CULTURE

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

イタリアワインに興味を持ったことのある方は、「ピノ・グリージョ」という単語を耳にする機会も多いのではないでしょうか。白ワインに使用されるブドウ品種の名称です。

実は、ピノ・グリージョ種はイタリアやフランス以外でも栽培されており、世界各地のワイン産地で味わうことができます。

今回はピノ・グリージョ種について、特長や主な産地、そして産地ごとの特性を解説します!おすすめのワイン情報も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

 

ピノ・グリージョの特長

まずはピノ・グリージョ種の特長についてご紹介します。

「灰色」を意味するブドウ品種

ピノ・グリージョという名称は、実はイタリアでの呼び方です。フランスではピノ・グリと呼ばれており、「グリージョ」や「グリ」とは灰色を意味しています。フランスではほかにも、地域によってピノ・ブーロやフロマントーと呼ばれることもあります。

その他の国でも独自の名称があるため、もしかしたらピノ・グリージョ種のワインと知らずに味わった経験もあるかもしれませんね。

ピノ・ノワールが突然変異した品種

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

名前に「ピノ」と付くことから想像できるように、赤ワイン用でおなじみのピノ・ノワール種に由来のあるブドウ品種です。ピノ・ノワール種が突然変異したことによって誕生しました。

そのためマスカットのような鮮やかな黄緑色ではなく、皮の色が灰色がかったピンク色をしていることが大きな特長です。ピノ・グリージョ種を使用したワインも、通常の白ワインよりも濃い目の液色に仕上がります。

産地によって味わいに特長がある

白ワインの代表的な品種としておなじみのシャルドネ種のように、産地ごとに味わいの特長をもっているのがピノ・グリージョ種の面白いところです。味の系統としては、主に以下の3タイプがあげられます。

・ミネラル感のある辛口
・果実味のある辛口
・果実味のある甘口

白ワインの中でも、濃厚な味わいを楽しむことができます。穏やかな酸味とまろやかなコクがあり、レモン・桃・はちみつなどフルーティなアロマが印象的です。

ピノ・グリージョの主な産地

ピノ・グリージョ種はフランス、イタリア、ドイツなど欧州だけではなく、アメリカ・オーストラリアなど世界各地で栽培されています。主な産地であるフランス・イタリアの特長は、以下のとおりです。

フランス

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

ピノ・グリージョ種の原産地は、フランスのブルゴーニュ地方です。しかし現在、ブルゴーニュ地方ではほとんど生産されておらず、北東に位置するアルザス地方での生産がさかんとなっています。

フランスで栽培されたピノ・グリージョ種は、パイナップルやマンゴーなどトロピカルな風味を持つ白ワインに仕上がります。

イタリア

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

イタリアのピノ・グリージョ種は、主に白ワインの産地を代表するフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で生産されています。ブーツにたとえられることの多いイタリア半島で、履き口部分にあたる東部に位置する街です。

イタリア育ちのピノ・グリージョ種で造られた白ワインは、濃厚な香りにミネラル感があるのが特長です。また、近年はピノ・グリージョ種を使ってオレンジワインも造られています。

おすすめのピノ・グリージョのワインと相性の良い料理

ピノ・グリージョ種で造られたワインは、魚はもちろん肉料理との相性もぴったりです。白ワインを豚肉や鶏肉などのお肉料理と合わせたいときは、ぜひピノ・グリージョを選んでみてください。

ピノ・グリージョのワイン選びで迷ったときのために、ここではおすすめのワインを3種類ご紹介します!

【おすすめ白ワイン20選】透明な色にくぎづけ。白ワインの洗練された魅力に迫る!

メッツァコロナ アンテッラ ピノ・グリージョ(参考小売価格:税抜908円)

イタリアのメッツァコロナ社による辛口の白ワインです。名前の「アンテッラ」とは伝統的な土地を意味する言葉で、イタリアのワイン文化を長年支え続けてきた偉大な大地への敬意がうかがえるネーミングとなっています。

魚介料理や天ぷらはもちろん、がっつりと食べられる豚のしょうが焼きもおすすめです。

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

購入はこちらから(外部サイトにリンクします)

 

MCカステルフィルミャン ピノグリジョ リゼルヴァ_外観.imageメッツァコロナ カステル・フィルミャン ピノ・グリージョ リゼルヴァ (参考小売価格:税抜1,888円)

北イタリアのブドウ栽培農家の協同組合として設立された、メッツァコロナ社による辛口の白ワインです。ピノ・グリージョ種らしい熟した果実とともに、樹木の気配を感じさせる調和のとれた香りを楽しめます。

地域の中でもピノ・グリージョの栽培に適した土壌で育まれたブドウのみを使用しています。

素材の魅力を引き立てるクリーム系の料理との相性が良いため、肉料理と合わせるときもシンプルなローストチキンがおすすめです。

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

購入はこちらから(外部サイトにリンクします)

 

ガビアーノ プロメッサ・ピノ・グリージョ_外観.imageカステッロ・ディ・ガビアーノ プロメッサ・ピノ・グリージョ (希望小売価格:1,808円)

イタリアのキャンティ・クラシコ地区の中心に設立されたカステッロ・ディ・ガビアーノ社が手掛けた、辛口の白ワインです。ラベルには地区の歴史にちなんだガビアーノ騎士が描かれ、ワインには彼らが守り続けた土地で育まれたブドウをふんだんに使用しています。

トロピカルフルーツだけではなく、フローラルやシトラスの華やかさと爽やかさが調和した香りが特長です。さらに口にふくんだときは、青リンゴやレモンのスッキリとした香りも広がります。

後味がしつこくないため、素材の味を楽しめる料理によく合います。肉料理ならさっぱりと食べられる、しゃぶしゃぶが最適です。

肉料理に合う白ワインといえばピノ・グリージョ!その特長やおすすめワイン

購入はこちらから(外部サイトにリンクします)

※ ワインについては、記事掲載時点での情報です。

まとめ

イタリアで愛される白ワイン用のブドウ、ピノ・グリージョ種は、フランスやオーストラリアなど世界各地で広く栽培されています。ピノ・ノワールの突然変異によって誕生したその独特の由来から、見た目も名前(グリージョ)が示すとおり灰色がかったピンク色の皮が印象的です。

フルーティで穏やかな酸味が共通の特長ですが、栽培地によって異なるニュアンスを楽しめるため、ぜひ飲み比べて産地ごとの魅力を見つけてみてください。

ピノ・グリージョの購入はこちら

購入はこちらから(外部サイトにリンクします)