マリアージュは楽しい・新しい・美味しい!を発見すること。ワインショップ「ワインマーケットパーティー」のマリアージュ研究会が日本ワイン「グランポレール」と国産チーズの組み合わせを検証してみました。間違いないベスト3の結果をお伝えします。
目次
ワインショップ「ワインマーケットパーティー」マリアージュ研究会
マリアージュという言葉を耳にすることはあっても、実際にはよく分からないという方もいるのではないでしょうか。マリアージュの元々の意味は、フランス語で「結婚」という意味ですが、ワインと料理の相性を表現する時にも使われます。
ワインとの相性とか組み合わせと聞くと・・・難しそう!?でも知りたい!という声をよく聞きます。
そこで今回は、ワインショップ「ワインマーケットパーティー」に存在するというマリアージュ研究会の活動をレポートしちゃいます。
「ワインマーケットパーティー」マリアージュ研究会が挑戦する課題はこちら。
・マリアージュは結局のところ何と何を合わせるの?
・組み合わせで味は本当にかわるの?
・味が想像できないし、難しそう?
とはいえ、秋田の日本酒には秋田の名産いぶりがっこが合うように、長野県のワインに長野のチーズを合わせたら、より美味しくなりそうで楽しそう!!というように発想の段階から肩の力を抜いて「ワインマーケットパーティー」マリアージュ研究会は活動をしています。
日本ワイン「グランポレール」×国産チーズを検証
「ワインマーケットパーティー」マリアージュ研究会が7月に実施した検証の様子をお伝えしていきます。今回は、日本ワイン「グランポレール」を軸にして、「グランポレールと国産チーズの最高の組み合わせを見つけよう!」というテーマで検証を実施しました。
■アイテム
・グランポレール ワイン 8アイテム
(北海道・長野・山梨・岡山)
・チーズバイヤー厳選の国産チーズ 12種類
(北海道・長野・岡山・広島・沖縄)
ワインマーケットパーティーのチーズバイヤーとソムリエを含むスタッフでワイン8種類×チーズ12種類=計96個の組み合わせをひたすら、本気でどれが合うか検証。
検証中は、黙々とチーズをかじり、ワインを口に含みベストを探し求めました。気づいたら4時間が経過。そのくらい楽しい・新しい・美味しい!発見が多かったのです。最終的にスタッフ間で意見を出し合い、ようやくベストマリアージュが決まりました!
96パターンから選ばれたベストマリアージュ!第3位
96パターン全てのマリアージュ結果をご紹介したいところですが、今回はスタッフ大半が、こ・・・これは!!と思ったものベスト3をご紹介します。まずは第3位から!
■ベストマリアージュ・第3位
グランポレール 岡山マスカットベーリーA〈樽熟成〉2018 × ニセコチーズ工房 二世古空【ku:】(北海道)
【理由】
マスカットベーリーA種のふくよかな果実感とチーズのナッツのような香りが寄り添うようにマッチ!お互いを引き立て合うマリアージュに思わず、うっとりしました。
穏やかな青カビの風味のため、青カビが苦手という方もぜひ、ワインと一緒に楽しんでいただき新しい青カビの一面を体験してみてください!
■グランポレール 岡山 マスカットベーリーA〈樽熟成〉 2018 (参考小売価格:税抜1,800円)
古くからブドウ栽培で有名な井原市産のマスカットベーリーA種は、岡山県産赤ワインの代表品種。契約栽培畑でワイン醸造用として大切に育てているブドウを厳選して作られています!
時間をかけて丁寧に醸した後、オーク樽で熟成させたワインは、柔らかなブーケと、マスカットベーリーA種特有の果実味に溢れた、余韻のあるまろやかな味わいが特長です。
■ニセコチーズ工房 二世古空【ku:】(北海道)(参考小売価格:税抜1,050円)
フランスの山岳地帯、ジュラ地方で伝統的に製造されている、AOPチーズ【ブルー ド ジェックス】をお手本に製造された、穏やかな青カビチーズ。チーズ自体の生地に旨みがありナッツのような風味が特徴。
そのままでももちろん、小さくカットしサラダにちらしたり、 生クリームとあわせてパスタソースに色々なアレンジが楽しめますが、ぜひフランス流に溶かしてフォンデュに入れて召し上がってみてください。また違う美味しさが発見できます!
