ワインのおつまみとワインのおつまみといえばチーズのイメージが強いですが、チーズにもいろんな種類があり、どのチーズを選んだらいいのかと迷ってしまうことはありませんか?
実はどのチーズを選べばいいかというのは、どのワインを選ぶかで変わってきます。ここではワインの種類に合わせたチーズの選び方をご紹介します。またワインに合うチーズを使ったアレンジ料理もご紹介しますので、ぜひワインと一緒に召し上がってみてください!
目次
おすすめのチーズ×ワインをご紹介
ワインに合うチーズを選ぶコツは分かったけど、実際に自分で選ぶとなるとやっぱり自信がない。そんな方のために、ここでは具体的なおすすめの組み合わせをご紹介しちゃいます!
・シャウルス
おすすめワイン:テタンジェ ブリュット・レゼルヴ
(参考小売価格:税抜6,700円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/MK16/index.html
辛口のスパークリングワインは、どんな料理にも合わせやすい味わい。
白カビチーズの独特の風味もさっぱりと洗い流してくれるので、
後味を引くことなく楽しめます。
・コンテ
おすすめワイン:マルセル・カブリエ クレマン・デュ・ジュラ・ブリュット(参考小売価格:税抜2,300円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/C817/index.html
華やかな香りと果実味が爽やかな辛口スパークリングワインには、
クセのないハードタイプチーズがぴったり。ワインと同じくフランス生まれのコンテと合わせれば、マリアージュは完璧です。
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・さらべつ 酩佳
おすすめワイン:グランポレール 余市ミュラートゥルガウ
(参考小売価格:税抜1,800円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/TA56/index.html
日本生まれのチーズに合わせるなら、やっぱり日本のワインが一番!
爽やかで甘口に仕上げられた白ワインは、濃厚なチーズ料理にぴったりです。
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・ラングル
おすすめワイン:テタンジェ プレリュード グラン・クリュ
(参考小売価格:税抜9,500円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/MK06/index.html
ウォッシュタイプのチーズ、ラングルに合うのは、同じくフランス生まれのフレッシュな辛口スパークリングワイン。繊細で複雑みのある味わいは、独特なラングルの味にもよく合います。
・エポワス
おすすめワイン:ラブレ・ロワ ジュヴレ・シャンベルタン
(参考小売価格:税抜6,000円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/T898/index.html
ウォッシュチーズを語るうえで欠かせない存在のエポワスと合うのは、ピノ・ノワールのみで作られた濃厚でミネラル感のある赤ワインです。
しっかりと感じる果実味とタンニンで、エポワス特有のクセをやわらげ、心地よい後味に変えます。
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・パルミジャーノ・レッジャーノ
おすすめワイン:テヌータ・カレッタ カレッタ カッシーナ フェッレーロ バローロDOCG(参考小売価格:税抜6,500円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/PH56/index.html
イタリアを代表するチーズの王様には、上品なワインこそ相応しいというもの。
フルボディの重厚さにカカオやバニラの香りが柔らかい印象を残す一本は、すっきりとしたタンニンでチーズの後味を洗い流してくれます。
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・グラナ・パダーノ
おすすめワイン:カポラボーロ キャンティ(オープン価格)
https://www.sapporobeer.jp/product/wine/PW59/
スパイシーな香りとブラックベリーや若干のタバコのニュアンスを楽しめるワインは、ほどよいタンニンと適度な酸味なので、超硬質なグラナ・パダーノとの相性も抜群。
濃厚な料理にグラナ・パダーノをトッピングして楽しむのがおすすめです。
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・ミモレット
