マスカットの別名「モスカート」味わい・香り・合う料理を紹介!

ブドウ品種「モスカート」の味わいや香りを知って楽しく味わおう

イタリアワインに使われるブドウ品種として知られるモスカート。別名は「マスカット」です。ワイン用のブドウとしてだけでなく生食でも親しまれていますよね。

世界中で栽培されているモスカートで造られるワインは様々。この記事では、モスカートの特長や産地ごとの違いについて解説します。おすすめのワインとそれに合う料理も紹介していますので、ワイン選びの参考にしてくださいね。

ブドウ品種「モスカート」の味わいや香りを知って楽しく味わおう

モスカートの特長とは

モスカートはギリシャが原産地といわれており、古くから栽培されている歴史あるブドウ品種です。別名「マスカット」として知られており、日本では生食用としても人気があります。

モスカートといっても1つのブドウ品種のみを指すのではありません。一般的にモスカートといえば、イタリアで栽培されているモスカート系のブドウ品種全てのことをいいます。

フランスでは「ミュスカ」、スペインでは「モスカテル」、ポルトガルでは「ムスカテル」と呼ばれています。

モスカートに分類されるブドウは世界各地で栽培されていて、同じ系統のブドウでも産地によって名前が異なります。

名前から白ブドウをイメージする方が多いかもしれませんが、中には赤ワインの原料になる黒い果皮のブドウなどもあるのです。

香りの特長

モスカートの特長といえば、ムスク(麝香)の香りをもつことです。マスカット特有の非常にアロマティックな香りで知られています。

モスカートはスペインで「モスカテル」と呼ばれていますが、モスカルテルの「モスカ」は英語の「モスキート(蚊)」と同じ語源から生まれた言葉とされており、「虫が寄ってくるほど甘い」という意味があるといわれています。

産地によっては、マスカットやオレンジ、洋梨、りんごなどのフルーティーな香り、みかんやアカシアの花の香り、他にも紅茶、オレンジリキュール、はちみつの香りをもつものもあります。

味わいの特長

ブドウ品種「モスカート」の味わいや香りを知って楽しく味わおう

モスカートから造られるワインのほとんどは甘口で、辛口のワインは比較的少なめです。甘口ワインはマスカットをそのまま頬張ったようなフルーティーな味わいで、辛口ワインはアロマティックな香りもありながらフレッシュな酸味も楽しめるさわやかな味わいのワインとなります。

モスカートで造られたワインは、醸造方法によって以下の3タイプの味わいに仕上がります。

スティルワイン 一般的な非発泡性のワインで、白ワインが多い。中には赤やロゼのタイプも存在する。
極甘口から辛口まで様々な味わいになる。
アルコール度数は比較的低い。
発泡性ワイン いわゆるスパークリングワインのことで、炭酸ガスを閉じ込めているため泡が立つ。
モスカート本来の香りが強いワインに仕上がる。

酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)

醸造の工程中にアルコールを添加して、ワイン全体のアルコール分を高め、味にコクを持たせた保存性の高いワイン。

モスカートは産地で香り・味わいが異なる

ブドウ品種「モスカート」の味わいや香りを知って楽しく味わおう

原産地はギリシャといわれ、現在は世界中で栽培されているモスカート。産地によって、異なる香りや味わいの特長があります。ここでは代表的なモスカートの産地と特長を紹介しましょう。

イタリア産「モスカート」

一般的にモスカートというと、イタリアで生産されるモスカート系のブドウを指しますが、その中でも主な品種は「モスカート・ビアンコ種」と呼ばれる小粒のブドウです。

イタリア北西部ピエモンテ州のアスティ、クーネオ、アレッサンドリア県などの多数の自治体で広く栽培されており、イタリア国内の定番ワイン「アスティ」の原料として使われています。

アスティの中でもいくつか種類があり、中でも「モスカート・ダスティ」や「アスティ・スプマンテ」が有名です。

「モスカート・ダスティ」は微発泡の甘口ワインで、アルコール度数は約5%です。モスカートの香りと甘さを凝縮したような味わいが楽しめます。

「アスティ・スプマンテ」はピエモンテ州で造られている甘口のスパークリングワインで、やさしい口当たりと飲みやすさが特長です。食事に合わせやすい味わいであることから、広く親しまれています。

近年では、食事に合わせやすいよう食前酒としてアスティ・セッコというアルコール度数が11%にもなる辛口のアスティが登場しています。

フランス産「ミュスカ」

フランスで生産されるモスカート種のブドウは、「ミュスカ」と呼ばれています。特長のある2つの産地についてご紹介します。

フランス北東部(アルザス地方)

