ワインの味わいを左右する「テロワール」とは?

「ワイン」と「テロワール」の深遠なる関係

ワインの特長を知るときに、「テロワール」という言葉をよく使われていることを見かけた人は多いのではないでしょうか。農作物を取り囲む生育環境をワインの世界では「テロワール」といいます。

そしてこのテロワールがワインの味わいのほとんどを決定すると言っても過言ではないのです。

今回はそんなワインとテロワールの深い関係を、詳しく解説します。

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「ワイン」と「テロワール」の深遠なる関係

テロワールとは何か?

テロワールという言葉は、ワインの王国フランスで生まれました。

テロワールの語源

元々は世界最高峰のワイン生産地であるブルゴーニュで生まれた概念で、フランス語で大地を意味する「TERRE テール」、もっとさかのぼるとラテン語で領地を意味する「Territorium テリトリウム」が語源となっています。

ブルゴーニュは長年にわたる地殻変動や気象変化によって岩石が浸食や崩壊を繰り返した結果、「ほんの数メートル離れた隣の畑でもワインの味わいが異なる」といわれる特異な土地。

そのためまずブルゴーニュでブドウがどのような環境で育ったか=テロワールという考え方が生まれ、その後ほかのワイン生産地やほかの農作物にも拡がっていったというわけです。

テロワールの要素

テロワールという考え方は主に、「土壌・立地・気候」という3つの要素から構成されます。

土壌

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テロワールを構成する要素のうち最も重要で、できあがるワインに大きな影響を及ぼすのが「土壌」です。

例えば石灰質の地層ではミネラルが豊富でキリッとした酸味のあるワインができ、泥灰岩質の地層では芯の太いパワフルなワインが生まれます。

「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と呼ばれる樹齢30~40年以上の古樹から採れたブドウで造られるワインが高い評価を受けるのも、ブドウの木が長い年月をかけて地中奥深くまで根を張り巡らせ、土壌がもつ豊富な成分を吸い上げるからなのです。

立地

「ワイン」と「テロワール」の深遠なる関係

ブドウ畑がどこにあるか、つまり立地もテロワールの重要な要素となります。

ブドウ畑が位置する、
・標高
・向き
・傾斜
といった立地条件がブドウの生育に大きな影響を与えるからです。

一般的に良いブドウが育つためには「寒暖差」が重要だといわれます。

暖かくないとブドウが完熟せず、糖度が上がりません。かといってある程度冷涼な環境でないと、酸味の乏しい締まりのない味わいとなってしまいます。

標高が高く、日当たりの良い畑なら、日中は暖かく、夜間は寒いという理想的な環境になります。

また適度な傾斜があれば水はけが良くなり、平面的な畑よりも木の根元までしっかりと日が当ります。

このようにブドウの善し悪しは立地によって大きく左右されるのです。

気候

「ワイン」と「テロワール」の深遠なる関係

年間を通した気温、降雨量、風量、風向きといった気候の条件もテロワールの重要な要素です。

気温が高ければ糖度が上がりボリューム感のあるワインに、逆に気温が低ければ酸の効いたシャープな味わいのワインになります。

また同じ標高の似た環境の畑でも、強い風が常に吹いていれば「標高が高い畑」と同等の冷涼さとなり、冷たい海流が近くを流れているだけで気温が下がるなど、様々な気候の条件がブドウの生育、そしてワインの出来に大きな影響を与えるのです。

ワインはテロワールの影響を非常に受けやすい

「ワイン」と「テロワール」の深遠なる関係

ではなぜワインの世界では「テロワール」という考え方が重要視されるのでしょうか?

それはワインがテロワールの影響を非常に受けやすい醸造酒だからです。

ほかの醸造酒、例えば日本酒やビールの場合、原料である米や大麦をそのままアルコール発酵させることはできません。

米や大麦に含まれるデンプン質を酵母の力で糖分に変え、その糖分をアルコール発酵させるという「2段階」の工程が必要となります。

一方ワインの場合はブドウに含まれる糖分を「そのまま」アルコール発酵させることができるのです。

工程が少ないので楽なように思われるかもしれませんが、ブドウの善し悪しがそのままダイレクトにワインの出来不出来に直結してしまうため、テロワールが非常に重要となってきます。

素材の良さがそのまま味に反映される日本料理に似ているといえるかもしれません。

テロワールが特に反映されやすいブドウ品種

「ワイン」と「テロワール」の深遠なる関係

同じ品種であっても、産地が違えば香りや味わいが異なってきますよね。ここでは、テロワールによる影響を受けやすいブドウ品種について紹介します。

シャルドネ種

シャルドネ種は「個性がないのが個性」といわれるブドウ品種です。冷涼な地域ではレモンやハーブなどの柑橘系のアロマをもち、スッキリとした酸味を伴うワインとなります。

一方、温暖な地域ではトロピカル系のフルーツのような甘い香りに、濃厚でしっかりとした味わいをもつワインとなります。

ピノ・ノワール種

原産地であるブルゴーニュ地方では、畑によって千差万別ではあるものの、傾向として繊細で上品なワインが生み出されます。

それに対し、オーストラリアやニュージーランドといったいわゆる新世界で造られるピノ・ノワール種は、果実味あふれるフルーティーなワインに仕上がります。

リースリング種

リースリング種の産地といえば、ドイツとフランスのアルザス地方が代表的ですが、その味わいは全く異なります。

モーゼルとラインガウという2大産地を抱えるドイツは甘口で(現在では辛口も製造)透明感のある酸味が特長的。一方のアルザスは果実味とミネラル感が豊富な辛口が主流です。

