フランス、ボージョレの畑から3月・5月・7月のレポートが届きました!ラブレ・ロワの醸造責任者であるブリジット・プッツさんに畑から動画でお伝えいただきます。世界中大変な状況ですが、2020年もボージョレ・ヌーボーは期待が出来そうです。
目次
2020年ボージョレ・ヌーボー畑からのレポート(3月)
2016年からラブレ・ロワの醸造責任者を務めているブリジット・プッツさんに、2020年のボージョレ・ヌーボーについて現地からレポートしてくださいます。ボージョレの畑から、ブドウの樹とともにお伝えします。まずは3月のレポートです。
2019〜2020年のフランスの冬は、20世紀初頭以来、最も暖かくなりました。深刻な霜もなく、ボージョレ地方の2020年最初の4か月間の平均気温は、1947年以来最も穏やかでした。
2019年12月は雨が降りましたが、2020年1月~4月は比較的乾燥していました。降水量は27%減少し、日照量は22%増加しています。
12月~2月には突風が頻発し、時速60 kmを超えた日もありました。
3月から、冬の間休止していたブドウの木の樹液活動が動き出しました。日当たりよく暖かい気候のおかげで、ブドウの生育サイクルは順調で、素晴らしい条件のもと発育が進んでいます。発芽も進み、今にも芽吹きそうです。開花までの天候条件にもよりますが、早めの収穫期が予想されます。
2020年ボージョレ・ヌーボー畑からのレポート(5月)
ラブレ・ロワの醸造責任者であるブリジット・プッツさんによるボージョレの畑からのレポート、次は5月のレポートです。
2020年4月の温かさは、1947年以来、2018年に次ぐ3番目。長い間待ち望まれていた雨が4月末に降りました。大雨の日もあり、土壌はなかなか通常の水分指数に戻らず心配もしました。
しかし5月からは、ボージョレ・ヌーボーになるガメイ種のブドウの葉は美しい緑色となり、豊かな色合いを見せてくれました。ブドウの木は狂ったように育っています。開花は数日で終わり、特徴的な香りが畑中に漂いました。
2020年ボージョレ・ヌーボー畑からのレポート(7月)
7月の現地からのレポートを引き続き、ラブレ・ロワの醸造責任者であるブリジット・プッツさんに伝えていただきます。
※上記動画内の字幕について誤字がありました。お詫びして訂正いたします。
素晴らしい衛星状態→衛生状態
6月の初めから6月の終わりまで、気温は例年よりかなり下がりました。ブドウの木の葉は、強く反応して赤くなりましたが、ガメイの成熟を遅らせることにはなりませんでした。そして待望の雨が降りましたが(平均降水量45mm)、水不足を心配しました。
7月に入ってからは、ボージョレ全域やブルゴーニュの至る所で、生育サイクルがヴェレゾン(色付き)の段階に突入。果実が色を変え始めました!
水不足を心配した時期もありましたが、7月末時点においてボージョレ各区画のブドウは非常に健康で、契約ブドウ栽培農家の方たちは、例年よりも早めの収穫を8月24日頃に予定しています。
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ブリジット・プッツさん、ボージョレからのレポートありがとうございました。ブドウは順調に育っているようで安心しました。毎年恒例のボージョレ・ヌーボーですが、今年は色々なことに感謝して乾杯したいな、離れて住む両親にも贈りたいなと思っています。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。