#うきうきマリアージュ
#心を満たすマリアージュ
#お互いを尊重マリアージュ
96パターンから選ばれたベストマリアージュ!第2位
次に第2位は発表します。かわいい見た目のチーズに思わず恋しちゃいます。
■ベストマリアージュ・第2位
グランポレール 余市ミュラートゥルガウ 2019 × 乳ぃーずの物語 雪子 (広島県)
【理由】
チーズは賞味期限までの日数で状態も味も変わるため、今回のマリアージュ研究会ではチーズの状態が若いものと、賞味期限が間近のものをワインと合わせ食べ飲み比べしてみました。
賞味期限までまだ日が遠く熟成が若いチーズは爽やかな酸味と、ミュラートゥルガウの爽やかな香りが楽しめる綺麗なマリアージュを表現してくれました。
また賞味期限が間近のチーズは、酸味が薄れやわらかく、少々の塩味と、ミルクのコクがワインの甘みとぴったりはまり、思いもよらないマリアージュにスタッフも驚き、マリアージュの楽しさを再発見していました。色々な表情を見せてくれるチーズなので、どのタイミングで食べても楽しめる相性抜群のマリアージュです。
■グランポレール 余市 ミュラートゥルガウ 2019 (参考小売価格:税抜1,800円)
日本海を見下ろす起伏の豊かな傾斜地にある北海道余市のブドウ畑からつくられたワイン。北海道余市の協働契約栽培畑産ミュラートゥルガウ種ぶどうを100%使用。
ブドウの果皮からの香味成分を引き出す為、果皮と果汁を低温で接触させるスキンコンタクトを行って作られています。ミュラートゥルガウという固い感じの名前からは想像できないほど白い花のアロマのブーケとやさしいほのかな甘みを感じる味わい。とにかく香りだけでも癒されます。
■乳ぃーずの物語 雪子 (広島県) (参考小売価格:税抜985円)
広島県庄原の雪をイメージしたチーズです。熟成の若い時は爽やかなミルクの香りとお花のような香り。熟成が進むと、香りは少し落ち着き、ミルクのコクと旨味が増してきます。熟成の段階によってさまざまな味や香りを楽しむ事が出来る量販店などではあまりお見かけしないチーズです。
見た目からするとカマンベールと同じ白カビチーズと思われますが、実はこちら酵母菌がチーズの熟成をお手伝いしている、ソフト酸凝固タイプといわれるチーズ。酵母菌がどのように熟成のお手伝いをするかは、その時次第。大変気まぐれな酵母菌とチーズ職人さんたちが必死に向き合って出来あがるので、チーズ職人さんの個性がでる魅惑のチーズです。
#おもしろマリアージュ
#うっとりマリアージュ
#高次元マリアージュ
96パターンから選ばれたベストマリアージュ!第1位
ついに栄えある第1位の発表です。ワインショップ「ワインマーケットパーティー」マリアージュ研究会が選んだ日本ワイン「グランポレール」と国産チーズのベストマリアージュ第1位はこちら!
■ベストマリアージュ・第1位
グランポレール 長野メルロー 2017 × アトリエドフロマージュ プチブルー(長野県)
【理由】
チーズの塩味が自立してあるところに、ワインの果実味と重なり、お互いの美味しさをさらに際立てる。まさに、黄金の組み合わせでした。上質なミルクのうま味とメルロー種のタンニンがやわらかく絡み、心地よく溶けていくようなマリアージュに一同感動でした。
今回の96パターンの中で1番納得のいくマリアージュになり、結果第1位になりました。長野のぶどうと長野のチーズ、同郷同士が改めてここで出会う奇跡にも感動しました。
■グランポレール 長野メルロー 2017 (参考小売価格:税抜2、300円)
グランポレール 長野メルローは、長野県長野市と池田町の2ヶ所のグランポレール自社畑産ブドウを主体につくられたワイン。
長野は気温の日較差が大きいため、ブドウに酸がよく残り、やせた水はけの良い土壌は凝縮感あるブドウを育むのが特長です。
イチゴを想わせるアロマ、小樽でゆっくりと熟成させたブーケ、メルロー種らしい柔らかな味わいをお楽しみ頂けるワインです!
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
■アトリエド フロマージュ プチブルー (長野県)(参考小売価格:税抜750円)
長野県にあるチーズ工房で国産チーズの先駆け的存在のチーズ工房が作る、国産最高峰のブルーチーズ。ジャパンチーズアワードグランプリ受賞とフランスで行われるチーズの世界大会「モンディアル・デュ・フロマージュ」でも最高金賞を受賞する快挙を成し遂げている。
メディアにも多数取り上げられ、その味わいは「濃厚な生キャラメルのようだ!」と絶賛されたことも。強すぎない青かびの特徴と 良質なミルクから作るチーズ自体の旨みが、日本独自のブルーチーズの味わいを表現しています。
#心を満たすマリアージュ
#大人のマリアージュ
#幼馴染に会ったときのような懐かしみのあるマリアージュ
#うっとりマリアージュ
マリアージュのすすめ
今回のマリアージュ研究会に参加したワインマーケットパーティーのスタッフからは、「国産ワイン・チーズともにポテンシャルが年々高くなっている!」「チーズのポテンシャルが高すぎて、チーズの味に圧倒されてしまう組み合わせもあった。」「ワインが負けるということでもなく、チーズの旨味が勝りすぎて引き立て役になるということもなく、完全にお互いが自立していた。」などの意見が出ました。
ワインと食材には合う、合わないという大まかな組み合せパターンはあります。しかし、今回はそれを超えるワインとチーズの出会いもありました。
ぜひ、みなさんも日本ワイン「グランポレール」とチーズのマリアージュをきっかけに色々と挑戦してみてください。実際に試して、自分の舌で感覚を楽しめると、マリアージュの幅はぐんと広がるでしょう。
もちろん今日は外したくない、王道のマリアージュがいい!という方は、ご紹介した1~3位の組み合わせをお試しください。96パターンの中から選びに選び抜かれた選手たちです。自信を持ってオススメさせていただきます。
◆関連リンク(外部サイトにリンクします)
・WINE MARKET PARTY(ワインマーケットパーティー)公式Instagram
https://www.instagram.com/winemarketparty_yebisu/
・グランポレール公式Instagram
https://www.instagram.com/grande_polaire/
・グランポレール公式サイト
https://www.sapporobeer.jp/wine/gp/
グランポレールとチーズの購入はこちら
※チーズの入荷状況、生産数により在庫が潤沢にない場合があります。ご了承くださいませ。
96パターンもの組み合わせを試したなんて、すごいですね。でもマリアージュは難しく考えずに、とにかく楽しんでみていいんだ!と自信が付きました。とはいえ、まずはプロの選んだテッパンの組み合わせを試してみようかな。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。