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ワインに寄り添うアペロレシピ vol.16
~缶詰を使った簡単レシピ!~
「コーンチーズ蒸しパン」

ワインと軽いおつまみを用意して、夕食前の“ちょい飲み”を楽しむフランスの食習慣「アペロ」。「おうちワインをもっと楽しみたい」という需要に、このアペロ文化が持つ気軽さがフィットしているようです。そこで!WINE OPENERからお届けするのが、ご家庭でストックしている人も多い「缶詰」を使った 簡単レシピ。缶詰を使うことで調理工程が減り、時短にもなります。教えていただくのは、テレビの料理番組をはじめ数多くのメディアに出演する人気料理家・山脇りこさん。今回は「コーン缶」を使った、ワインに寄り添うアペロレシピをご紹介します。

text WINE OPENER編集部 photo よねくらりょう

アペロレシピvol.6

M.シャプティエ

■教える人

 山脇りこ(やまわき・りこ)

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料理家。長崎で旅館業を営む家庭に生まれ、出汁の香りが朝の訪れを告げる環境で育つ。幼少期から厨房に出入りし、板前さんの包丁さばきに憧れを抱く。「振り返れば、幼少期の影響が大きかった」と山脇さん。料理家として現在は、日本の郷土料理や家庭料理、そして世界の食卓事情にまでアンテナをはり、旬と伝統を大切にした仕事を続けている。テレビや雑誌など数多くのメディアに出演、著書はレシピ本をはじめ多数あり、2023年3月には旅エッセイ「50歳からのごきげんひとり旅」を上梓。代官山で料理教室<リコズキッチン>を開催している。Instagram @yamawakiriko(外部サイトへリンクします)

コーンチーズ蒸しパン

ワインを飲みながら「あともうひと品欲しい…」なんてこと、よくありませんか? そんなときに活躍するのが、手間なく簡単に作れる缶詰レシピ! 今回ご紹介する「コーンチーズ蒸しパン」も、材料を混ぜ合わせてレンジで蒸すだけの超シンプルな調理工程です。塩味を効かせた辛党蒸しパンで、食べる前に黒胡椒を振りかけるとよりワインに合います。「コーンチーズ蒸しパンは時間が経つと固くなってしまうので、食べる分だけを作り、ワインと一緒にぜひ出来立ての味をお楽しみください」と山脇さん。選ぶワインは辛口の白がおすすめですが、プロセスチーズではなくブルーチーズを使うなら赤ワインにも合います。

■調理時間の目安 8分

■材料:4個分

・プロセスチーズ:40g

・くるみ:12粒

・卵:1個

・オリーブオイル:大さじ2

・塩:ひとつまみ

・ホットケーキミックス:100g

・コーン缶:90g(実のみ)

・ベーキングカップ:4個(直径7㎝×縦4㎝)

■作り方

①チーズを1㎝角に切る。くるみは1粒が3~4個になるように割る。

②ボウルに卵を入れ、少し泡立つくらいまで混ぜる。オリーブオイル、塩、ホットケーキミックスを加えて、全体を混ぜ合わせる。

③水気を切ったコーンと①を②に加え、ざっくりと全体を混ぜ合わせる。このタネをベーキングカップの6分目ぐらいまで注ぎ入れ、600Wの電子レンジで3分加熱する。

 

※電子レンジによって若干の違いがあるため、竹串を刺して何もついてこなければ蒸し上がっています。蒸し時間が足りない場合は、30秒ずつ足してください。

POINT!

アペロレシピvol.16

使用するベーキングカップは柔らかい紙型(写真左)ではなく、生地を流し込んでも自立するタイプを(写真中央)。紙コップでも代用可能です。流し込む生地の量は、カップの約6分目を目安に。

 

■TODAY’s WINE

アペロレシピvol.16

フランス・ローヌの銘醸地、タン・エルミタージュで1808年に創業したM.シャプティエ。現在の7代目当主に至るまで、家族で畑を守り、テロワールを尊重する姿勢を貫いています。この「M.シャプティエ マリウス ブラン by ミシェル・シャプティエ」は、果実味に溢れ、程よい酸味と熟した果実のニュアンスがバランスよく感じられる辛口白ワイン。手頃な価格で、M.シャプティエの芸術的な味わいを楽しむことができます。エチケットのカラーが「コーンチーズ蒸しパン」の色合いともマッチします。

 

M.シャプティエ マリウス ブラン by ミシェル・シャプティエ

■ワイン紹介

M.シャプティエ

M.シャプティエ マリウス ブラン by ミシェル・シャプティエ

参考小売価格:税抜1,100円

 

 

 

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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。