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偉大なヴィンテージついに発売「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」

テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」の新ヴィンテージ2008年がついにリリースされました。日本限定ギフトパッケージで数量限定発売。シャンパーニュの2008年ヴィンテージは「世紀のグレイト・ヴィンテージ」と呼ばれているそうです。注目の新商品の魅力をご紹介します。

灰色の背景に置かれた「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」のボトルと日本限定 伝統の越前和紙で包んだギフトボックス

 

テタンジェ コント・ド・シャンパーニュの歴史

テタンジェ コント・ド・シャンパーニュが世に初めて登場したのは1957年(ヴィンテージは1952年)。シャルドネ種のブドウを多く使用したエレガントで爽やかなテタンジェのシャンパーニュは、「テタンジェスタイル」と称されていました。その「究極版」を造りたいという熱い想いからコント・ド・シャンパーニュが生み出されました。

テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブランの歴代のエチケット

テタンジェ コント・ド・シャンパーニュは、グラン・クリュ畑で収穫されたシャルドネ種のブドウだけを使用。さらにコント・ド・シャンパーニュにふさわしいレベルのブドウが収穫された時だけ生産されます。1952年ヴィンテージを含めて、過去リリースされたコント・ド・シャンパーニュは37ヴィンテージのみ。

収穫されたシャルドネ種の果実が傑出した質で、偉大なヴィンテージとなるにふさわしいと分かった時にのみ、コント・ド・シャンパーニュが誕生するのです。

「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」紹介

2008年ヴィンテージの特長

テタンジェの所有するシャンパーニュのブドウ畑

シャンパーニュの2008年ヴィンテージは「世紀のグレイト・ヴィンテージ」と呼ばれています。その2008年ヴィンテージである「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」は、温かみとフレッシュさをあわせもち、シャンパーニュ地方の気候が完璧に表現されています。

シャンパーニュの2008年の始めの冬は非常に長く厳しいもので、雨がほとんど降りませんでした。春は温度と湿度が高く、日照時間は少なめ。かなり気温の低かった6月はじめにブドウの樹は開花し、その後は多少の雨もありましたが、ゆっくりと、しかし着実に果実は成熟していきました。

収穫は9月15日から10月10日まで、好天に恵まれながらも比較的低めの気温の中で行われ、健全に完熟したブドウの果実が得られたのです。

テタンジェのシャンパーニュが熟成されるセラー

2008年の収穫から12年にわたってセラーでゆっくりと熟成させるうちに、時間が魔法のように作用し、「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」が完成しました。すばらしいフレッシュさと緊張感、純粋さ、塩み(えんみ)、洗練された味、そして折り目正しいアロマが感じられるシャンパーニュです。

テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」(参考小売価格:税抜35,000円)

「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」のボトル

 

 

 

 

 

 

 

 

メダル・受賞歴

ワインクーラーに入っている「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」のボトル2本と植物

「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」は高く評価されており、そのメダルと受賞歴をお伝えします。

●金賞:デカンター・ワールド・ワイン・アワーズ2020

「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」が受賞したデカンター・ワールド・ワイン・アワーズ2020の金賞

●金賞:ソムリエ・ワイン・アワーズ2020

「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」が受賞したソムリエ・ワイン・アワーズ2020の金賞

・ライオネル・ペリナー(チームリーダー)のコメント
「柑橘類やデニッシュのエレガントなアロマと、しなやかな骨格の優雅な味わいをもつ、偉大なヴィンテージ・シャンパーニュである」

・マチュー・ロンゲールMS(チームリーダー)のコメント
「白い花、グレープフルーツ、ブラムリー種のリンゴ、アニスシードの風味をもつ、若々しく万人に愛されるシャンパーニュ。辛口でエレガント、焦点が合っていて、余計な贅肉がなく繊細、クリーミーな舌ざわりと長い余韻がある」

●『ワイン・アドヴォケイト』 2020年9月 98点

「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」が獲得した2020年9月『ワイン・アドヴォケイト』98ポイント

ウィリアム・ケリーのコメント
「テタンジェのコント・ド・シャンパーニュ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン2008が今年のうちに発売されるが、無理を押してでも手に入れる価値のあるワインだ。2019年8月に私は、輝かしい2002年以降で最高のコント・ド・シャンパーニュだと書いたが、今回の試飲でその確信を得た。柑橘類のオイル、シャキシャキした木なり果実、温かいブリオッシュ、砕いたチョーク、煮たアーモンド、燻製といった深みがあって複雑なブーケが感じられ、フルボディでシャープ、すばらしい凝縮感とキレのある酸があり、チョークを連想させる強靱で長い余韻へと続いていく。蔵から出てきてすぐに飲んでも大いに印象的ではあるものの、この2008年は明らかに長期熟成のために造られており、30年の歳月さえものともしないだろう。」

