ワインの産地の代表とも言えるのがブルゴーニュ。ブルゴーニュワインは「ワインの王」とも呼ばれており、その品質は高く評価されています。
せっかくブルゴーニュワインを楽しむなら、当たり年のワインをいただきたいものですよね。ここでは、ブルゴーニュワインの特長と当たり年についてお話します。
目次
ブルゴーニュワインの特長は?
ワインの世界でも特別感のあるブルゴーニュワイン。まずはブルゴーニュワインの特長をみていきましょう。
ブルゴーニュの概要
ブルゴーニュはフランスの東部に位置するワイン産地。南西部にあるボルドーと並びフランスの二大銘醸地と称されています。
ブルゴーニュの特長は、1つの畑を複数の農家(ドメーヌ)が所有しているという点。また、単一品種のワインが主流ということも特長の1つです。
ブルゴーニュワインの品種
ブルゴーニュ地方のワインの構成比は、白ワインが60%、赤ワインが34%、スパークリングワインが6%となっています。白ワインが多くて意外!という方も多いかもしれませんね。
それぞれのワインの主な品種は以下のとおりです。
■赤ワインの品種
・ピノ・ノワール種
ブルゴーニュを代表する赤ワインの品種。軽やかで渋みが少なく、エレガントな酸味と芳醇な果実味があります。
・ガメイ種
しっかりした果実味があり、タンニンが少ない黒ブドウ。早飲みタイプのワインに使われることが多いです。
■白ワインの品種
・シャルドネ種
キリっとした酸味が特長の白ワイン用の品種。酸味と果実味のメリハリのある引き締まった味わいです。
・アリゴテ種
際立った酸味と果実味が特長的な白ブドウ。フレッシュで透明感のある香りでシャープな味わいなので後味がすっきりしています。
ブルゴーニュワインの当たり年は?
当たり年とは、良質なブドウが収穫された年のことを言います。当たり年になるための条件は、ブドウにとって最適な気候条件がそろっていたかどうか。
ブドウが育つのに充分な日照があったか、降雨量が少なかったか、霜害がなかったかなどを考慮して、当たり年かどうかを決めます。
高品質のワインをつくるには、高品質のブドウが必要ということですね。素材の重要性がうかがえます。
ブルゴーニュ赤ワインの当たり年
1990年:ピノ・ノワールにとって最高の気候条件が重なったと言われている年。例年に比べ暑かったため、糖分が豊富なブドウが収穫されました。雨量が少なく、収穫量が少ないので希少価値があります。
1996年:フランス全土で天候に恵まれた年。8月中旬は雨が集中したため、ブドウの成熟は遅くなったものの、それ以降は昼夜の寒暖差が激しく乾燥した日が続いたことにより、長期熟成に向いた濃厚なワインが仕上がったと言われています。
2005年:最も成功したヴィンテージのひとつと評価されている年。開花時期に寒波があったり、水不足や雹(ひょう)害があったりしたのにも関わらず、ブドウは奇跡的に健全な状態で収穫されました。
2009年:成熟期間において、たくさんの太陽を浴びたと言われた年。テロワール(土地や気候の個性)を見事に反映した完璧なブドウが作られ、他の年よりも群を抜いた仕上がりだったとされています。
2010年:気象条件は不良だったものの、その分農家がブドウの成熟具合や健康状態をしっかり管理したため、生産量は少ないが品質のあるブドウが収穫できたと言われています。
2015年:パーフェクトな出来栄えのブドウが収穫できた年。春は涼しい気候、夏は例年より暑い気候になったものの、生育期に十分な雨が降ったことにより、豊かな糖分と凝縮した果実味のブドウが実りました。
ブルゴーニュ白ワインの当たり年
1996年 :ブルゴーニュ白ワイン史上最高の出来と言われた年。その理由として、降雨量が少なく、熟成期間が長いという理想的な生育条件が成立したため。また、収穫する前には気温が記録的に低くなったため、みずみずしい酸味とほどよい甘味を持つブドウが作られました。
2010年:嵐の影響があったものの、影響を受けなかったエリアや生産者がブドウの状況を見極めて判断したことにより、芳醇な香りを持つワインが造られた年とされています。
2014年:凝縮感のある果実味とミネラルの豊富な酸が詰まったワインが造られた年。霜の害があったものの、冷涼な夏が来たことでブドウが健康的な状態で生育していきました。
おすすめのブルゴーニュワインを紹介
フランスが世界に誇る銘醸地のブルゴーニュ。ワイン会社も多く、どこのブランドのワインを選んだらいいか悩ましいところ。
そこで、ここではおすすめのワイン会社とワインを厳選してご紹介していきます。
老舗のワイン会社 ラブレ・ロワ
1832年に創立されたフランスのワイン会社。高品質のワインを安定して大量に納入できる体制が整っていることが評価され、現在までに世界各地の30社以上の航空会社で機内ワインに採用されています。
ラブレ・ロワが高品質なワインを安定して量産できる理由は、醸造技術者が100軒以上ある契約栽培農家や醸造所に対して細かな技術指導と器材の支援を行なっているため。
ブルゴーニュの栄光と遺産を後世に引き継いでいくネゴシアン(農家からブドウやワインを買い付けて自社で熟成・瓶詰めをする生産者)として、高い評価を受けています。
おすすめのブルゴーニュワイン
・ドメーヌ・ドミニク・ミュヌレ ヴォーヌ・ロマネ(参考小売価格:税抜9,000円)
コート・ドール最上の赤ワインの産地として有名なヴォ―ヌ・ロマネ。
熟したカシスやスパイスなどの香りが絡み合い絶妙なアロマを感じられる1本。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/S310/index.html
・ラブレ・ロワ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(参考小売価格:税抜1,380円)
繊細でありながらも力強い香りがするミディアムボディの赤ワイン。
タンニンが穏やかなので口当たりが柔らかく、しっかりした余韻を長く
楽しむことができます。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/T930/index.html
・ラブレ・ロワ シャブリ(参考小売価格:税抜2,900円)
緑がかった美しい黄金色が目を引く辛口の白ワイン。
シャブリ特有の香りは秀逸、味にキレがあるので心地よい
飲み心地です。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/T866/index.html
・ラブレ・ロワ ブルゴーニュ・アリゴテ(参考小売価格:税抜2,100円)
しっかりした酸味とミネラルを味わえる辛口の白ワイン。
グレープフルーツなどの柑橘系の皮や白い花の香りがあり、
フレッシュな味わいに仕上がっています。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/0446/index.html
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
フランスが世界に誇るブルゴーニュワイン。さまざまなワイン会社がありますが、迷ったときはラブレ・ロワ社のものを試してみるといいでしょう。当たり年ワインとそうでないワインとを飲み比べてみるのもおすすめですよ。
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