辛口のロゼワインを「スプリッツァー」にしたら美味しくてオシャレになる!?ワインオープナーでは「#やってみロゼ!」というテーマで、ロゼワインの可能性をさまざま探求しています。今回は、「ロゼスプリッツァー」とそのアレンジを検証。今回もオンライン飲み会で実践です!
目次
#やってみロゼ!ロゼスプリッツァー編 オンライン飲み会で検証!
参加メンバーは、おなじみライターのナカゴミとカメラマンの寺田さん、そしてサッポロビールの「#やってみロゼ!」チーム2名なのですが、なんと今回特別ゲストとして「UNITED ARROWS LTD. WINE CLUB」(以下、UAワイン部)の部長 蟹澤徹さんも参加。
参加者全員で同じワインと炭酸水や果実などを用意し、「ロゼスプリッツァー」をオンライン飲み会で検証してみました。
“ロゼスプリッツァーは、ロゼワインをよりオシャレに楽しくしてくれる飲み方のはず!”という蟹澤さんの提案でスタートしたこの企画。
思わぬ結果を招いたものの、ロゼワインの魅力をあらためて発見することができました。
ご自宅でもすぐに試せるアレンジばかりですので、ぜひチェックしてみてください!
#やってみロゼ!ロゼスプリッツァー編 主役のロゼワイン紹介
今回、用意したロゼワインは、「#やってみロゼ!カレー編」でも使用したフランス ラングドックの「リステル グリ・グラン・ド・グリ(参考小売価格:税抜1,208円)」。
明るいサーモンピンク色の外観にフルーティー&アロマティックな香り、果実味に溢れた力強い味わいのロゼワインです。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
●ベースのロゼスプリッツァーの割合は「7:3」!
そもそもスプリッツァーとは、ワインを炭酸水で割ったカクテル。白ワインベースが一般的ですが、赤ワインやロゼワインなどでも作られています。
スプリッツァーについて詳しくはコチラ
「ワインカクテル「スプリッツァー」の作り方とアレンジ方法をご紹介」
ロゼスプリッツァーのアレンジを楽しむ上で重要になってくるのが、ベースとなるロゼスプリッツァーの割合です。
今回、UAワイン部推奨である「ロゼワイン:炭酸水=7:3」という割合を採用。
ちなみに炭酸水は、ドイツで120年以上愛されている天然炭酸水「ゲロルシュタイナー」を利用しました。
★ロゼスプリッツァーで乾杯!
まずは、プレーンタイプのロゼスプリッツァーで乾杯!
その味わいをテイスティングしてみました。
「予想以上に美味しい。7対3という割合も絶妙!」
「酸味がプラスされるのですっきりした飲み口。最後にぴりっとした炭酸を感じるのも面白い。」
「外気温が高まれば高まるほど、美味しく感じそう。」
予想以上の美味しさに参加メンバーも大興奮。
また、今回はプラカップを使用し、そこにUAワイン部オリジナルのステッカーを貼付けることで、カジュアルながらスタイリッシュな雰囲気を演出してみました。
見ているだけで“気分が上がる”。
そんなロゼスプリッツァーになっているのではないでしょうか。
検証!ロゼスプリッツァーをアレンジしてみた!
ここからは、早速アレンジを実践。
ベースとなる「ロゼスプリッツァー」にアレンジするのはもちろん、あえてロゼワインそのものをアレンジしてロゼスプリッツァーを超える、“何か”が生まれることを期待した検証もおこないました。
★検証したアレンジ
・フルーツアレンジ (レモン、ゆず、冷凍フルーツ)
・割材アレンジ(おいしい炭酸水レモン、グレープフルーツジュースなど)
・おもしろアレンジ(ゼリー、豆乳、アーモンドミルク)
どれも興味深いアレンジですが、まさかの結末に…。
ぜひ、最後までご覧ください!
