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サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

サッポロビールの若手ソムリエ社員がおすすめする「私の1本」。今回選ばれたおすすめのワインは、世界で愛されるシャンパーニュ・メゾン、テタンジェのプレスティージュ ロゼです。ベテランソムリエである、おぎさんからも解説します。

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

 

みなさん、こんにちは!サッポロビールのワイン&スピリッツ営業統括部 東日本ワイン第1営業部の高橋です。普段は東京にあるレストラン、とりわけ特別な日に利用することが多いようなアッパークラスの飲食店様に向けて、シャンパンをはじめとしたワインの営業をしています。

ワインは私にとって大切な相棒ともいえる存在なので、ワインの魅力をより多くの方にお伝えできるようになるべく、2017年にソムリエの資格を取得しました。

今回私がおすすめする1本は、世界的なシャンパーニュ・メゾンとして知られるテタンジェの「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」です。

テタンジェ プレスティージュ ロゼ
テタンジェ プレスティージュ ロゼ(参考小売価格:税抜9,300円)
https://www.sapporobeer.jp/product/wine/MK20/

 

 

 

 

 

 

テタンジェのワイナリーに訪問させていただいたこともあり、テタンジェのシャンパーニュは私の人生になくてはならないものです。なかでも、特にロゼがマイブームですので、「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」を「私の1本」として選びました。

鮮やかなピンク色が魅力的な最高級のロゼシャンパン

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

ほかのロゼシャンパンとは違って、「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」はしっかりとしたピンクの色合いと味わいが一番の魅力だと思っています。

大好きなお肉に合わせるシャンパーニュには「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」がおすすめです。いちごやラズベリーの甘い香りと、フルーティーで爽やかな酸味がお肉の旨味をさらりと包み込むので、ちょっぴり贅沢な味わいを堪能できます。

レストランで食事する際、グラスワインで色々なワインを楽しむことが多いです。「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」は、シャンパンで高級品なので普段から気軽には頼めませんが、特別な日には少し贅沢をして味わうことを楽しみにしています。

ロゼワインの明るいピンクの色合いは自分を応援してくれているようですし、その場を華やかに彩ってくれるのも大好きな理由の一つです。

大切な方に贈り、一緒にその方と飲んで楽しむのにもピッタリの1本といえます。

伝統と革新が共存するワイナリー

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

シャンパーニュ・テタンジェを訪問したのは約3年前。テタンジェ家のスタートの地であるマルケットリー城のお庭でシャンパンを飲んだ時には、一言では語りつくせない奥行きのある味わいと歴史を感じ、感動しました。

テタンジェは世界でも稀少な家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。訪問の際にはテタンジェのファミリーにお会いする機会があったのですが、何度も会話をさせていただき、シャンパーニュ製造への強い思いと手間をかけて1本1本丁寧に造られていることを肌で感じることができました。

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

シャンパーニュの生産に限らず、食事や文化、芸術、スポーツなど、さまざまな分野で大きな影響力を与えているテタンジェ。

伝統的な製法を受け継ぎながらも、常に新しい価値観を生み出していこうとする精神こそが、テタンジェのポリシーともいえるでしょう。これからもテタンジェがどのように進化していくかが楽しみです。

テタンジェを訪問したことは、飲み手として最後に抜栓する私たちも、思いを込めて1口ずつ味わいたいなと思うきっかけとなりました。

ベテランソムリエおぎさんのテイスティングコメント

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

ベテランソムリエのおぎです。高橋さん、テタンジェ プレスティージュ ロゼを選ぶとは、お目が高いですね。美しく鮮やかなロゼの色合いが目を引くスパークリングワインで、シャンパーニュのファンには、ぜひ一度飲んで欲しいワインであるといえます。

はい、鮮やかな見た目の美しさは、男女問わず目を見張るものがありますし、きめ細やかな泡で、炭酸が苦手な人でも楽しめるスパークリングワインだと思います。ぜひ、ベテランソムリエである、おぎさんのテイスティングコメントを聞きたいです。

おぎ)明るいピンク色を帯びたテタンジェ プレスティージュ ロゼは、ブラックチェリーやカシス、天然のラズベリーをそのまま潰したような、力強い香りが特長の辛口ロゼワインです。

