オシャレな人はロゼワインを選ぶ。そんな噂を聞きつけ、「UNITED ARROWS LTD. WINE CLUB」(以下、UAワイン部)のメンバーに突撃取材。ファッション業界の方々から見た、“ロゼワインの魅力”をたっぷりと語っていただきました。
ロゼワインを選ぶ理由とは?
今回取材にご協力いただいた方々
UAワイン部 部長 蟹澤 徹さん
UAワイン部 山崎万里子さん
UAワイン部 阿南有彦さん
UAワイン部のメンバーの方たちは、数あるワインの中でもロゼワインを楽しむ機会が多いそう。
その理由をお聞きしてみました。
蟹澤「自分自身ワインが大好きなのですが、“毎日ワインにこだわる生活”というのは難しいと感じています。赤ワインや白ワインの中間であるロゼワインは、ワインの中で最もカジュアルに選ぶことができるワイン。私がロゼワインを選ぶのは、それが一番の理由ですね。」
山崎「私がロゼワインを選ぶのは、食事を美味しく楽しむ、そして人と楽しい時間を過ごすためです。スパークリングワインもよく選びますが、それと同様にロゼワインもその場に華やぎを与えてくれます。グラスにピンク色の液体が入るだけで気分が華やぎますし、会話もはずむ。結果的に写真映えする、といったメリットもありますよね。」
阿南「自分も色が好きですね。輝いている感じ。赤ワインと白ワインも好きなのですが、ロゼワインはその2つの“いいところ取り”といった印象。以前、日本ワイン関連のフェスティバルのパンフレットでオススメワインを紹介する機会があったのですが、そこでもロゼワインを推しました。」
とくに山崎さんは友人を自宅に招く時など、ロゼワインを利用することが多いそう。
山崎「友人全員がワインラヴァーというわけではありません。そんな時でもロゼワインはその場を明るくしてくれますし、とにかく使い勝手がいい。“人を選ばないワイン”という部分は本当に魅力的だと思っています。」
幅広いペアリングが楽しめるロゼワインだけに、今日のホームパーティーは肉だからこの赤ワイン、魚だからこの白ワインなど、難しくワインを選ぶ必要がないところも魅力とのこと。
“ロゼワインは、ボーダーレスなワインだと思います”といった蟹澤さんの意見も印象的でした。
ロゼワインをファッションに例えると?
ファッション業界の第一線で活躍し続けている、UAワイン部の皆さん。
“ロゼワイン”をファッションに例えるとどのような存在なのか、まずメンズ目線でお聞きしてみました。
蟹澤「例えば、機能性素材のセットアップ。自宅でもいいですし、リモートワーク、さらに外出して会議にも参加できるようなものが今ファッションアイテムとして人気です。ちゃんとしているかちっとした印象でなく、あくまでカジュアル。ロゼワインは、そういったアイテムに近いような気がします。」
堅苦しいわけでもなくカジュアル過ぎないけれど、幅広いシチュエーションにフィットする。
まさにロゼワインもそういった存在かもしれません。
一方、ロゼワインをレディースのファッションとして捉えるとどのように見えるのでしょうか。
山崎「ロゼワインといえばピンク色が特長的です。そのため、ファッションとして捉えるとレディースのふわっとした印象を持つ方も多いかもしれませんね。今はそういったものでもいいのかもしれませんが、ファッションのこれからのことを考えた上では、“ジェンダーフリー”の流れにしていく必要があると感じています。」
たしかにロゼワインというと、色合いから「女性的、フェミニン」といった印象があるかもしれません。
山崎「ロゼワインといっても辛口で骨格のあるタイプも多いですし、“ピンクだから男性のお酒ではない”というイメージは違いますよね。本来ロゼワインはどんな人でも受け入れてくれるワインだと思っているので、ファッションでいえばジェンダーフリー。シチュエーションフリーなワインといった存在ではないでしょうか。」
実際、ファッションが好きな方はメンズ・レディースなどの境界線に縛られず自由にコーディネートを楽しんでいますし、ロゼワインもそういった境界線を取っ払って楽しめるワインなのかもしれません。
「そもそも、“ロゼワインが好き!”といった人たちはワインを語らない人も多いかもしれません」と山崎さん。
美味しいから、好きだから、楽しいから…などフィーリングで商品を選ぶといったところも、ファッションとロゼワインの共通点なのかもしれません。
「リステル グリ・グラン・ド・グリ」について
今回、UAワイン部の皆さんに楽しんでもらっているロゼワインは、「リステル グリ・グラン・ド・グリ(参考小売価格:税抜1,208円)」。
フランス、ラングドックのロゼワインで明るいサーモンピンク色の外観にフルーティー&アロマティックな香り、果実味に溢れた力強い味わいのロゼワインです。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
こちらのロゼワインについて自由に語っていただきました。
蟹澤「ブドウ由来の果実感がしっかりと感じられます。酸味がしっかりとしているので、冷やすとよりシャープな味わいになる印象です。ブドウ産地が沿岸部に近いこともありミネラル感も感じます。また、砂地でブドウが栽培されているというストーリーも個人的には興味深いですね。」
山崎「繊細な印象ですが、とにかく凝縮感が楽しめるロゼワインだと思います。なにかでごまかしていない、しっかりとしたワインの味わいがあるところが好きです。香りもアロマティックでいいですね…。キャラクターがちゃんとある1本ではないでしょうか。」
阿南「色の印象からは想像できない、しっかりとした味わい。一口目に飲んだ時にそう感じました。グラスに注いだ時は淡い味わいなのかな…と思ったものの、ボリューミーで満足感のあるロゼワインでしたね。」
また、UAワイン部の皆さんが口を揃えて評価していたのが、「スクリューキャップ」であるところ。
蟹澤「正直、スクリューキャップだったところは嬉しいポイントでした。ニューワールド系には多いですが、フランスのワインはコルクがまだ多いですよね。もちろんコルクもいいのですが、日常使いだったら断然スクリューキャップのワインを選びたいです。」
さらに、山崎さんは「リステル グリ・グラン・ド・グリ」のコストパフォーマンスにも言及。
山崎「コストパフォーマンスが高いロゼワインですよね。価格が手頃なのはいいのですが、少し品質に不安があるワインも正直少なくないと思うんです。〈リステル グリ・グラン・ド・グリ〉であれば、ちょっと手の込んだ料理とも合わせやすいですし、価格帯からプロセスチーズでもいい。もちろん、品質が高いので単体でもいいですよね。汎用性が高いと思います。」
UAワイン部の皆さんの総評として、「リステル グリ・グラン・ド・グリ」は、『手軽・美味しい・使いやすい』の三拍子揃った“使えるロゼワイン”といった評価となりました。
●自由な雰囲気がイイ!
ファッションとの親和性が高い自由なワイン。
UAワイン部の皆さんが伝えるロゼワインの魅力は興味深いものばかりでした。
後編では、実際に皆さんがどのようにロゼワインを楽しんでいるのか、ロゼスプリッツァーの可能性、そしてUAワイン部とロゼワインの関係性について語ってもらいました。
ぜひ、後編もご覧ください。
●今回取材にご協力いただいたお店
UA BAR 原宿
住所:150-0001 東京都渋谷区神宮前3-28-1 ユナイテッドアローズ 原宿本店 1F
※今回撮影のためにリステル グリ・グラン・ド・グリを使用しておりますが、現在取扱いはございません。ワインをメインとしたお店ではございませんのでご了承ください。