日本限定 伝統の越前和紙で包んだギフトボックス

白い背景の「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」のボトルと日本限定 伝統の越前和紙で包んだギフトボックス

偉大なヴィンテージのリリースを記念して、日本限定のスペシャルギフトボックスで「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」はリリースされました。2008年にちなみ2008セットの数量限定での発売です。

日本限定のスペシャルギフトボックスの物語はテタンジェファミリーとある日本人のアーティストとの出逢いから始まります。

日本限定スペシャルギフトボックス誕生の物語

当時輸出部長だったテタンジェのクロヴィス・テタンジェ氏が2019年9月に来日した際、和紙アーティストの堀木エリ子さんの個展を訪問。ある雑誌の特集企画で対談が行われました。

和紙アーティストの堀木エリ子さんとクロヴィス・テタンジェ氏

シャンパーニュの持つ魅力や日本の和紙造りや贈り物に対する考え方などについて語り合う中で、新たなインスピレーションが生まれました。

シャンパーニュも和紙も自然と向き合いながら造るものであり、その年その時々の気候や水の状態によって100%想いのままに造れるとは限りません。偶然も加わり最高のものが出来上がる。大切なのはもの造りに対する真摯な姿勢と情熱。お互いに伝統を守りながら常に挑戦を続ける。そのような考え方がぴったりと一致してコラボレーションすることが決定。

こうして、テタンジェが造る最高キュベであるコント・ド・シャンパーニュに堀木エリ子さんの和紙で包んで贈り物にする、日本限定スペシャルパッケージが誕生しました。

堀木エリ子さんによると、日本人は古来よりものを人に贈るときには不浄なものを浄化するために、真っ白な和紙を巻いて贈ってきたとのこと。今でも、お金を包む祝儀袋やのし紙にそのしきたりが残っています。

日本限定スペシャルギフトボックスとは

和紙アーティストの堀木エリ子さんによる手書きのサインと番号

今回堀木エリ子さんが作成された「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」を包む和紙は4層になっています。ベースの緑色の和紙に薄く漉いた(すいた)テタンジェのロゴマーク、白い星のマークを重ね、最後に白色の和紙を薄く漉いて仕上げています。不浄なものを神に通じる白い紙で巻くという日本人のおもてなしの心がこのギフトパッケージに込められています。

各パッケージには、堀木エリ子さんの自筆サインとNo.1~2008までの手書きの番号が入っています。まさに贈り物にふさわしい特別なパッケージです。

シャンパーニュ テタンジェ 当主からのメッセージ

「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008」の発売にあたり、テタンジェの5代目当主であるヴィタリー・テタンジェ氏よりメッセージが届きました。

テタンジェのヴィタリー・テタンジェ社長

「コント・ド・シャンパーニュは、メゾン・テタンジェの情熱とこころ、そして高品質への絶え間なき希求が結晶したもの。細部にこだわりぬいた妥協なき生産過程と、あらゆるヴィンテージを貫く独自の個性を醸し出したいという想い――そこから産声をあげるコント・ド・シャンパーニュは今日、世界で最も偉大なワインだけが加われる栄誉の殿堂にまつられています。

おびただしい感動に彩られたコント・ド・シャンパーニュは、あくまで慎み深く、その多面的な表情を見せてくれます。ひとたび口にすれば、シャンパーニュ伯ティボー四世の伝説にまで時をさかのぼるのですが、それは今も伯の精神を讃え続けているからにほかなりません。

新ヴィンテージとなる2008年は、少々気まぐれで、いつもの年より半年長い忍耐が求められました。時の試練などものともしないこのワインにとっては、砂時計が刻む一瞬の間でしかないでしょう。この光のようなシャンパーニュは、ひととき息を止めてこの瞬間を愉しむべしと、私たちをいざなってくれます。」

◆テタンジェの紹介記事
https://wine.sapporobeer.jp/article/taittinger/

◆テタンジェ公式ブランドサイト
https://www.sapporobeer.jp/wine/taittinger/

 

シャンパーニュはその年の気候に影響を受けてヴィンテージによって特長の差が出るんですね。越前和紙とのコラボレーションと聞いてピンときませんでしたが、自然を相手にするモノづくりへの情熱が伝わってきました。シャンパーニュを贈り物にすると喜ばれますが、日本人のおもてなしの心が加わってさらに素敵なギフトになっていると思いました。

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。