ロゼスプリッツァー×フルーツアレンジ
まずは、プレーンのロゼスプリッツァーにフルーツを加えたアレンジ。
★カットレモン
まずは、超定番のカットレモン。
「レモンを入れるだけなのに、かなり美味しくなる!」
「酸味が強まるものの、このロゼワインにマッチしている。」
屋外で飲みたくなるような高揚感が楽しめるというメンバーもいました。
さらに蟹澤さんはプロセスチーズと合わせていましたが、こういったカジュアルなフードとの相性も抜群と大絶賛。
定番ながら、やはり相性が良くロゼスプリッツァーがワンランク上がった印象になりました。
★ゆず&かぼす
あえて和の柑橘のアレンジにも挑戦。
「ちょっとゆずの風味が強過ぎて味わいがわからなくなる…」とか、「苦味が際立ち過ぎてしまい厳しい…」など、NG意見が。
ゆずやかぼすの個性的な風味はロゼスプリッツァーとは相容れない結果となりました。
★冷凍フルーツ
コンビニエンスストアやスーパーの冷凍コーナーでよく見かける「ベリーミックス」。
それを軽く潰したものをロゼスプリッツァーに合わせ、テイスティングしてみました。
「見た目は100点満点!ステッカーも映えて可愛くなる!」
「ベリーと一緒なので、全体がフルーティーになります。」
「ちょっと甘めのワインカクテルという感じ。アルコールもほど良く感じられるし、夏にぴったりなアレンジですね。」
見た目や甘めの味わいに評価が集まりましたが、冷凍のベリーを解凍したり潰したり、ちょっとした手間がかかるのでパーティー向けでは、という意見も。
とはいえ、ワイン初心者や飲み馴れていない方にはオススメのアレンジです。
ロゼスプリッツァー×割材アレンジ
次は、割材のアレンジ。
ロゼスプリッツァーは本来炭酸ですが、あらたなロゼカクテルの創出ということで炭酸ではないものでもアレンジしてみました。
★おいしい炭酸水レモン
まずは、別の炭酸水でのアレンジ。
レモン風味の炭酸水「おいしい炭酸水レモン」をゲロルシュタイナーのかわりに使ってみました。
「ご飯を食べながら飲みたくなりますね。レモンサワーの雰囲気になります。」
「悪くはないのですが…。ちょっと、ロゼワインの風味が飛んでしまっているような印象にもなりますね。」
カットレモンの時のように、“ロゼワインの風味を感じながらレモンがアクセントに…”というわけではなく、全体がレモンの風味に覆われることから、“レモンサワー風”になってしまうという意見も。
割材の個性が強いと、少しロゼワインの力が弱まってしまうのかもしれません。
★グレープフルーツジュース&オレンジの果実飲料
つぎは、定番のグレープフルーツジュースとつぶたっぷり贅沢みかんの果実飲料でアレンジ。
美味しくなるだろうという想像でアレンジしましたが、評価はバラバラ。
「普段ワインを飲みなれない方には良いかもしれませんね。」
「果実飲料感が強いかな…。というか、あらためて果実飲料の個性強いですね。悪くはないけれどロゼでやる必要はないかもしれません。」
また、炭酸が苦手という方にとっては飲みやすいものの、パンチが欲しい方には物足りないなど、飲み手の好みに左右されるアレンジとなりました。
また、こういった果実飲料で割ると色が濁るところも注意したいところです。
ロゼスプリッツァー×おもしろアレンジ
美味しいロゼスプリッツァーのアレンジ方法には、一定の傾向が見えてきました。
とはいえまだまだ分かりません。
奇跡を期待し、最後は変わり種のおもしろアレンジにチャレンジしてみました。
★ゼリーや豆乳、アーモンドミルク
まず、よく見るゼリージュースを想定したロゼワインアレンジ。
「利用するゼリーによって色合いがちょっと…。かなり甘くてわざとらしい味わいになってしまいますね。ただ、最悪というわけではなく、ワインが苦手な方はゼリーを上手に使えば美味しく飲めるかもしれません。」
炭酸のゼリー飲料も人気があるようなので、手間と工夫が必要ですがやり方によってはアリかもしれません。
次に、豆乳とアーモンドミルク。
「新ジャンル、“ロゼラテ”を検証したい」というメンバーの提案に乗って今回特別に検証しました。
しかし、満場一致で「これはちょっと…笑」という意見に。
ロゼワインのよい風味を乳製品が消してしまい、酸味や苦味が際立ってしまうという印象。
ただ、美味しいものを見つけるためには美味しくないものを知らなくてはなりません。
このアレンジ。
大変、勉強になりました。
結果まとめ ロゼスプリッツァーでおすすめのアレンジは・・・
今回の「#やってみロゼ!」では、ロゼワイン「リステル グリ・グラン・ド・グリ」を使ったロゼスプリッツァーのアレンジ方法を検証してみました。
アレンジによって数多くのロゼスプリッツァーが生み出されましたが、参加者全員の独断と偏見で「ベスト3 」を選定。
なんと…このような結果になりました。
第1位 プレーン
第2位 カットレモンアレンジ
第3位 冷凍フルーツアレンジ
1位が、まさかのプレーン!?