アルザス地方では、ミュスカは高貴な4品種のひとつとされています。

ワインの生産地として知られるアルザス地方においては、「ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン」、「ミュスカ・オットネル」、「ミュスカ・ローズ・ア・プティ・グラン」の3品種が栽培されています。

この3品種は「アルザスのミュスカ」という意味で「ミュスカ・ダルザス」と呼ばれており、他の品種とともにアルザス地方で生産される白ワインの原料として認められています。

アルザス地方で造られるミュスカのワインは基本的に辛口ですが若干の甘味もあり、白い花やメロン、桃、はちみつ、りんごのような香りとさわやかな酸味が特長です。他のアルザス品種よりも軽くさわやかで上品さも感じられます。

フランス南部(ラングドック・ルーション地方)

フランス南部のラングドック・ルーション地方では、天然の甘口ワインが造られています。

この天然甘口ワインは、酒精強化ワインの一種であるヴァン・ドゥー・ナチュレル(VDN)と呼ばれています。製造過程において、ブドウ果汁を発酵させる途中でアルコールを添加し、発酵を止めることが特長です。そのため、ブドウ本来の糖分や風味が多く残留します。

もともと香りが豊かなブドウなので、ワインも風味豊かで芳醇な、リッチな口当たりのデザートワインに仕上がります。

スペイン産「モスカテル」

スペインではモスカート品種のことを「モスカテル」と呼んでおり、アンダルシア地方で造られる酒精強化ワイン「シェリー」の原料のひとつとして利用されています。

シェリーの種類によっては、シェリーは他の品種を使用することもありますが、モスカテルを使う場合、シェリーはモスカテルを遅摘み、もしくは天日干して糖度を高めていることが特長です。そこにアルコールを添加することで、モスカテルがもつ本来の糖度を味わえる極甘口のワインに仕上がります。

オーストラリア「マスカット」

オーストラリアでは、モスカート品種は「マスカット」と呼ばれています。こちらの呼び名の方が、親しみ深い方が多いかもしれませんね。

マスカットが生産されているのは、オーストラリア南東部のヴィクトリア州にあるラザグレンです。ここは酒精強化ワインの産地として知られており、マスカットを使用した濃厚な味わいの極甘口ワインが有名です。

モスカートで造られたおすすめワインと相性の良い料理

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産地によって様々な味わいが楽しめるモスカート。ここからは、モスカートを原料に造られたおすすめのワインと、それに合う料理をご紹介します。

■モスカート・ダスティ

モスカート ダスティ DOCG

テヌータ・カレッタ モスカート ダスティ DOCG(参考小売価格:税抜1,900円)

イタリア・ピエモンテ州の老舗ワイナリーで造られている、やや甘口の微発泡ワイン。ブドウの香りが凝縮されたやさしい口当たりが特長で、レモンやセージなどのさわやかな香りが楽しめます。

アルコール度数が比較的低いので、早飲みにぴったりです。

相性が良いおすすめ料理は、生ハムです。塩気のある味とワインの甘味で、バランス良くいただけます。

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■アスティ・スプマンテ

マルティーニ アスティ・スプマンテ

マルティーニ アスティ・スプマンテ(参考小売価格:オープン価格)

イタリアを代表する老舗ワインブランドが生産する、モスカート種を100%使用したワインです。

世界でもっとも販売されているアスティ・スプマンテのひとつで、フルーティーながらも爽快感のある口当たりが特長です。

おすすめの料理は、タイ料理の「カオマンガイ」。特有の甘辛いソースとワインの甘味が調和して、おいしく召し上がれます。

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■ミュスカ(酒精強化ワイン)

ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ 375ml_外観

M.シャプティエ ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ 375ml(参考小売価格:税抜3,200円)

創業200年以上の歴史をもつワイナリーで造られている、極甘口のワイン。鮮やかで美しい黄金色をしており、花のような香りが豊かでエレガントな味わいが楽しめます。酸がしっかりしているので極甘口とはいえ、余韻には心地良い甘味が残ります。

おすすめの料理は、フルーツタルトです。ワインがもつ華やかな香りが、フルーツがもつ素材本来の味を引き立たせてくれます。

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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

まとめ

モスカートと呼ばれるブドウには様々な品種があり、産地によって名前も特長も異なります。豊かな香りが楽しめるモスカートを使用したワインは、料理にもデザートにも合うので日常的に楽しめるワインです。

料理やシチュエーションなどに合わせて、ワインを選んでみてくださいね。

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