■教える人

　山脇りこ（やまわき・りこ）

料理家。長崎で旅館業を営む家庭に生まれ、出汁の香りが朝の訪れを告げる環境で育つ。幼少期から厨房に出入りし、板前さんの包丁さばきに憧れを抱く。「振り返れば、幼少期の影響が大きかった」と山脇さん。料理家として現在は、日本の郷土料理や家庭料理、そして世界の食卓事情にまでアンテナをはり、旬と伝統を大切にした仕事を続けている。テレビや雑誌など数多くのメディアに出演、著書も『疲れていてもこれならできそう！ ＃食材3つ ＃3ステップで完成　毎日食べたい　かんたん3×3レシピ』（ぴあ）など多数。代官山で料理教室＜リコズキッチン＞を開催している。 Instagram @yamawakiriko

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メロンとチーズ、きゅうりのサラダ

真夏のキッチンで火を使う調理は、とても暑く酷なものです。そこで提案したいのが、まったく火を使わず、夏を代表する食材を用いた涼感アペロレシピです。この『メロンとチーズ、きゅうりのサラダ』は、食材を切って調味料と合わせるだけなので超カンタン！ 今回合わせるワインは、更に冷感を誘うスパークリングワイン！ 　山脇さんが「スパークリングワインの中でも、爽やかな味わいのイタリア産のプロセッコと合わせるイメージでレシピを考えました」という通り、旬のメロンときゅうり、ミントの清涼感が、プロセッコの爽やかな泡にマッチします。「お使いいただくチーズは、カマンベールチーズやブリーチーズなどクセの少ないチーズがおすすめです。また、高価なマスクメロンなどではなく、キンショーメロンなど野菜感覚で使える小振りなメロンのほうが美味しく仕上がります」と山脇さん。食べる直前にオリーブオイルをかけても美味しいそう。夏の宵の乾杯は、しっかりと冷やしたプロセッコと『メロンとチーズ、きゅうりのサラダ』のペアリングで決まり！

■調理時間の目安 8分

■材料：2～3人分

■作り方

①きゅうりの皮を縞目に剥き、小口に切る。塩を振り、５～６分置いてから流水にさらし、しっかりと絞る。

②メロンの皮を剥き、1.5㎝角に切る。チーズも同じくらいの大きさに切る。

③ボウルに塩、レモン汁、ミントの葉を加えて混ぜ合わせ、①と②を加えてざっくり全体を和えて出来上がり。

POINT！

小口切りしたきゅうりに塩を振り、水分が出るのを待っている間にメロンとチーズをカットする作業を済ませておきましょう。

POINT！

メロンとチーズは1.5㎝角程度のダイス状にするのがポイント！　これくらいの大きさで和えると、味がよくまとまります。

■TODAY’s WINE

ヴァル・ドッカは1952年創業の北イタリアの名門で、602軒のぶどう農家で構成される協同組合が経営するワイナリーです。今回セレクトしたのは、DOC格付の『プロセッコ エクストラ ドライ ブルー ミレジマート』。グレーラ種が主体で、爽やかで優しい酸味が特長です。熟成期間を置かない分、ぶどうのフレッシュさを味わうことができ、優しい味わいからも乾杯時の1本として高い評価を得ています。「爽やかなブルーのボトルもまた、夏の食卓を彩る要素のひとつだと思います」と山脇さん。『メロンとチーズ、きゅうりのサラダ』とのペアリングは、味わいはもちろん、清涼な見た目の合わせもお楽しみいただけます。

■ワイン紹介

ヴァル・ドッカ
プロセッコ エクストラ ドライ ブルー ミレジマート

参考小売価格：税抜1,680円

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※ワインについては、記事掲載時点での情報です。