という感じですが、その理由として…
「飲みやすくなる上にロゼワインの個性がしっかりと感じられるため、ワイン好きもワイン初心者でも満足できる味わい。そもそも、飲み飽きしない。」という評価。
ただ炭酸水とロゼワインを割るだけという手軽さもポイントです。
また、アレンジはカットレモンや冷凍フルーツなど、ロゼワインの風味を残すようなものをプラスすれば美味しさはキープできることもわかりました。
つまり、「ベースとなるロゼワインの良さを残す、または引き立てる味わい」に仕上げる。
これが、美味しいロゼスプリッツァーを作るポイントになりそうです。
ちなみに、個性の強いフルーツやジュース類も絶対にNGというわけではありませんが、飲みきれなかったカジュアルな赤ワインや白ワインのようなベースと合わせた飲み方の方が美味しく楽しめるかもしれません。
皆さんも、ぜひこの機会にご自宅で「ロゼスプリッツァー」を作ってみてはいかがでしょうか。
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#やってみロゼ!で発信してみよう
ワインオープナーは、日本にロゼワインブームを作り出したい!と考えてロゼワインの情報発信に力を入れています。理由は単純で、本当にロゼワインって美味しいから!もっとその魅力を知ってほしいから!です。
日本では、“ロゼは甘口”というイメージが先行していますが、世界的にはロゼワインは辛口が主流で、その色合いや味わいも多様です。さらにロゼワインは、“どんな食事とも合う!”という特徴もあります。
みなさんも「#やってみロゼ!」でロゼワインの魅力を発信頂けると励みになります。1人ロゼでもカップルロゼでもやってみロゼ会の様子でも構いません。「#やってみロゼ!」発信であなたもチーム「#やってみロゼ!」の一員です!
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
■ライター <ナカゴミコウイチ>
神出鬼没のフリーライター。ワイン関連のネタを中心に、酒類全般の取材やコラムを執筆中。数多くの酒類関係者へのインタビュー取材を担当しつつ、取材のない日は大好きな猫と一緒に引きこもり。
ブログ https://note.com/nakagomiwine1
■カメラマン <寺田 智伸>
東京・北千住のフォトスタジオ Dahlia et Papillon(ダリア・エ・パピヨン)のフォトグラファー。ソムリエ((一社)日本ソムリエ協会認定)、チーズプロフェッショナル(NPO法人チーズプロフェッショナル協会認定)。ワインのみならず食を理解したディレクションが持ち味。
フォトスタジオ Dahlia et Papillon
https://dahliaetpapillon.tokyo/
ロゼワインってこんな楽しみ方があるんですね。炭酸で割るだけで簡単でおしゃれなロゼスプリッツァー、これからの季節におすすめです!みなさんも自分なりのアレンジを楽しんでみてください。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。