冬の定番メニューといえば、おでんですよね。おでんというと、日本酒との相性が良いというイメージがありますが、実はワインと楽しむのもおすすめです。
今回は、おでんとワインとの組み合わせがピッタリな理由を解説します。おでんによく合うおすすめワインもご紹介しますので、ぜひこの冬は、おでんとワインとのマリアージュをお楽しみください。
目次
おでんがワインと相性抜群なのはなぜ ?
おでんとワインの組み合わせというと、イメージできないという方も多いでしょう。しかし、意外とよく合うんです。
その理由のひとつは、おでんの“つゆ”にあります。おでんのつゆは、醤油や日本酒、みりん、塩などといった調味料とだしでできていますが、それがワインの複雑な味わいとよく調和するのです。
もうひとつの理由は、おでんの具材にあります。おでんの代表的な具材であるちくわやはんぺん、さつま揚げ等の練り物は、魚から作られています。
練り物を煮込むことで出される旨味は、ワインの味わいとマッチ。もともと、魚はワインとよく合いますが、魚由来の練り物の旨味がたっぷりと出たおでんは、ワインとの相性抜群です。
最近では洋風おでんも登場
最近は、おでんを洋風にアレンジしたものも出てきています。
コンソメや鶏のブイヨンをベースにしたスープを使ったおでんや、ソースをかけてフレンチテイストに仕上げたおでんなど、一見、「おでん?」と思うようなものも続々登場。
使う具材も、定番の練り物からハンバーグやロールキャベツ、ソーセージ、トマトといった洋風具材を使って作ったおでんなどがあり、ワインと合わせても違和感がありません。
もちろん、定番のおでんとワインとの組み合わせも抜群ですが、ちょっとオシャレに楽しみたいという場合は、洋風おでんとワインという組み合わせもおすすめですよ。
おでんにピッタリなワイン とは?
優しいおでんの味わいを引き立てるためには、主張の強くないワインを選ぶことが大切です。パワフルすぎたり、酸味・甘み・苦味などの要素が突出しすぎないワインにしましょう。
白ワイン・軽めの赤ワイン・スパークリングワインは、いずれも主張が強くないので、おでんとの相性も抜群です。これらのワインが、おでんと相性がいい理由を詳しく解説していきますね。
・白ワイン
すっきりとした味わいの白ワインは、優しい味わいの和食ともよく合います。また、ワインのミネラル感とおでんのだしの塩味が相乗効果でお互いを引き立ててくれますよ。
ワインと料理の組み合わせのセオリーとして、出身地を合わせるというものがあります。このセオリーに従うと、おでんには日本ワインを合わせるのがベター。
日本固有の甲州種というブドウを使った甲州ワインは、果実味と酸味の調和がとれているので、特におすすめです。
世界に認められた甲州ワインについて、詳しくはこちら。https://wine.sapporobeer.jp/article/koshu_wine/
・軽めの赤ワイン
醤油を利かせた濃いめのだしのおでんには、軽めの赤ワインを合わせるのもおすすめです。軽めの赤ワインであれば渋みも控えめなので、おでんの味わいをじゃますることもありません。
軽めの赤ワインの定番といえば、ブルゴーニュ産のピノ・ノワール種。ですが、おでんに合わせるのであれば、山梨県産マスカットベーリーA種で作られた日本ワインを選ぶことをおすすめします。
・スパークリングワイン
瓶内二次発酵もしくはタンクでの二次発酵をするタイプのスパークリングワインだと、他のワインよりもアミノ酸が多く含まれています。
アミノ酸は昆布だしの旨味成分なので、アミノ酸が豊富なスパークリングワインはおでんのだしと相性がとっても良いんです。
同じ理由で、アミノ酸の量が多くなるシュール・リー製法の白ワインもおすすめです。シュール・リー製法は、沈殿した酵母や酒石のオリの上でワインを半年ほどかけて熟成させていく製法です。
スパークリングワインを選ぶ際には、赤ではなく白が良いでしょう。「おでんにスパークリングワイン?」と最初は思うかもしれませんが、飲んでみると驚くほどしっくりきますよ。
スパークリングワインの製法について、さらに詳しく知りたい方はこちらhttps://wine.sapporobeer.jp/article/wine_recipe/
おでんに合わせたいおすすめワイン
白ワイン
・グランポレール 甲州辛口(参考小売価格:税抜1,800円)https://www.sapporobeer.jp/product/wine/MF53/
世界に誇る日本のプレミアムワイン「グランポレール」。寒暖差のある山梨で栽培された甲州種で作られた白ワインは、フルーティなアロマとすっきりとした酸味が味わえます。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
・メッツァコロナ アンテッラ ピノ・グリージョ(参考小売価格:税抜900円)
https://www.sapporobeer.jp/product/wine/LH89/
世界的に人気品種のピノ・グリージョ種を使用したイタリアワイン。マイルドな酸味、バランスのとれた華やかな味わいなので、おでんとの相性も良いです。
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軽めの赤ワイン
・グランポレール エスプリ ド ヴァン ジャポネ 絢ーAYAー(参考小売価格:税抜1,500円)https://www.sapporobeer.jp/product/wine/PZ68/
日本食に合わせやすいという特長を持つライトボディの赤ワイン。山梨県産マスカットベーリーA種が主体になっていて、タンニンは強すぎず、ほどよい熟成感、上品な酸味が感じられます。
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スパークリングワイン
・ヴィニデルサ・ドゥーシェ・シュバリエ・ブリュ(参考小売価格:税抜1,300円)
https://www.sapporobeer.jp/product/wine/N061/
シャンパンと同じ製法で作られたスペイン産スパークリングワイン(カバ)です。瓶内2次発酵方式で製造されているので、アミノ酸が多く含まれています。すっきりとした爽やかな味わいの中に、コクも味わえるのが特長です。
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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
おでんによく合うワインの選び方、おすすめのワインについてご紹介しました。これまで、寒い冬はおでんと熱燗が定番だったという方も、こちらの記事を参考に合わせるワインを選んでみてはいかがでしょうか。きっと、おでんとワインのハーモニーを楽しめるはずです。
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