使用したものが多いのが特長です。
リーズナブルさはブドウ栽培に適した気候に恵まれていることや輸入関税がゼロであることが理由であり、造られた白ワインはブドウの魅力をしっかりと活かした味わい深さを持っています。
・日本
和食にぴったりの繊細な味わいが楽しめる白ワインが多く生産されています。日本独自の品種である甲州種のほか、外国産のブドウ品種も取り入れられており、辛口の白ワインは寿司や天ぷらなど味のあっさりした料理によく合います。
おすすめの辛口白ワイン6選
おすすめの辛口白ワインをご紹介します。どれから試してみようか迷ったときは、ぜひこちらの6種類から味わってみてください。
・ラブレ・ロワ シャブリ(参考小売価格:税抜2,908円)
フランスはブルゴーニュ発のシャルドネ種による白ワインです。シャブリ特有の芳香と独特のキレを楽しむことができます。すっきりとした飲み口は牡蠣などの魚介料理と相性抜群です。
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・タリケ クラシック(参考小売価格:税抜1,008円)
フランスの新興ワイン生産地として知られるガスコーニュ地方の白ワインです。ユニ・ブラン種、コロンバール種、ソーヴィニヨン・ブラン種、グロ・マンサン種がバランス良くブレンドされており、花や柑橘類、トロピカルフルーツの豊かな香りです。
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・コドーニュ ヌヴィアナ・シャルドネ(参考小売価格:税抜998円)
手頃な価格で楽しめる1本です。シャルドネ種を主体にブレンドされているため複雑かつ濃厚な味わいに仕上がっています。
果実香とフレッシュな口当たりは、パエリアやピラフなどスペイン料理とよく合います。
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・サンタ・リタ 120(シェント・べインテ)ソーヴィニヨン・ブラン(参考小売価格:税抜1,208円)
チリの代表的なワイナリー、サンタ・リタ社が手掛ける白ワインは、ソーヴィニヨン・ブラン種らしいハーブの香りが特長です。フルーティかつフレッシュな味わいは、魚介はもちろんパスタや鶏料理にも合います。
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・ピーター・レーマン ポートレート・リースリング(参考小売価格:2,208円)
オーストラリアで造られたこちらの1本は、標高が高く冷涼な気候のヴィンヤードで栽培されたブドウを使用しています。摘みたてのリンゴやライムのようなフレッシュな香りに、熟成させるほどトーストやはちみつの香りが加わります。天ぷらや中華料理におすすめです。
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・グランポレール 甲州(参考小売価格:税抜1,808円)
山梨県で丁寧に育てられた甲州種を使用した白ワインです。じっくりと低温で発酵させた果汁からは、アロマだけではなくコクとキレが引き出されています。甲州種の魅力であるフルーティな香りはもちろん、さわやかな酸味は白身魚の刺身など和食に最適です。
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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
辛口の白ワインと一口に言っても、使用するブドウ品種や産地ごとにさまざまな特長を持っています。魚料理やパスタのほか、なかには肉料理との相性抜群な辛口の白ワインもあり、多種多様なマリアージュを楽しみたい方におすすめです。
こちらでご紹介した6本の特長からも分かるように、世界各地のワイナリーで表情豊かな白ワインが造られています。辛口らしいキレや酸味のさわやかさを、ぜひ多くの料理と組み合わせて楽しんでみてください。
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