おすすめワイン:グランポレール 甲州辛口(参考小売価格:税抜1,800円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/MF53/index.html
まるでマンゴーのように濃いオレンジ色がきれいなミモレットチーズには、日本産の辛口白ワインがおすすめ。
しっかりと熟成させたミモレットのカラスミを思わせる味も、コクとキレのある甲州辛口なら後味すっきりに味わえます。
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さまざまなチーズとワインのマリアージュ
チーズといえば、皆さんはどんなチーズを思い浮かべるでしょうか。黄色いチーズや真っ白いチーズ、モチモチ食感のチーズなど様々ですが、大きく分けると、2つのグループに分けることができます。
ひとつは、『ナチュラルチーズ』、もうひとつは『プロセスチーズ』です。
■ナチュラルチーズ
ナチュラルチーズ最大の特徴は、加熱処理していないために、購入後も発酵が続いていること。発酵のための乳酸菌が生き続けているので、味の変化を楽しめるのがナチュラルチーズのメリットです。
ナチュラルチーズの中でも、さらに7つのタイプに分けることができ、それぞれの特徴や魅力は以下のとおりです。
・フレッシュタイプ
作りたてのおいしさを楽しみたいときに最適なフレッシュタイプは、その名のとおり熟成をしないチーズ。水分を多く含んでいるため、やわらかい食感とクセのない優しいミルクの風味・酸味が味わえます。
お菓子作りでもおなじみのクリームチーズやマスカルポーネチーズ、ピザやサラダと相性抜群のモッツァレラチーズがフレッシュタイプに分類されます。
フレッシュタイプのナチュラルチーズには、爽やかなスパークリングワイン、辛口の白ワイン(リースリング種、ソーヴィニヨン・ブラン種)がおすすめです。
爽やかな味わいのスパークリングワインを合わせると、チーズの味わいの新鮮さやミルキーさが引き立ってきます。
・セミハードタイプ
殺菌した乳に凝乳酵素を加え、途中の工程でプレスして水分を少なくしたチーズです。水分含有率は38%~46%程度で、保存性に長けています。発酵がゆっくりと進むため、味の変化が起こりにくく、いつでもおなじみの味を楽しむことができます。他の食材の風味を邪魔することなく、引き立ててくれるので、様々な料理で活躍できるチーズです。
お菓子にも料理にも使えるゴーダチーズ、フランス最古といわれるカンタルチーズなどが当てはまります。
セミハードタイプのナチュラルチーズには、フルーティな辛口白ワイン(リースリング種、ソーヴィニヨン・ブラン種)が合います。また、ライトまたはミディアムボディの赤ワイン(ピノ・ノワール種)が合うでしょう。
マイルドな味わいのチーズやコクがあるチーズであれば白ワイン、旨味が強いチーズであれば赤ワインといったように、チーズの味によってワインを変えることもできます。
・ハードタイプ
1~3年の長期熟成期間を経て作られる硬いチーズです。型に入れて重しを乗せ、38%以下になるまで水分を抜きます。濃厚な味が魅力の、粉状にして食べることも多いタイプ。
ハンバーガーによく合うチェダーチーズ、絵本でよく目にする穴の開いたエメンタールチーズ、イタリアチーズの王様と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノなどが有名です。
ハードタイプのナチュラルチーズには、フルボディの赤ワイン(サンジョベーゼ種、メルロー種)がおすすめ。
また、濃厚な果実味やバニラの香りがある、樽熟成の赤ワインもハードタイプのチーズとよく合います。
樽熟成のコクのある白ワインとの相性もいいです。白ワインと合わせることで、チーズの旨味とワインのまろやかさが両方とも引き立てられます。
・白カビタイプ
乳に混ぜた乳酸菌と、表面に付着させた白カビで熟成させて作るチーズです。型に入れて成形し、熟成が進むにつれてクリーム色に変化した中身は、トロリとしたやわらかい感触をしています。そのまま更に熟成が進むと、赤茶色の斑点が表面に浮かび上がってきます。
白カビタイプで代表的なチーズといえば、カマンベールチーズやシャンパーニュ地方で生まれたシャウルスなどです。
白カビタイプのナチュラルチーズには、アロマやブーケのバランスが良い赤ワインや渋みが控えめな赤ワインが合います。
具体的には、メルロー種、カベルネ・ソーヴィニヨン種、ガメイ種のミディアムボディやライトボディの赤ワインがおすすめです。
白ワインを合わせるのであれば、シャルドネ種のふくよかな味わいのものを選ぶと良いでしょう。
・青カビタイプ
白カビタイプはチーズの表面に白カビを付着させますが、青カビタイプは内部に青カビを加えて熟成させるチーズです。固めて水気を切った乳に青カビを混ぜてから成形することで、内部に空気を含ませ、じっくりと熟成させていきます。
風味も味も濃厚で、独特の強い塩味が人気です。カットしてみると断面がまるで大理石のような模様に見えるのも、ちょっと面白いところ。
