今回は6月22日に北海道限定で発売した「グランポレール 余市バッカス2020」をご紹介します。
北海道余市の契約栽培農家、弘津雄一さんが丹精込めて育てたバッカス種を使用したワインです。2016年ヴィンテージ以降ブドウ樹の植え替えの為休売していましたが、植え替え後、順調に生育しこの度再発売を迎えることになりました。
グランポレール 余市バッカス2020の紹介
商品名 グランポレール 余市バッカス2020
発売日・地域 2021年6月22日・北海道限定
アルコール分 11%
参考小売価格 1,900円(税抜)
バッカス種はグランポレールでは北海道余市の「弘津ヴィンヤード」のみで栽培しているため数量が少なく、今回の2020年ヴィンテージは約4,300本限定での発売となります。
味わいの特長についてですが、酸味とかすかな甘みのバランスに細心の注意を払って醸しており、グリーンの強い草花やレモンのような香りと、すっきりとした酸味のあるさわやかな味わいのワインです。
ブドウ樹植え替え前の2016年ヴィンテージでは英国ロンドンにて開催された「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション2017」(IWSC)において、国産ブドウを100%使用した日本ワインで唯一の金賞を受賞するなどコンクールでの受賞歴もある素晴らしいワインです。
バッカスを栽培している余市「弘津ヴィンヤード」弘津雄一さんのコメント
今回の再発売にあたり弘津ヴィンヤードの弘津 雄一さんにお話しをお伺いしました。
・栽培にあたって気を付けたところは?
「他の品種もそうですが、バッカスの栽培には特に細心の注意を払っております。灰カビ病などの病気に弱く、またダニなどの虫が葉につきやすく、こまめに樹の状況を観察する必要があります。また9月以降ケルナーに比べ酸が落ちやすいので収穫期の見極めも非常に重要です。」
・2020年ヴィンテージの特長について
「2020年は生育期も例年よりやや天候不順の日が多く、気の抜けない年となりました。収穫期も降雨に見舞われることがありましたが、幸いバッカスは雨が多くなる前に収穫のタイミングを迎え、以前よりも少し高い糖度で収穫することが出来ました。」
・皆様へ一言
「コロナ禍の状況ですが、楽しい雰囲気の中で、大勢の方にお飲みいただきたいです。余市の素晴らしさ、そしてバッカスの素晴らしさを是非味わってください。」
醸造担当 久野靖子のコメント
「グランポレール 余市バッカス2020」の醸造を担当した、久野靖子(サッポロビール所属)のコメントです。
・醸造面で気を付けたこと
「醸造面ではあまり手を加えず、ブドウと産地の個性を活かすワインづくりをおこなっております。
北海道のバッカスは香りがとても良いことが特長です。レモンなどの柑橘、かりんや花などの香りを十分に引き出すことに特に力を入れています。
まず弘津さんには完熟前に収穫することをお願いしています。収穫が少し早い方が酸の残りもよく、さわやかな香りを十分に引き出すことができます。北海道らしさを感じられるワインづくりのポイントです。
また、アロマティックな香りを損なわないような酵母を選ぶことや、全ての醸造工程を低温で行っていることも北海道らしいバッカスのワインづくりとして心掛けたことです。
北海道を感じさせる香り、わずかに感じる甘さとフレッシュな酸味のバランスをぜひお楽しみください。」
グランポレールの公式ブランドサイトはこちらから
弘津さんの優しい人柄も感じられる素敵なワインに仕上がりました!北海道限定での発売となりますが、道外でも北海道フェアなどで少量販売する予定です。店頭でお見掛けの際はぜひご購入いただければ幸いです。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。