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ORGANIC LIFE with パラ・ヒメネス vol.3 特別編
「パラ・ヒメネス」オーナー家の家庭の味大公開!
ワインにぴったりのパエリアとコシードを作ってみよう!

スペインにおけるオーガニックワインの先駆者として知られるワイナリー「パラ・ヒメネス」。使用するブドウは、100%自社畑で収穫した有機栽培のもの。循環型農業にも積極的に取り組む造り手です。そんな「パラ・ヒメネス」の魅力をお伝えする連載企画の第3弾は、ワイナリーの3代目である、パブロ・パラ・ヒメネスさんのお母さん、アナさんから教えてもらったパエリアとコシード(煮込み)のレシピを紹介します。

ワインとの相性はもちろんのこと、料理から見えてくる、スペインの食文化も合わせてお楽しみください。

text WINE OPENER編集部 photo よねくらりょう

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今回登場するワイン

パラ・ヒメネス
パラ・ヒメネス シャルドネ[オーガニック]
参考小売価格:税抜1,043円(750ml )

有機栽培のシャルドネを使用した黄金色に輝く白ワインです。完熟した果実の甘いアロマとスパイシーな香りが特長で、酸味のバランスも良く、華やかな味わいをお楽しみいただけます。

 

 

 

 

1D51パラ・ヒメネス カベルネ[オーガニック]G01外観

パラ・ヒメネス
パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン[オーガニック]
参考小売価格:税抜1,043円(750ml )

ブラックベリーやブラックチェリーのアロマに黒い粒胡椒のスパイシーな香りが楽しめる赤ワイン。色調は紫色を伴った深いレッドチェリーで、完熟した果実ならではのキメ細やかな渋味と豊富な果実味が特長です。

 

 

 

パエリアのPOINT

スペイン人の大好物、パエリアは、親族や友人など親しい人たちが集まった昼食時に食べるそう。一見、難しそうに見えて材料に火を通したらあとは加熱するだけというシンプルな料理。向こうでは、アウトドアでパエリアを作る際には薪を使用し、パエリアに火が通るのを眺めながら、おつまみを食べつつ、ワインを飲み、パエリアを作った後の熾火に焼き網を載せて、肉(ほとんどの場合ラムチョップ)を焼いて食べるそうです。また、ワイナリーのあるラ・マンチャはサフランの⼀⼤産地のため、サフランをたっぷり入れるのもポイントです。

「パラ・ヒメネス」ブランド担当・撹上によるワインとの相性

様々な魚介類をたっぷり使った贅沢なパエリアは、エビの出汁や赤身の魚などでいっそう濃厚な味わいです。そこに、「パラ・ヒメネス シャルドネ[オーガニック]」を合わせることで、シャルドネのほのかな甘い香りが引き立ったり、トマトの酸味との相性の良さを感じたりしました。

 

 

 

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■材料:2⼈分

・マグロなど⾚⾝の⿂:250g

・イカ:250g

・エビ:6尾

・あさり:10個

・トマトの⽔煮⽸:1/2⽸ (熟しているトマトであれば⽣のトマトでも可)

・イタリアンパセリ:2,3本

・⾚パプリカ:2個

・お⽶:1カップ

・オリーブオイル:⼤さじ1杯

・ニンニク:2かけ

・サフラン:2本

・塩:少々

■作り方

【出汁をとる】

① エビ3尾の頭を取り殻を剥く。(⾝は下記⑩で使⽤。残りの3尾は飾りに使う)

② ①をイタリアンパセリとゆで、出汁をとる。(時間がない場合は洋風スープの素で代用可)

【パエリアを作る】

③ ⿂、イカ、⾚パプリカ、トマトを適当な⼤きさ(2cm⾓位)に切る。 ニンニクはみじん切りにせず、そのまま使う。

④ パエリア鍋(深めのフライパン鍋で代用可)に、オリーブオイル、ニンニク、⾚パプリカを⼊れさっと炒める。

⑤ ④にトマトを⼊れ、⽔気がなくなるまで炒める。

⑥ ⿂を⼊れ、さっと⽕を通す(2-3分)。

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⑦ ⽶を投⼊し、1~1.5分⽕を通す。(炒めるというより、⽶粒を温める感じで)

⑧ 出汁を⼊れる。(その際、鍋の中の温度が下がらないように出汁を温めておく)

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⑨ すぐに、あさりとイカ、①のエビの身を鍋に散らし、塩少々とサフランを⼊れる。

⑩ 殻を剥かなかったエビを飾りで並べたら、 17 分間中⽕で加熱。(ふきんかアルミホイルでふたをする。完全にふたをせず、湯気が 逃げる適度に)

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⑪ 17分経ったら、⽕を⽌め、10分程蒸したらできあがり。

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コシードのPOINT

コシードは、肉や豆を煮込んだ家族で楽しむ料理。少し離れたところに住んでいても、日曜日は家族で集まって食事をすることが多いスペイン人。特に冬の寒い日曜日に、身体を温めるのに、コシードはぴったりの料理とされています。3代目のパブロさんにとって、若い頃、土曜日の夜遅くまで友人と遊んだ翌日に飲む、日曜日のコシードのスープは、飲み過ぎた体に優しく染み渡り、大好きだったそうです。たっぷりの肉を煮込んだコシードは、余った具材でコロッケを作ることもあるそう。

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「パラ・ヒメネス」ブランド担当・撹上によるワインとの相性

鶏、豚、牛と数種類のお肉が入ったボリュームもうまみも満点のコシードは、「パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン[オーガニック]」のアロマと黒胡椒のスパイシーさがアクセントになりワインが進みます。最後にお肉や豆から出たスープにパスタを入れていただきますが、そのパスタがいいおつまみになり、〆までワインが楽しめますよ。

 

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■材料:2⼈分

・鶏もも肉:2本

・鶏ガラ:1本(ブイヨンで代⽤可)

・⽣ハム:200 g

・豚肩⾁:200 g

・豚バラ肉:75 g

・⽜すね⾁:125 g

・チョリソ:1本

・ジャガイモ(⼤):1個

・にんじん:1本

・キャベツ:1/2 個

・ひよこ⾖:250 g

・ショートパスタ(太さ1.4mm以下のスパゲティを長さ3~4㎝に折って代用可):80~100g

■作り方

① すべての⾁類とひよこ⾖(ひよこ⾖は網袋や出汁とり袋などに⼊れておくと後で取り出しやすい) を鍋に入れ、具材がひたひたになるまで⽔を加えたら、強⽕で沸騰させる。

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② 沸騰し始めたら、⽕を弱めて吹きこぼれない程度にぐつぐつ煮る。

③ アクが出てきたらすくい取って、具材を優しく動かし、1時間煮込む。

④ 1時間たったら、鍋の中の具材をお⽫の上に取り出す。

⑤ すべて取り出したら、ゆで汁(スープ)にジャガイモとにんじん、キャベツを⼊れて⽕が通るまで20分ほどゆでる。

⑥ 野菜類に⽕が通ったら、取り出して4の皿に盛りつけてできあがり。

 

【スープパスタ】

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⑦ 使用するパスタの茹で時間に従い残ったスープでパスタをゆでる。

⑧ スープと共にパスタを盛り付ける。

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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

 

パラ・ヒメネス