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ワインに寄り添うアペロレシピ vol.15
~おなじみの食材を使った簡単レシピ!~
「タラモサラダのタパス」

ワインと軽いおつまみを用意して、夕食前の“ちょい飲み”を楽しむフランスの食習慣「アペロ」。「おうちワインをもっと楽しみたい」という需要に、このアペロ文化が持つ気軽さがフィットしているようです。そこで!WINE OPENERからお届けするのが、ワインに合う身近な食材を使った簡単レシピ。テレビの料理番組をはじめ数多くのメディアに出演する人気料理家・山脇りこさんに、たらことじゃがいもを使った定番料理「タラモサラダ」を、ワインに合うようにアレンジしてもらいました。 

text WINE OPENER編集部 photo よねくらりょう

アペロレシピVol.15

■教える人

 山脇りこ(やまわき・りこ)

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料理家。長崎で旅館業を営む家庭に生まれ、出汁の香りが朝の訪れを告げる環境で育つ。幼少期から厨房に出入りし、板前さんの包丁さばきに憧れを抱く。「振り返れば、幼少期の影響が大きかった」と山脇さん。料理家として現在は、日本の郷土料理や家庭料理、そして世界の食卓事情にまでアンテナをはり、旬と伝統を大切にした仕事を続けている。テレビや雑誌など数多くのメディアに出演、著書はレシピ本をはじめ多数あり、2023年3月には旅エッセイ「50歳からのごきげんひとり旅」を上梓。代官山で料理教室<リコズキッチン>を開催している。Instagram @yamawakiriko(外部サイトへリンクします)

タラモサラダのタパス

タラモサラダとは、魚卵のサラダを意味するギリシャ料理。たらことじゃがいもを使ったサラダは、日本の食卓でもおなじみですよね。「たらことじゃがいものサラダは和風なイメージもありますが、ブラックオリーブと塩レモンを加えてバゲットにのせればタパス風に。ぐっとワインに寄り添います」と山脇さん。たらこを焼く際は、魚焼きグリルでもオーブントースターでもOK。焼き加減は少しレアくらいがちょうど良いそうです。選ぶワインは、ライトで辛口の白を。スペイン産のワインと合わせて、バル気分を楽しむのもいいかもしれません。地中海の風を感じるアペロタイムには、春の優しい日差しが似合いそう!

■調理時間の目安 11分

■材料:2人分

・レモン:半個
・塩:小さじ1/4
・ブラックオリーブ:8粒
・オリーブオイル:小さじ1
・たらこ:片腹 (1本)
・じゃがいも:1個
・バゲット:適量

■作り方

①レモンを薄い輪切りで4枚切り、塩をまぶして10分ほど置く。ブラックオリーブを5㎜幅に切る。

②アルミホイルにオリーブオイルを引き、たらこをのせてオーブントースターで3分焼く。焼きあがったら皮ごと4~5等分に切る。

③じゃがいもを洗い、皮ごと茹でる。竹串が通るまで茹で、熱いうちに皮を剥く(※火傷に注意!)。ボールに入れ、①で残ったレモンの汁を絞り、ざっくりと潰す。

④③が熱いうちに、①のブラックオリーブと②のたらこを加えて合わせる。味見をして塩気が足りなかったら、塩をひとつまみ(分量外)加える。こんがり焼いたバゲットにのせて、レモンを添えて出来上がり。

POINT!

アペロレシピVol.15

じゃがいもは潰しすぎないように! じゃがいもとたらこの食感を残したほうが、美味しく仕上がります。

 

■TODAY’s WINE

アペロレシピVol.15

パラ・ヒメネスのワイン造りには、有機認証のブドウのみが使用されています。2008年にはビオディナミ農法の公式認証Demeter(デメテール)を獲得し、持続可能な循環型農業をフィロソフィーに掲げているワイナリーです。ブドウの他にも、たまねぎ・にんにくなど、オーガニック100%の農作物を栽培。羊を飼育し、その乳から作るDemeter認証取得のチーズも生産しています。この「パラ・ヒメネス シャルドネ[オーガニック」は、そんなパラ・ヒメネスの定番商品。完熟した果実の甘いアロマとスパイシーな香りがありながら、とてもライトな飲み口です。オーガニックの優しい味わいが「タラモサラダのタパス」に寄り添います。

 

■ワイン紹介

パラ・ヒメネス
パラ・ヒメネス シャルドネ[オーガニック]

参考小売価格:税抜1,000円

 

 

 

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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。