スパークリングワインには様々な種類があります。例えば、スペインのカバ、イタリアのスプマンテなど耳にしたことがあるでしょうか。今回のテーマであるシャンパンもスパークリングワインの一種です。フランスのシャンパーニュ地方で、定められた製法で造られているスパークリングワインをシャンパンと呼ぶことができるのです。
スパークリングワインは基本的にどんなおつまみも合わせやすく、それはシャンパンも同様です。フルーツやチーズといった軽いものにも良く合いますので、特別に手の込んだ料理を作らなくても大丈夫なのがうれしいところ。ただし、極端に辛い料理には合わせづらいので注意してくださいね。
目次
シャンパンに合う食材
シャンパンは基本的に色々なおつまみと相性が良いので、多様な食材と合わせて楽しめます。さらにおいしく味わうポイントとしては、苦味のある野菜には酸味のあるシャンパンを、魚介を使った料理にはミネラル感のあるシャンパンを合わせてみましょう。
揚げ物や脂ののった肉料理でも、シャンパンの泡が口の中をすっきりとさせてくれます。その日の料理に合わせて、ちょっぴりテイストの違うシャンパンを選んでみてくださいね。
シャンパンには辛口・甘口・ロゼなどのタイプがあります。今回は、シャンパーニュ・テタンジェの異なるタイプの3アイテムとともに合う料理をご紹介します。いずれもハーフボトルがあるアイテムですので、それぞれの味わいを試してみてくださいね。
テタンジェ ブリュット レゼルヴ:辛口
(参考小売価格:750ml 6,908円/ 375ml 4,104円)
果実やブリオッシュ、桃や白い花、バニラなどを思わせるアロマと、生き生きとしたフレッシュでクリスピーな味わいとの優れた調和が感じられます。デリケートな果実や蜂蜜の味わいが楽しめる辛口のシャンパンです。
テタンジェ ノクターン:やや辛口
(参考小売価格:750ml 8,208円/ 375ml 4,804円)
「夜想曲」という意味の名をもつこのシャンパンは、まさしく滑らかでクリーミーな味わいが舌の中に広がり、熟成された果実の香りが余韻となって響きます。味わいはやや辛口。テタンジェ ブリュット レゼルヴと比べると、やや甘さが感じられるでしょう。
テタンジェ プレスティージュ ロゼ:ロゼ・辛口
(参考小売価格:750ml 9,308円/ 375ml 5,404円)
赤い果実の華やかで生き生きとした豊かな力強い香りが特長で、口に含むとしっかりとした味わいとなめらかさの絶妙なバランスが楽しめます。ロゼのシャンパンで味わいは辛口です。
自宅でシャンパンを飲むならシャンパン含め、スパークリングワインの開け方を知っておくと良いですよ。
スパークリングワインの開け方については「スパークリングワインの正しい開け方を知ろう!」をご参考ください。
シャンパン×野菜のおつまみレシピ
シャンパンに合うおつまみを紹介していきます。まずは野菜のレシピから。
・野菜のフリット×辛口シャンパン
旬の野菜をカラッと揚げて、フリットにしてみましょう。ミネラルと果実味がしっかりと感じられるシャンパンには、フリットの塩気が絶妙にマッチ!ごぼうやレンコン、マッシュルームなど甘みが少ない野菜がおすすめです
フリットは基本的に天ぷらと同じように作ります。違うのは衣だけ。小麦粉100gに対して100~150mlのビールを入れて衣を作りましょう。野菜を衣にくぐらせて揚げれば完成です。
パリパリとした触感を感じる揚げ物には、辛口のテタンジェ ブリュット レゼルヴを合わせることで、口の中がさっぱりとして最後までおいしくいただけるでしょう。
・長ネギとベーコンの串焼き×ロゼ・辛口シャンパン
火を通して甘みの出たネギに、ベーコンの塩味とスパイシーさが癖になる長ネギとベーコンの串焼き。3センチほどの長さに切った長ネギにベーコンを巻いて、串に通して焼くだけのお手軽レシピです。
こちらの串焼きには、しっかりとした味わいのテタンジェ プレスティージュ ロゼを合わせましょう。主張の強いベーコンの塩味をきちんと引き立ててくれます。
・かぼちゃの天麩羅×やや辛口シャンパン
甘~いカボチャにサクサクの衣。女子が大好きカボチャの天ぷらも意外とシャンパンに良く合います。泡立ちのキメが細やかなシャンパンに天ぷらの歯切れの良い食感は相性抜群!難しそうな天ぷらですが、市販の天ぷら粉を使うと初心者でも美味しく簡単にできますよ。
甘いカボチャに辛口のシャンパンを合わせると、シャンパンの酸味を強く感じすぎてしまいます。そこで、今回はテタンジェ ノクターンをチョイス。お互いの甘味がうまく調和します。
シャンパン×魚のおつまみレシピ
魚を使ったおつまみにはミネラル感のあるシャンパンを合わせてみてください。魚介の旨味が存分に引き立ちます。