モーゼルとアルザスなどは地理的には非常に近い位置にありますが、同じリースリング種でもこれほどまでに味わいが変わるのがテロワールの面白いところといえます。

テロワールの違いが分かる日本ワインをご紹介

最後に、テロワールの違いを反映したおすすめのワインとして、グランポレールのワインを紹介します。

グランポレールは日本の風土を活かして造られた日本のプレミアムワイン。

北海道、長野、山梨、岡山という日本を代表するワイン産地のテロワールを生き生きと反映させています。

北海道

北緯43度に位置する北海道・余市は、ワイン用のブドウ産地としては北限にあたり、その冷涼な気候はドイツの銘醸地に類似しているといわれています。

そんなテロワールを活かして造られるのはケルナー種、ミュラートゥルガウ種といったドイツ系白ワイン品種と、オーストリアやチェコで多く栽培されている赤ワイン品種のツヴァイゲルトレーベ種です。

冷涼な気象条件を味方につけた、繊細な味わいが自慢です。

「グランポレール 余市ツヴァイゲルトレーベ〈特別仕込み〉 2017」のボトル

グランポレール 余市ツヴァイゲルトレーベ(参考小売価格:税抜1,908円)

フランボワーズやカシスなどの香りに、コショウやシナモンといったスパイスのアクセントがあります。タンニンが穏やかで口当たりが良いため、食中酒に最適です。

トマトソースを使った料理に合わせてみてください。

 

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TA53グランポレール 余市ケルナーG01外観

グランポレール 余市ケルナー(参考小売価格:税抜1,908円)

やや甘口でありながら、酸味とのバランスが良いため、スッキリとした味わいが楽しめます。

サラダと合わせるのがおすすめです。

 

 

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TA56グランポレール 余市ミュラートゥルガウG01外観

グランポレール 余市ミュラートゥルガウ(参考小売価格:税抜1,808円)

フルーティーな甘い香りと、草原を思わせるさわやかさが特長的な白ワイン。

酸味も穏やかなので、ワイン初心者の方におすすめしたい1本です。

 

 

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長野

昼夜の寒暖差が激しい内陸性気候という長野のテロワールは、フランスを代表する欧州系ブドウの栽培にぴったり!

メルロー種、シャルドネ種、カベルネ・ソーヴィニヨン種などが育てられています。

PY77グランポレール 長野メルローG01外観

グランポレール 長野メルロー(参考小売価格:税抜2,308円)

寒暖差が激しく、水はけの良い長野のテロワールは、引き締まった酸と凝縮感をもつメルロー種に仕上がります。

熟成したチーズと一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

 

 

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SBグランポレール 長野シャルドネ750_外観.image

グランポレール 長野シャルドネ(参考小売価格:税抜2,308円)

世界最高峰のシャルドネの産地ブルゴーニュに近いともいわれる長野のテロワール。それを反映したシャルドネは、質の良い酸が印象的な1本です。

 

 

 

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山梨

日本ワイン発祥の地である山梨は、高温多湿で必ずしも「ワイン用ブドウ栽培」に最適なテロワールとはいえません。

しかし湿気を避ける伝統的なブドウ栽培法である「棚栽培」を用い、日本固有種の甲州種や甲斐ノワール種を栽培することにより、伝統とテロワールを活かした素晴らしいワインを造ることに成功しています。

MX29SBグランポレール 甲斐ノワール750G01外観

グランポレール 甲斐ノワール(参考小売価格:税抜1,808円)

ブラック・クイーン種とカベルネ・ソーヴィニヨン種の交配種である甲斐ノワールは、甘い香りとしっかりとしたボリューム感の両立が特長的です。

肉じゃがやきんぴら、すき焼きといった、お醤油味の和食にとてもよく合います。

 

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MX30SBグランポレール 甲州 750G01外観

グランポレール 甲州(参考小売価格:税抜1,808円)

甲州種の特長であるフルーティーで穏やかな香りと爽快感のある酸味をもつ白ワイン。和風のサラダやお刺身、お寿司とのマリアージュがおすすめです。

 

 

 

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岡山

瀬戸内特有の温暖な気候、全国で最も晴天日が多いというテロワールは、造られるワインをフルーティーで、華やかな香りに仕上げます。

地中海沿岸の南イタリアに近いイメージかもしれません。

 

MX31SBGP岡山マスカットベーリーA樽熟750G01外観

グランポレール 岡山マスカットベーリーA樽熟成(参考小売価格:税抜1,808円)

岡山のテロワールが日本固有種であるマスカットベーリーA種を華やかに開かせます。

やわらかなブーケとしっかりとした果実味をお楽しみください。

 

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LC99SBGP岡山マスカットアレキ薫るブラン750G01外観

グランポレール 岡山マスカット・オブ・アレキサンドリア<薫るブラン>(参考小売価格:税抜3,508円)

ブドウの名産地・岡山を代表する高級品種、マスカット・オブ・アレキサンドリア種を使った白ワイン。

繊細で上品な甘さは、食後のデザートワインにピッタリです。

 

 

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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

まとめ

南北に細長く、海と山に囲まれ、さらに四季がしっかりとしている日本はバラエティに富んだテロワールを楽しむことができる国だといえるでしょう。

そんなテロワールを反映した素晴らしい日本のワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事を監修したソムリエ

杉浦直樹

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門とし たフレンチレストランを経営する。

 

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