美しい鮮やかなピンクの色合いと力強さは、特級のピノ・ノワール種を使用して作られた赤ワインを、15%程度加えることで生まれます。

グラスに注いだときに出る気泡は、細やかで長く続き、口に含むとなめらかでありながらもしっかりとした味わいが楽しめるスパークリングワインといえるでしょう。

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

テタンジェ プレスティージュ ロゼに使用されているブドウは、ピノ・ノワール種、シャルドネ種、ピノ・ムニエ種です。

ピノ・ノワール種はワインの骨格、シャルドネ種は繊細さ、ピノ・ムニエ種は果実味というように、それぞれに役割があります。

ピノ・ノワール種とピノ・ムニエ種という2つの黒ブドウが織りなすボディと、シャルドネ種のシャープな切れ味が見事なまでに融合した、ラグジュアリーな逸品です。

フレッシュで生き生きとしていてフルーティー、それでいてエレガントさも感じられる奥深い味わいのワインといえるでしょう。

加えられる赤ワインにも強いこだわり

テタンジェ プレスティージュ ロゼには、製造の工程で赤ワインが15%加えられていますよね?

はい、原酒に加える赤ワインも強くこだわって作られています。この赤ワインは、ピノ・ノワール種から作られていますが、最上級のブドウを使用しているのです。

おぎ)それもシャンパーニュで唯一、村名を名乗ることが許されている「リセイ」で栽培された最高品質のブドウが使用されています。リセイは、別名ロゼワインの村としても有名です。

単に黒ブドウを圧搾してロゼの色を出すのでなく、より手間ひまのかかる「アッサンブラージュ製法」で、白ワインと赤ワインを調合することにより、鮮やかな美しい色合いを生み出していることが特長です。

ブドウの産地や収穫方法など、細かなところにまで強くこだわっているところは、さすがテタンジェと言わざるを得ません。

――テタンジェ プレスティージュ ロゼの醸造方法

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

こだわりが強いテタンジェが、どのような方法でプレスティージュ ロゼを醸造しているか解説していただけますか?

テタンジェ プレスティージュ ロゼは、手摘みの収穫にこだわっており、収穫と同時に圧搾し鮮度が維持されています。セラーの温度管理を徹底し、マロラクティック発酵という醸造方法が用いられていますが、一番搾り果汁だけを使用しています。

おぎ)二次発酵は瓶の中でおこなわれ、その後、最低3年は瓶内で熟成させます。

手間ひまを惜しまず、こだわり抜いた手法で丁寧に醸造されているからこそ、テタンジェ プレスティージュ ロゼは、なめらかで芳醇なロゼワインになるのです。

――テタンジェ プレスティージュ ロゼに合う料理 

サッポロビール若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」〜テタンジェ プレスティージュ ロゼ~

テタンジェ プレスティージュ ロゼは、香りが非常に豊かなので、海老や蟹などの甲殻類と相性の良いワインだと思っています。色合い的にもロゼワインとよく合いますし、女子会でも可愛いと大人気です。

「美食の横には、テタンジェがいる」という言葉がぴったりと当てはまるほど、料理と相性が抜群のシャンパーニュです。高橋さんがおっしゃったように、海老や蟹を使った料理はもちろん、フルーツともよく合います。新鮮な生いちごとの相性は最高ですよ。

おぎ)パーティなどで華を添える、フルーツタルトやフルーツサラダ、いちごやラズベリーを使ったクランブルにもマッチします。

プレスティージュ ロゼの特長である力強い香りが食欲を誘うので、食前酒としても非常に優秀なワインです。

きめ細やかな泡で舌触りが非常に繊細なので、歯ごたえがある料理よりも、口の中でほろほろと崩れるくらい柔らかな料理がよく合うと思います。

おぎさん、ありがとうございました。ワインにより詳しくなるにはまずは自分の「好き」を発見するのがおすすめです!ブドウの品種や国、種類など、好きなものを知ると、ワインを格段に楽しむことができます。

また、ワインを飲むときは白か赤で悩みがちかと思いますが、その選択肢にぜひロゼを入れてみてください。ロゼを選べばワイン上級者として見られるかもしれません!

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。