長野県安曇野池田で挑むソーヴィニヨン・ブランとシラーの未来

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

サッポロが日本ワインの魅力をお届けするプレミアムなシリーズ、「グランポレール」。長野県安曇野池田の涼やかで広大な土地でワイン用ブドウの栽培を行っているのが「安曇野池田ヴィンヤード」です。

今回は、安曇野池田で6種類のワイン用ブドウを育てる安曇野池田ヴィンヤード栽培責任者・石原大輔氏にインタビューを行い、安曇野池田産ブドウから造られたワインへの想い とワインの品質の秘密に迫りました。

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

長野県安曇野池田産ブドウのワイン誕生秘話

サッポロビールが造り上げる日本ワイン「グランポレール」。日本国内では北海道 ・山梨・長野・岡山 で栽培される厳選されたブドウが使用されています。今回はそのうち、長野県の安曇野池田ヴィンヤードにおいて、ブドウの品質管理を一手に引き受ける栽培責任者・石原大輔さんにお話を伺います。

石原さんは大学の農学部で植物の遺伝子について学んだ後、2010年4月にサッポロ安曇野池田ヴィンヤード株式会社に入社。国内では栽培成功例の少ない数々の品種のブドウを育て上げ、現在は栽培責任者として日々新たなブドウの栽培に尽力されています。

―――編集長

安曇野池田ヴィンヤードが開園された2009年の翌年に、石原さんも入社されました。同年の12月から安曇野池田ヴィンヤードでブドウ栽培を担当され、2018年には栽培責任者に就任されています。まさに安曇野池田のブドウと共に歩まれている石原さんから見た、安曇野池田でのブドウ栽培の特長を教えてください。

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

安曇野池田ヴィンヤードがある長野県は、日照量が多く雨が少ない地域です。また昼夜の気温差が大きいため、ヨーロッパで高品質なワイン用ブドウを生産する土地と環境が似ており、ブドウ栽培に向いている風土となっています。

また、安曇野池田ヴィンヤードの大きなメリットとして、土地の水はけが良く、痩せていることが挙げられます。ここの土地は北アルプスから運ばれてきた粘土や砂、石が積み重なってできていること、また傾斜地にあることが理由です。このような環境にあることから、ブドウが小粒で色が濃くなり、ワインに凝縮感をもたらしてくれます。

そのうえ、土地の標高が高く風通しが良いことで、夜の気温が下がりやすく、ワインにきれいな酸味が出ます。

さらに、広い面積の土地があるのもメリットのひとつです。安曇野池田ヴィンヤードのブドウ園の面積は12.6ヘクタールあり、これは東京ドームの約2.7倍の広さに相当します。

―――編集長

好条件が揃った土壌ですが、さらに土壌改良にも取り組まれていてるとか?

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

はい。 一般的な土に比べると十分水はけが良くなっているんですが、さらによい水はけを求め、土の中の水を抜くための暗渠(あんきょ)パイプを埋め込みました。

また、 土地が痩せすぎているのもブドウに良くないので、堆肥を畑に撒いて栄養素をコントロールしています。

長野県安曇野池田で歩んだ10年の歴史

―――編集長

2010年に初めての植え付けをして、2012年に初収穫。当時で樹齢3年というところだったと思いますが、10年以上経過した現在では、幹も太くなり根の張り方も変わったと思います。この間にどんな変化があったか教えてください。

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

樹齢3年の頃はまだ幹が細く、木と木の間の隙間もだいぶ空いていました。5、6年目になるとアロマの特長が品種ごとにはっきり出るようになりましたね。10年を超えた今では、幹もがっしりと太くなり、個性豊かな成木に成長しています。

―――編集長

開園当初のニュースリリースには、日本で栽培実績の少ない品種にも挑戦し、日本ワインの可能性を広げるとありましたが、何種類くらい植え付けたのでしょうか?

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

最初の年はメルローだけ。2年目以降からは6種類の品種を植え付けました。メルロー、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンは長野の古里ブドウ園で栽培実績があり、安曇野池田にも合うと思っていました。ピノ・ノワールは北海道の余市で栽培実績があったので、安曇野池田で栽培すると、どんなワインができるのか見てみたいという思いがありました。一方で、日本でもほとんど栽培実績の少ないソーヴィニヨン・ブランシラーは、本当にチャレンジでしたね。

―――編集長

未知の品種の栽培には、とても苦労が多かったのでは?