世界三大チーズに数えられるゴルゴンゾーラチーズとスティルトン、ロックフォールはいずれも青カビタイプで、世界三大ブルーチーズともいいます。
青カビタイプのナチュラルチーズには、果実味の強い赤ワイン、極甘口の貴腐ワイン(ソーテルヌ)が合うでしょう。
ピノ・ノワール種の赤ワインは、果実味が豊かなので、青カビタイプに合わせるワインとしておすすめです。
貴腐ワインは、青カビタイプの強い塩味をまろやかにしてくれて、クセの強さの中にあるクリーミーな味わいを広げてくれます。
・ウォッシュタイプ
「え、洗っちゃうの?」と驚くかもしれませんが、熟成とともに強烈なにおいを放ってしまうものは、数日おきに塩水やお酒で表面を洗います。これがいわゆるウォッシュタイプと呼ばれるチーズで、洗う際に使われるのは、ワインやビールなどその土地のお酒です。
においは強いのですが、マイルドな味と口当たりが人気のチーズでもあります。
フランスのリヴァロやラングル、修道院生まれのポン・レヴェックなどがウォッシュタイプです。
ウォッシュタイプのナチュラルチーズには、熟成感のある赤ワイン、白ワインがよく合います。
ウォッシュチーズの王様と呼ばれる「エポワス」は、フランス・ブルゴーニュ地方が産地なので、ブルゴーニュの赤ワインとはとりわけ相性が良いですよ。
・シェーブルタイプ
個性的なものが多いシェーブルタイプは、山羊のミルクを原料にして作られます。山羊のミルク独特の風味の他、灰をまぶしたものや白カビを表面に付着させたものなど、バリエーションに富んだ外見が魅力のひとつです。
高い人気のクロタン・ド・シャヴィニョルや、跳び箱のような形のヴァランセ、ポプラの木でできた炭をまぶしたセル・シュール・シェールなどがあげられます。
シェーブルタイプのナチュラルチーズには、爽やかな酸味を持つ白ワインを合わせましょう。チーズの風味や熟成度によっては、フルーティーな白ワインも合います。
クロタン・ド・シャヴィニョルの産地は、フランス・ロワール地方なので、ワインもロワール産の白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン種)で合わせるのがおすすめです。
■プロセスチーズ
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを粉砕し、加熱溶融した後に再び固めたチーズの総称です。
1種類のナチュラルチーズで作られるものもあれば、複数種類のナチュラルチーズを混ぜ合わせて作るものもあります。加工の段階で発酵に必要な菌が死滅するため、味が変化することなく、安定した品質と味がメリットです。
形もバリエーション豊かなプロセスチーズは、日常生活でも気軽に食べられる価格やサイズのものばかり。6Pやブロックのような厚みのあるもの、スライスチーズのように薄いものなど、料理に合わせて使える万能チーズです。
プロセスチーズには、軽めの白ワインを合わせると良いでしょう。プロセスチーズはナチュラルチーズに比べて、風味や味にクセがないので、ワインも個性的なものよりもデイリーワインのほうが合います。
フルーティな赤ワインでも、プロセスチーズの美味しさが際立ちますので、色々と試してみてください。
ワインに合うチーズの選び方
まず、ワインに合うチーズの選び方のポイントを5つご紹介していきたいと思います。
・チーズは同じ産地のものを選ぶ
ワインに合うチーズを選ぶ上での基本は、同じ原産地のものを選ぶということ。
とくにフランスでは、ワインを飲む際にはチーズを食べる習慣がありますから、それぞれの産地のワインに合わせたチーズが作られているんです。
同じ産地のワインとチーズを選べば、多くの場合は外れることはありません。
気になったフランスワインを購入して、そのワインの産地で造られているチーズを調べて、購入してみるなんていうのも、やってみると楽しそうですね。
・銘醸ワインには特長的なチーズはNG
銘醸ワインをいただく場合には、あまり個性の強いチーズは選ばないようにしましょう。
クセの強いチーズや匂いが強いチーズを選んでしまうと、上質でデリケートな香りが特長の銘醸ワインの良さが損なわれてしまいます。
銘醸ワインには、フレッシュチーズや白カビチーズを選び、青カビタイプ、ウォッシュタイプ、シェーブルタイプは避けるようにしましょう。
・塩味が強いチーズは酸味の強いワインを
チーズの中でも塩味が強いゴルゴンゾーラやロックフォールなどのブルーチーズは、酸味の強いワインがよく合います。また甘口のワインと合わせると、ブルーチーズの独特の風味がまろやかになるのでおすすめです。
酸味が強いブドウ品種として有名なのは、リースリング種です。貴腐ワインのような甘口ワイン以外と酸味の強いチーズを合わせてみようと思う場合は、リースリング種の白ワインを試してみてください。
・脂肪分の高いチーズには渋みあるワインを
