ワインは「マリアージュ(結婚)」という表現があるほど、食材との組み合わせによってワインの味わいも大きく変わってくる、奥が深いお酒です。この記事では、赤ワインのおいしさを倍増させてくれるおつまみをご紹介します。
目次
赤ワインに合うおつまみはボディごとに選ぶと簡単!
ボディとはワインの味わいや濃厚さ、重さなどを表現するワインの専門用語で「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の3種類があります。
それぞれのボディによって合うおつまみは異なりますので、各ボディの特長を把握していきましょう。
フルボディ
濃厚でコクのある味わいの赤ワイン。味が濃く、こってりとしたおつまみとの相性が抜群です。
ミディアムボディ
フルボディとライトボディの中間に当たるミディアムボディの赤ワインは、果実味と渋味のバランスが程良い味わい。どの味の料理とも合わせやすいので、迷ったらミディアムボディを選んでみるのも良いでしょう。
ライトボディ
渋味が控えめで、軽やかな味わいが特長のワインです。口当たりが軽く、飲みやすいため、初心者にもおすすめのワインです。あっさりとした味付けのおつまみと良く合います。
赤ワインのボディについて、詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
「ワイン通に愛される「フルボディ」ってなに? その魅力を徹底解説!」
【ササっと購入したい人はこれ!】赤ワインに合うコンビニおつまみ
赤ワインに合うおつまみは、肉料理だけではありません。コンビニで手軽に購入できるものにも赤ワインにピッタリのおつまみがあります。そこで、「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の特長に合わせて、おすすめのコンビニおつまみを紹介します。
フルボディの赤ワインに合うおつまみ
サラミ
スパイシーなサラミと赤ワインの渋味は相性抜群。サラミは熟成の過程で旨みを凝縮させてしっかりとした味になりますが、ところどころに入る脂身がその口当たりを軽やかに仕上げてくれます。ペッパー風味の感じられる赤ワインと合わせるとより一層おいしく感じます。
サバ缶
脂が多く、旨みが凝縮しているサバ缶もワインのおつまみに最適です。味噌煮であれば、酸味の少ない果実味豊かな赤ワインと合わせるのがおすすめです。
ナッツ
ナッツの風味が赤ワインの香りに合います。赤ワインの中でも、樽熟成されたものと合わせると良いでしょう。
ミディアムボディの赤ワインに合うおつまみ
生ハム
味が重すぎないミディアムボディの赤ワインであれば、生ハムの塩気と調和しやすいです。
カマンベールチーズ
カマンベールチーズは、穏やかな塩気に加えて独特の風味があり、ミディアムボディの赤ワインと合わせることでバランスの良いマリアージュを楽しむことができます。
ポテトチップス
塩やコンソメなど、バリエーションが豊富なポテトチップス。ミディアムボディの赤ワインと合わせると果実味が豊かになり、おいしさがさらにアップします。
ライトボディの赤ワインに合うおつまみ
焼き鳥(タレ)
タレで味付けされた焼き鳥は、酸味が穏やかで濃厚な果実味の赤ワインと合います。焼き鳥は、タレの濃度や甘味、薬味の有無なども考慮してワインを合わせてみましょう。
上品な味わいのタレなら酸味の穏やかなメルロー種の赤ワインを選択し、甘辛いタレなら果実が凝縮されたリッチな赤ワインが良いかもしれません。オーストラリア産のふくよかな味の赤ワインは、焼き鳥の味わいにコクをふくらませてくれるでしょう。
スモークタン
厚切りだけど柔らかく、コリコリとした食感が楽しめるスモークタン。あっさりとした味付けなので、ライトボディの赤ワインと合わせれば果実味が増しておいしく感じられます。
ドライフルーツ
ドライフルーツとワインには、果実味があるという共通点があります。レーズンやいちじく、ラズベリーなど色味が赤いものとの相性が良くおすすめです。
【パパっと1品作りたい人はこれ!】赤ワインに合うおつまみレシピ
赤ワインに合うおすすめの1品料理を紹介します。手料理を振る舞いたいけど、良いレシピが見つからない方はぜひ参考にしてみてください。
フルボディの赤ワインに合う料理
ビーフステーキ 赤ワインソース
コクのあるソースと肉の旨みが凝縮しているビーフステーキは、凝縮感のあるフルボディの赤ワインにピッタリです。
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かつおのガーリックペッパーステーキ
和食でお馴染みのかつおを洋風にアレンジした料理です。香ばしいにんにくとバターレモンソースで食べごたえのある味わいが、フルボディの赤ワインと見事にマリアージュします。
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ミディアムボディの赤ワイン合う料理
レンジで煮込みハンバーグ
