中華料理に合わせるお酒といえば、紹興酒(しょうこうしゅ)というイメージが強いですが、意外とワインも合うのをご存じですか。今回は、中華料理に合うワインをご紹介します。定番の中華料理それぞれに合うワインもお伝えしますので、中華とワインの組み合わせを楽しんでみてください。
中華料理とワインって相性が良い!
中華料理といっても、地方によって食材も異なれば、調理法や味つけにも変化があります。ワインも同様で、産地や品種によって味わいや香りに特徴があります。
日本では、中国料理を東西南北で分けるのが一般的です。
西の四川ならスパイシーで辛い料理、東の上海なら甘みが強く、コクのある料理。南の広東は、温暖な地域ならではの食材を使ったやさしい味わいの料理、北の北京は冬の厳しい寒さに耐えるためのスタミナ料理が多くあります。
ワインとマリアージュするときのポイントは、中華の「味付け」や「調味料」。香辛料をふんだんに使った料理にはコクのある赤ワインを、まろやかで優しい味わいの料理には爽やかな白ワインを、という具合に考えてみると良いでしょう。
中華料理にはロゼワインが特におすすめ!
中華料理にワインを合わせる場合は、ロゼワインが特におすすめです。ワインの本場フランスでは中華料理を食べる際、ロゼワインと合わせることが多いと言われています。
ロゼワインは、赤ワインと白ワインの中間の味わいを持つオールラウンダー。そのため、どの中華料理でも合わせやすいのです。
ロゼワインには色が濃いものもあれば、淡いものもあります。濃い色のロゼワインなら肉や揚げ物、濃いソースを使った料理に、淡い色のロゼワインなら野菜や魚介を使った料理にぴったりです。
紹興酒などの老酒(らおちゅう)のほうが少し甘味が強いのですが、ロゼワインも紹興酒に負けないくらい中国料理との相性が良いので、ぜひ合わせてみてください。料理によっては辛口ではなく、ほのかに甘味を感じるロゼワインと相性がよい場合もあるので、いろいろと試してみることをおすすめします。
定番の中華料理に合わせたいワイン5選
先ほど述べたように、中華料理といっても、調理法や味付けもさまざま。ワインを合わせる場合は、中華の味付けや調味料に合わせたワインを選ぶのがポイントです。
定番の中華料理とワインの組み合わせ例をご紹介しますので、ワイン選びに迷ったら参考にしてみてください。
■麻婆豆腐
香辛料の辛みと豚ひき肉から出る旨味が特長の麻婆豆腐は、赤ワインと合わせるのがおすすめです。赤ワインの程よいタンニンが、口の中の油分をすっきりとさせてくれます。
おすすめワイン:[イエローテイル]カベルネ・ソーヴィニヨン(参考小売価格:税抜1,015円)
ほのかなミントの香りとブラックベリー、チョコレート、バニラといった甘い香りとがマッチしたミディアムボディの赤ワイン。果実感やスパイシーさを感じられるこちらの1本が麻婆豆腐にぴったりです。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
■八宝菜
シャキシャキ野菜とシーフードが具材の八宝菜は、食材の旨味を引き出すシンプルな味付けとまろやかなとろみが特長です。そんな八宝菜は、フレッシュ感のある白ワインと一緒にいただきましょう。
おすすめワイン:ドメーヌ・タリケ タリケ コーテ(参考小売価格:税抜1,808円)
柑橘系の爽やかな味わいが特長の、シャルドネ種とソーヴィニヨン・ブラン種をブレンドした辛口の白ワイン。ブレンドすることによって生まれるワインの複雑な味わいが、八宝菜の野菜の旨味を引き立てます。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
■餃子
こんがりと焼き上がった餃子は、カリッとした皮の中からあつあつジューシーな具材が溢れてくるのが特長です。ビールとの相性が抜群ですが、ワインとも良く合います。
そんな餃子に合わせたいのは、スパークリングワインやロゼワインです。スパークリングワインの泡が、油分を包み込んですっきりとさせてくれます。また、程よくボリュームのあるロゼワインは、豚肉と良く合います。
おすすめワイン:グランポレール エスプリ ド ヴァン ジャポネ 唯 -YUI- スパークリング(参考小売価格:税抜1,206円)
山形県産デラウェア種を主体にした、華やかなアロマの香りが特長のスパークリングワイン。やや辛口で微発泡タイプのこちらのワインは、餃子との相性が抜群です。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
■エビチリ
ぷりぷりのエビが美味しいエビチリには、ロゼワインがぴったりです。ピリッとした香辛料の辛みとトマトの酸味、エビの旨味をロゼワインがうまくまとめてくれます。料理の色合いとワインの色合いがマッチしているのもおすすめの理由です。
おすすめワイン:ベリンジャー・ヴィンヤーズ カリフォルニア・ホワイト・ジンファンデル(参考小売価格:税抜1,208円)
ルビーレッドのような、華やかな色合いのロゼワイン。果実の香りとほのかな甘みがあり、爽やかな味わいです。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
■青椒肉絲(チンジャオロース)
オイスターソース、豆板醤、甜麺醤でしっかりと味付けされたソースにお肉の旨味が溶け込んだ青椒肉絲。濃厚な味わいなので、ロゼワインと相性が良く、おすすめです。
おすすめワイン:マルティーニ ロゼ・スプマンテ(参考小売価格:オープン価格)
さわやかな味わいが特長的なロゼスパークリングワイン。華やかなアロマとフルーティーな味わいを持つやや甘口のロゼなので、濃厚な味わいの青椒肉絲にぴったりです。
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
ワインは中華料理に良く合います。どのワインを合わせるか迷ったら、ロゼワインを選ぶと間違いありません。肉や揚げ物、こってりとした味付けのものには濃い色のロゼワインを、野菜や魚介を使ったさっぱり味の中華には淡い色のものを選ぶと良いでしょう。定番の中華料理には、こちらでご紹介したワインとの組み合わせをお試しください。
中華に合うワインの購入はこちら
購入はこちらから(外部サイトにリンクします)