ワインの注ぎ方は片手?両手?
基本的にワインボトルを持つのは片手ですが、無理に片手で持つ必要はありません。ワインボトルが重くて心配な場合や、あまり慣れていない方は、両手で持ちましょう。
両手で持ってもマナーとしては問題ありませんよ。両手の場合は、片手で底を持ちワインボトルの下を反対の手で支えましょう。
片手で注ぐ場合は、ボトルの底に指を入れる方法、ボトルの底をしっかりとつかむ方法があります。
いずれもバランスが重要なので、注ぐ前に絶対にボトルを落とさないバランスをつかんでからボトルを扱いましょう。
もう一つソムリエさんのようにワインを注ぐコツを一つ。それはラベルを上に向けておくことです。
これはゲストに対して「間違いなくこのワインを注いでいますよ」というサービスの一つになります。また雫が垂れてラベルを汚すことも防いでくれます。
ワインの注ぎ方のコツや注意点
ボトルの持ち方を理解したら、次にワインを注ぐときの注意点を覚えておきましょう!
一つ目は「勢いよく注がない」ことです。ワインはデリケートな飲み物です。勢いよく注ぐと中のワインが暴れてしまい、美味しくなくなることがあります。
オリの出ていたワインであれば、オリが舞い上がることになるので要注意。周りに飛び散ることもあるので、静かに注ぎましょう。
二つ目は「グラスを持たない」ことです。これは注いでもらう側も注意することですね。グラスは持ち上げずテーブルに置いたままにしてください。また、ワインボトルの口にグラスをつけないことにも気を付けましょう。
これで、ワイングラスが倒れる心配もないですし、ボトルの口を伝わってワインの雫がこぼれることもありません。だからと言って、あまり上から注ぐのではなく、数cm離して注ぐようにしてください。
三つ目は「なみなみと注がない」ことです。グラスに対して3分目程度を目指しましょう。
ワインは香りを楽しむ飲み物でもあります。ワイングラスに空間ができることで香りの広がるスペースができます。
ワインを飲むときにクルクルとグラスを回しているのをみたことはありませんか?
これは空気とワインを触れ合わせることで、ワインの香りを引き出しているのです。上まで注いでしまうとこのスペースができず楽しみが半減してしまいます。
四つ目は「ひねるように注ぎ切る」ことです。
注ぎ終わって最後にボトルをグラスから離す際に、軽くひねるようにしてみてください。そうするとボトルから液体が垂れるのを防ぐことができます。
あからさまにやると大袈裟なので、垂れる雫をボトルが吸い込むイメージでくるっと軽くひねってください。
スパークリングワインの注ぎ方
スパークリングワインは泡のあるワインですので、通常のワインに加えて注意点があります。
それは「2回に分けて注ぐ」ことです。
1回目は注ぐときに立ち上がるしゅわしゅわとした部分を含めてグラスの8分目を目指しましょう。
その後、立ち上がった泡が落ち着くのを待ちます。泡が落ち着くと実際に液体は2~3割程度であることに気がつくと思います。
落ち着いたら、泡を立てないことを意識して2回目を静かに注ぎましょう。今度は全体的にグラスの6分目を目指しましょう。
ここで使うスパークリング用のグラスはフルート型と呼ばれる、背の高いワイングラスを想定しています。
もしもクープ型と呼ばれる平たい形のグラスを使う場合や、通常のワイングラス(赤ワインや白ワインを飲むような)を使う場合も基本的な注意点は同じです。
しかし2回目を注ぐ際には、全体的な液量が3分目になるように心がけてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ワインボトルを扱うのは難しくありません。コツとポイントをつかんでしまえばソムリエさんのようにワインを注ぐことができますよ。
◆リンク
サッポロビールのワイン情報
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/index.php