・平目・真鯛の刺身×辛口シャンパン
切って並べるだけでできちゃうお刺身。時間に余裕がない時などは、スーパーでお刺身を購入するだけでも大丈夫です。
淡白な白身魚の刺身には、優しい泡立ちのシャンパンでも辛口のテタンジェ ブリュット レゼルヴを合わせてみましょう。
さっぱりとした白身魚とキリッとした辛口シャンパンの繊細さをゆっくりとご堪能ください。
・タラバガニ・毛蟹のボイル×ロゼ・辛口シャンパン
ちょっと贅沢に楽しみたい時には、蟹とシャンパンを合わせてみませんか?大胆に身の食感を楽しめるタラバガニに味がしっかりとした毛蟹。どちらもさわやかで香り豊かなシャンパンにぴったりです。特にロゼのシャンパンを選ぶと、食卓がより華やぎますよ。
毛蟹はなかなか手に入りにくいかもしれませんが、タラバガニのボイルならスーパーの冷凍コーナーですぐに見つかります。
しっかりとした味わいとなめらかさが特長のテタンジェ プレスティージュ ロゼを合わせると、より華やかになります。
・牡蠣のグラタン×やや辛口シャンパン
冬の寒~い日に牡蠣のグラタンをシャンパンと一緒に贅沢に楽しんでみましょう。手間のかかるホワイトソースは、市販のものを使えば手軽に作れます。牡蠣とホワイトソースに合うのは、そのクリーミーさを引き立たせてくれるやや辛口のシャンパンです。
テタンジェ ノクターンの甘美で芳醇な香りもより一層感じられる、相性抜群の組み合わせです。
魚介とシャンパンを組み合わせなら、やっぱり牡蠣を合わせるのがおすすめです!以下で牡蠣を使った簡単レシピを紹介しているので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
牡蠣のレシピについては「ちょっぴり贅沢に!お手軽な牡蠣のレシピとおすすめの白ワイン」でご紹介しています。
シャンパン×肉のおつまみレシピ
シャンパンは、メインディッシュのお肉ともよく合います。お腹も心も満たされるお肉のおつまみをご紹介します。
・地鶏のロースト×辛口シャンパン
パリパリに焼いた香ばしい地鶏とシャンパン。考えただけでお腹が空いてきてしまいますね。オイリーなローストには、フレッシュでクリスピーな味わいの辛口シャンパンがピッタリ。シャンパンの泡と辛口の酸味が脂をすっと流して後味をさわやかにしてくれます。
作り方もとっても簡単。鶏肉に塩と胡椒をまぶして焼くだけです。付け合せにじゃがいもや人参をプラスすると食べごたえも抜群!本格的なローストにしたい方は、オーブンでじっくり焼きましょう。
パーティーの場で定番の料理には、繊細な泡立ちが印象的なテタンジェ ブリュット レゼルヴがぴったりです。
・ローストビーフ×ロゼ・辛口シャンパン
フライパンで作るお手軽ローストビーフでシャンパンをより華やかに楽しみましょう。常温に戻した牛もも肉のブロックに塩こしょうを振り、にんにくをすり込みます。小さめのフライパンで牛肉の表面をまんべんなく30秒ずつ焼いて色をつけ、火を止めてフライパンに蓋をしておきます。15分ほどそのままの状態で置いておけば完成です。ローストビーフのソースは市販のものを使うと味付けの失敗もなく安心ですね。
赤身も残るローストビーフには、色味を合わせてロゼのシャンパンをチョイスしましょう。しっかりとしたお肉の味わいに負けないテタンジェ プレスティージュ ロゼとの組合せでリッチな時間を楽しめますよ。
・スペアリブ×やや辛口シャンパン
重たいイメージのあるスペアリブも、シャンパンとならスッキリおいしく味わえます。甘目の味わいで仕上げたスペアリブには、同じくほんのりと甘さが感じられるやや辛口のシャンパンがおすすめ!
スペアリブは醤油大さじ3、酒大さじ2、砂糖大さじ1/2、ショウガひとかけを混ぜた漬け汁に30分漬けなじませ、180度のオーブンで15分程度焼いて完成です。照り焼き風の甘味とやや辛口のシャンパン、一緒に味わってみてください。
シャンパンをそのまま飲むのもアリですが、ちょっとひと手間かけてカクテルにしてはいかがでしょうか?毎日頑張っている自分へのご褒美にもなりますよ♪
スパークリングワインのカクテルについては「スパークリングワインで作るカクテルがおいしい!ひと手間簡単アレンジ♪」をぜひご覧ください。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
普段はお家でシャンパンを飲む機会がないという方でも、手軽に作れるおつまみを用意して、いつもとは一味違う食卓を楽しんでみませんか?シャンパンは野菜、魚、肉、どの食材にも合いますから、様々なテイストのシャンパンをいろいろな料理に合わせて試してみてはいかがでしょうか。