脂肪分の高いクリーミーなチーズにピッタリなのは、渋みのある赤ワイン。濃厚なチーズが赤ワインの持つ独特の渋みとよく合うんです。
クリームチーズやチェダーチーズといったクリーミーなチーズには、フルボディの赤ワインを選ぶと間違いはないでしょう。
・チーズの熟成度合で合わせる
フレッシュでフルーティなワインには、熟成期間が短いチーズを合わせます。コクがあり、しっかりとした味わいを持つワインには、熟成期間が長いチーズを選ぶというのも、シンプルだけど定番の選び方です。
熟成期間の長いチーズといえば、ハードタイプのナチュラルチーズ。最短で6ヵ月、長いものだと5年以上寝かせることもあるようです。
ハードタイプのチーズには、ヴィンテージワインや樽熟成されたコクのあるワインを合わせると良いでしょう。
ワインとチーズの組み合わせ
ワインに合わせてどのチーズを選ぶといいのか、ワインとチーズの組み合わせの例をみていきましょう。
・赤ワイン
渋みのある赤ワインは、熟成タイプのカマンベールやブリ・ド・モー、少し匂いの強いウォッシュチーズとよく合います。
ボディがしっかりとした赤ワインの場合は、エダムやチェダーなどのハードタイプのチーズと合わせてもいいですよ。
・白ワイン
白ワインは、クセの強くないチーズとの組み合わせがおすすめです。フルーティーな白ワインなら、モッツァレラやマスカルポーネなどのフレッシュタイプのチーズとよく合います。少し辛口の白ワインなら、カンタルやゴーダなどのセミハードタイプのチーズとの相性がいいですよ。
・その他
貴腐ワインは、ゴルゴンゾーラやロックフォールなどのブルーチーズと組み合わせるのがおすすめ。
シャンパンは、モッツァレラやブリア・サヴァランなどのフレッシュタイプチーズのほか、カマンベールなどの熟成タイプのチーズと合わせると外しません。
ワインに合う美味しいチーズの食べ方
ワインと一緒にいただくチーズは、そのままでももちろん美味しいですが、ちょっと手を加えることでおしゃれなおつまみに変身します。ワインに合うチーズの食べ方をご紹介しますので、ぜひお試しを!
・カプレーゼ
トマトとモッツァレラ、それにバジルがあれば簡単にできるカプレーゼ。トマトとモッツァレラを半月状にスライスして、交互に並べ、塩、ブラックペッパーをふり、バジルを散らしてオリーブオイルをかければ完成!
イタリア料理の代表メニューで、白ワインとよく合いますよ。
・チーズパリパリ焼き
とろけるタイプのチーズをフライパンでパリパリに焼いたもの。レンジでチンしても簡単につくれます。どのタイプのワインにも合わせやすいメニューです。
・じゃがいもチーズボール
茹でてマッシュしたじゃがいもにチーズを加えて一口サイズに丸め、きつね色になるまでこんがりと揚げます。熱々だとカリッとしていてとっても美味しいですよ!スパークリングワインや白ワインと一緒に。
・アボカドクリームチーズ
種を取ったアボカドにクリームチーズをたっぷりと詰めて、スライスするだけ。白ワイン、スパークリングワイン、ロゼワインとの相性が抜群です!
・チーズフォンデュ
チーズ料理の代表といえるチーズフォンデュ。食べ方としては、パンやソーセージ、野菜などに絡めながらいただきます。
チーズフォンデュのベースはチーズと白ワインですから、合わせるワインも白ワインが定番です。ただしライトボディ、ミディアムボディの赤ワインと合わせてもOK。
・チーズプラトー
お皿やボードの上にチーズを盛り合わせる、ヨーロッパ生まれのチーズの食べ方です。
レストランやワインバーでよく見かけるチーズプラトーですが、実は自宅でも簡単につくることができます。
というのは、色んなチーズを2種類以上そろえれば、それがチーズプラトーだからです。とても簡単ですね!盛り付け方はぜひ工夫してみてください。
チーズを星形やハート型など切り方に変化をつけると、より華やかになるためインスタ映えが狙えるでしょう。
また、お皿やボードの上に、チーズと相性の良い食材もそろえれば、バリエーションが生まれて、チーズをより美味しく味わうことができます。
ドライフルーツやナッツ、ジャムなどを添えるのもいいですし、クラッカーやパンなどを添えると、簡単な軽食にもなりますよ。
ワインに合うチーズの食べ方で気になったものがあれば、ぜひ家でワインを飲むときに試してみてくださいね。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
いかがでしたか?ワインとチーズ、それぞれに多くの種類がありますが、ここでご紹介したワインに合うチーズの選び方をマスターすれば、ワインにピッタリのチーズを選ぶことができるはずです。
ワインに合わせるチーズはカットしてそのままいただくのもいいですが、ちょっと手を加えることでさらにおつまみのバリエーションを増やすことができますよ。ぜひお試しくださいね!
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