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

ソーヴィニヨン・ブランは、香りと味わいがベストバランスになるような収穫のタイミングの見極めが難しいです。シラーは樹勢が強いので、生育のコントロールが大きな課題でしたね。コントロールを間違えると、春に芽が出てくれません。それぞれ試行錯誤を繰り返し、ようやく品質の高いブドウの収穫ができるようになり、収量も安定してきました。

―――編集長

ここまでかなりの苦労をなされてきたんですね。

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

初リリースが2015年ですが、入社からの5年は迷いを抱えていました。ブドウの苗木が小さなうちから、暑い日も寒い日も石拾いを続けてる毎日を送っていましたが、自分たちが育てたブドウがワインになる経験なんてなかったので、正直どうなるか自信は持てませんでしたね。

だからこそ、ワインができあがるのを迎えたときは、今までの苦労の理由が「こういうことだったんだ」と腑に落ちた気がして、本当にうれしかったです。ずっと一緒に苦労してきたので、もはや戦友や子どものような存在に思えています。

長野県安曇野池田で生まれたソーヴィニヨン・ブランとシラーの未来

―――編集長

安曇野池田ヴィンヤードで造られたソーヴィニヨン・ブランとシラーの今後について、目指していきたい目標はありますか?

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

ソーヴィニヨン・ブランは香りだけ、味だけではいけません。ソーヴィニヨン・ブランは樹齢の上昇に加え、技術面の成長もあって毎年味が良くなってきています。安曇野池田ヴィンヤードの進化を感じてもらうには、毎年ソーヴィニヨン・ブランを楽しんでいただくのがベストですね。これからも品質を高めつつ、味と香りの両方をバランスよく楽しめるワインを目指していきたいと思います。

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

シラーも年々、特長である豊満でスパイシーな香りに加え、安曇野池田ヴィンヤードの特長である綺麗な酸味と凝縮感を感じられるようになってきました。シラーも個性を伸ばしながら、安曇野池田ヴィンヤードの特長を感じられるワインを目指していきます。

―――編集長

改めて、グランポレールは産地の特長、ブドウの個性、そして造り手の情熱が結実した世界に誇れる高品質ワインを目標としてます。グランポレールの最高グレード・シングルヴィンヤードの栽培家として、最後に石原さんからワインに対する思い、夢をお聞かせください。

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――石原

日本ワインが世界の食卓へ当たり前に並び、日本の風土の素晴らしさを感じてもらえる日を迎えるのが目標です。そのためにも安曇野池田という素晴らしい環境を活かし、ブドウの個性が際立つワインを造り続けられるよう、メンバー一同さらなる努力を重ねたいと思います。

グランポレール・ブランドマネージャーから一言

ブドウ栽培家・石原大輔氏が語る「グランポレール安曇野池田産ブドウが育むワインの現在と未来 」

―――編集長

石原さんのお話をうけて、グランポレール・ブランドマネージャーの高久さんから一言お願いします。

―――高久

安曇野池田は、気候や土壌を含め、ブドウ栽培の適地として注目されています。その上で樹勢のコントロールや堆肥の見直しですとか、毎日の石拾いなど、この10年間における石原さん やメンバーの皆さんの絶え間ない努力の成果により、素晴らしいワインが誕生しました。

これから樹齢が高まるにつれ、もっと良いワインになっていくと思います。グランポレールファンの方も、初めて味わっていただく方も、本当に高い期待を持って飲んでいただけるワインを楽しみにしていただければと思います。

―――編集長

未経験からの栽培スタートから約10年、丁寧で根気強いブドウ造りに取り組まれた石原さんのお話から、日本ワインの発展の可能性を感じることができました。

国内でも珍しいブドウ品種のさらなる進化に取り組まれる石原さんとグランポレール安曇野池田産ブドウが今後どのようなワインを生み出すのか 、興味が尽きません。

石原さんが栽培したブドウで造られた「グランポレール安曇野池田ソーヴィニヨン・ブラン」と「グランポレール安曇野池田シラー」と料理との相性を、 銀座フレンチレストランの老舗「レカン」でシェフソムリエを長らく務められていた日本を代表するソムリエのおひとり大越基裕さんにお話を伺いました。

詳しくはこちら
「日本を代表するソムリエ大越基裕氏が熱く語る“安曇野池田・ソーヴィニヨン・ブランとシラー 理想のマリアージュ”」

また、グランポレールの安曇野池田ワインについて詳しく知りたい方はこちら

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