レンジを使って簡単に煮込みハンバーグを作ってみませんか?レンジを使えば煮込み料理も簡単です。ピノ・ノワールなどのような、渋味が穏やかで濃厚な風味のミディアムボディの赤ワインと合わせると良いでしょう。
詳しいレシピはこちら
定番ラタトゥイユ
トマトの旨味を活かした料理です。バケットにのせて食べるのもアリですよ。自然の甘味が活きた南フランスの定番料理なので、熟したミディアムボディの赤ワインとベストな相性を見せてくれます。
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ライトボディの赤ワイン合う料理
ロールローストチキン
鶏もも肉にパン粉をのせて巻いたライトボディに合う料理。鶏肉の旨味と塩味がライトボディの赤ワインの旨味を引き出してくれます。
詳しいレシピはこちら
ほくほくスイートポテト風サラダ
ベーコンの塩気と粒マスタードの酸味が絶妙なアクセントになっているサラダです。ソルトクラッカーとベーコンの塩味、そしてマスタードの酸味がライトボディの赤ワインと上手く調和します。
ポイントはベーコンとマスタードを多めに使用することで最高のマリアージュになります。
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おつまみに合う赤ワイン7選
最後に、おつまみに合うおすすめの赤ワインを7本ご紹介します。それぞれのワインと相性の良いおつまみも参考にしてみてくださいね。
フルボディ
・マルケス・デ・アリエンソ(参考小売価格:税抜1,508円)
厳しい温度管理のもと発酵され、アメリカン・オーク樽で18ヶ月熟成させたワインです。口当たりは心地良く、レッドベリーのようなフレーバーが口の中に広がります。ふくよかな味わいでやわらかな余韻が長く続きます。
相性の良いおつまみ:粗挽きソーセージ
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・タラモンティ クドス(参考小売価格:税抜2,808円)
すみれ色の濃いルビー色が美しいタラモンティ クドスは、ブルーベリーやサクランボの香りが特長的です。手摘みで収穫されたブドウを丁寧に選定し、良質な果実のみで造られています
相性の良いおつまみ:牛肉メンチ
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・パラ・ヒメネス カベルネソーヴィニヨン樽熟成[オーガニック](参考小売価格:税抜1,300円)
黒いベリー系アロマに穏やかなオークの香りとスパイシーさが際立つワインです。完熟果実の濃縮した旨さと滑らかな渋味が特長的です。
相性の良いおつまみ:ナッツ
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ミディアムボディ
・[イエローテイル]ピノ・ノワール(参考小売価格:税抜1,015円)
ベリーの味わいたっぷりのミディアムボディのワイン。酸味は控えめで絶妙なバランスが様々な料理とよく合います。
相性の良いおつまみ:焼き鳥(タレ)
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・ドミーニ ヴァルボリツェッラ クラッシコ(参考小売価格:税抜1,808円)
赤い果実とスパイシーさが調和した赤ワイン。滑らかでほどよいタンニンが口の中に広がります。
相性の良いおつまみ:ポテトチップス(コンソメ・塩)
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ライトボディ
・ラブレ・ロワ ボージョレ・ヴィラージュ(参考小売価格:税抜1,588円)
明るいルビーレッド色が美しいワインです。軽くて飲みやすい口当たりが人気の秘密。イチゴなどベリー系の香りとバナナのような甘い香りを合わせもちます。
相性の良いおつまみ:サラミ、カルパス
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・グランポレール エスプリ ド ヴァン ジャポネ 絢-AYA-(参考小売価格:税抜1,507円)
マスカット・ベーリーA種を使用した赤ワイン。イチゴの華やかな香りが特長的で、程良い熟成感と上品な酸味が味わえます。
相性の良いおつまみ:ドライフルーツ
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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
赤ワインの味の重さによって、相性の良いおつまみは異なります。渋味がしっかりしたフルボディなら濃厚な味のおつまみに、酸味が穏やかなライトボディならあっさりとした味のおつまみに合わせる、といった基礎知識を知っておくことで、おつまみの組み合わせ方が広がりますよ。
ぜひこちらで紹介したレシピも参考に、赤ワインとおつまみでリッチなひとときをじっくり味わってみてはいかがでしょうか。
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